ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

足立区の富士山 「千住神社」「千住川田浅間神社」富士塚 その3~

旅のあいまに


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江戸時代には各地に「冨士講」が組織され

「八百八町」に「八百八講」あり

「講中八万人」とうたわれました。


「富士山に登らなけれぼ江戸っ子じゃない」と言われたほど

富士山人気は大いに盛り上がり

今でいう旅行会社のようなところが

まとまった人数を引き連れて富士山に登りました。

 

日程は大休8日間。

もちろん全行程歩きです。

帰途には物見遊山の楽しみもあったともいいますが

「一大決心の旅」であり

すべての人は行けるわけではなく、

「体力、ひま、お金」の三拍子がそろわないと

富士山には登れなかったといいます。

 

それで、町内に誰でも登れる富士山を作ればいいということで

「ミニ富士山」こと『 富士塚 』が作られました。


都内にある「富士塚」をめぐってみます。

 

 

まずは、「千住宮元富士」に行ってみます。

「千住神社」の右側に富士塚があります。


こちらは、「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」を勧請し

多くの講道者で賑わいました。


現在でも富士山開きの7月1日のみ、「登山参拝」ができます。

これは富士浅間神社の御祭神・木花開耶姫命が猛火の中で


皇太子をご安産なされたという故事に習い

火防・安産・産業の守護神として尊崇され、富士を御神体山としています。

 

もう一つは、近くの「氷川神社」にある「千住川田浅間神社富士塚」に行ってみます。


この富士塚は、町の西北(元宿)川田耕地の境内から

昭和43年に現在の地に移されて復元されたものだそうです。


文字通り溶岩をもとに固められ、登山道までもうけた高さ3mの富士塚です。


山頂に、天保二年(1831)銘の石祠が安置されています。


塔碑が多く、最古の碑は、文政七年(1824)のもので、

「丸藤惣同行富士三十三度大願成就」と彫ってあります。


自転車で神社を巡れば、小高い山を発見されるはずです。

 

江戸時代の庶民の息遣いを感じながら、登山すると


はるかビルに隠れた「富士山」を拝めるかも しれません。

 

くリックするとジャンプします!

①東京23区に78個ぐらいもあった 富士山 ? その1~

②渋谷区の富士山 「千駄ヶ谷富士」富士塚 その2~

③足立区の富士山 「千住神社」「千住川田浅間神社」富士塚 その3~

④台東区の富士山 「下谷坂本富士」富士塚 その4~

⑤北区の富士山 「十条富士塚」都内 七冨士めぐり その5

 

 

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