信長の野望オンライン 思い出話

伊達家実装後、しばらくして引退した人が,信ONの思い出話を延々と述べます。

大混雑だよ、飛龍の章その1

2023-07-03 17:49:35 | 信オン
2004年の12月、待望の大型アップデート「飛龍の章」がサービス開始された。
トライアルダンジョンや根の国、知行などなどマンネリ化や職業間の不遇・優遇の差の打破が期待されていた。
いろんなことが起きすぎており、一度に全部を話すと長くなりすぎるので、今回は既存のダンジョンが混雑しまくった話をしようと思う。

「飛龍の章」の目玉の一つ、各職業に特化が追加された。今でも続いている「武芸」や「忍法」「医術」といった特化の本当に根本となったものである。
当時の「新目録」は超目玉コンテンツであったため、実際に特化目録をゲットするにはそれなり、というか壮絶な労力を要するクエストが用意されていたのである。

特化間で大きく差別化を取りたかったという意図があったのかもしれないが、いきなり3目録分、技能でいうと12個ほどの新技能が1特化につき追加された。
この「特化目録1~3」を手に入れるには、当時フィールドダンジョンのゾーンドロップからあるアイテムが必要となったのである。

それが、楮紙目録断片1~5、雁皮紙目録断片1~5、三椏紙目録断片1~5である。
一つのダンジョンにつき、楮・雁皮・三椏それぞれが1種類ゾーンドロップする仕様となっていた。
例をあげると、比叡山叢雲堂からは楮紙・壱、雁皮・伍、三椏・四がドロップすることになっており、高レベルなNPCしか三椏を落とさないようになっていた。
必要枚数は仕官日数によって決まり、0-29日だと各10枚、30-59枚で各9枚といった形で、最小で各5枚ずつである。

それだけ書けば、どのようなことが起きたかは想像もたやすいことだろう。24時間NPCがほぼほぼ枯れている状況、NPCの取り合いが各地で起きていた。
そして、最も劣悪な環境であった地の獄が「富士地下洞穴」の三椏・弐であった。このダンジョンは全体的にNPCのレベルが低く、このダンジョンのみのドロップの三椏・弐がすさまじく手に入りにくい状況であった。

もともとNPCのレベルが高い「比叡山叢雲堂」や「千引の石洞穴」むしろすぐに集まり混雑することはなかったのだが、特化3の「富士地下洞穴」だけはどのプレイヤーも手こずることとなり、かなりの期間混雑されている状況であった。

良くも悪くも信長の野望オンラインに大旋風を巻き起こした「飛龍の章」。この特化目録の話もほんの氷山の一角でしかなかったのである。特化のよる格差社会、強化された武将、遅々として進まない知行・新生産、寝落ちと隣り合わせの根の国。
しばらくは飛龍の章の話を続けてみようかと思う。

どの大名家に仕官するか問題

2023-07-03 10:31:28 | 信オン
今現在では、ゲーム開始時のチュートリアルが非常に充実し、どこの大名家に仕官するかはすぐに決めなくてもよくなったのだが、当初はキャラ作成時すぐに大名家に仕官する仕様になっていた。

織田家と武田家に仕官するのでは環境が同じなわけはないのだが、出奔や推挙(ただし、推挙は最初のことはなかった)というシステムがある。
多少手間やデメリットはあるにしても、移籍をすること自体はそこまで問題ではなかった。

ところがである、どこの大名家に仕官したかで取り返しのつかない要素が一つだけあったのだ。
それは、「勢力ボーナス」と呼ばれる要素である。

端的に言えば、今現在では初期振りを+12で振り分けているが、それを、各大名家で+2分だけ固定されており、当初は+10のみ、プレイヤーが振り分けられていたのである。

以下が勢力ボーナスと呼ばれていたものである。

上杉家…腕力+2
北条家…耐久+2
武田家…腕力+1、知力+1
今川家…知力+2、水属性+1、耐久-1
徳川家…腕力+1、耐久+1
織田家…魅力+1、火属性+1
斎藤家…知力+1、魅力+1
本願寺…耐久+1、知力+1
朝倉家…耐久-1、器用+1、魅力+1、風属性+1
浅井家…耐久+1、器用+1
足利家…魅力+2
伊賀忍…器用+2、土属性+1、魅力-1
三好家…水属性+1、風属性+1
雑賀衆…腕力+1、器用+1

伊達家、真田家実装時にはすでに廃止されていたのではあるが、大名家によって格差があるのは一目瞭然だろう。
貴重な初期振りを属性に取られているところもあれば、KOEIが何を思ったか、耐久をマイナスになっている大名家もあるのだ。

コンテンツが進むにつれて、この不公平さに対する要望が増えていき、結局は勢力ボーナスというものは廃止され、既存のキャラクターには初期振りのやり直しを一度のみ無料で行えたのである。

ちなみに作者は、1stを烈風鯖に忍者で雑賀衆で作っている。
その理由などはまたおいおい話していくことにしよう。