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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

坂の上の雲 壮大な人間ドラマ

 

 

NHKで見た「坂の上の雲」

初回放送は 89分版 3年にわたって放送された 壮大な人間ドラマです

2009年に第1部
2010年に第2部
2011年に第3部


「2011年 区切りの年 汗を流しに訪れた 愛媛・松山」


2014年 BSプレミアムにて44分版を放送

 

そして今回 「スペシャルドラマ 坂の上の雲」を放送します

<44分版> 
2024年9月8日~ 毎週日曜日 
午後11時から午後11時44分 
全26回 ※89分版を前編・後編に再編集したものです
総合テレビ 
 
<89分版> 
2024年10月4日~ 毎週金曜日 
午後8時15分から午後9時44分 
全13回 
BSプレミアム4K

 


 

「坂の上の雲ミュージアム」 2回目の訪問です 

 

テレビでも放映した

司馬遼太郎氏の小説『坂の上の雲』をテーマにした ミュージアムです

松山出身の 「秋山好古と秋山真之、兄弟」と「正岡子規」の

3人の生涯を通して

近代国家として成長していく 明治日本のすがたを描いています

 

◯秋山好古(あきやま・よしふる) 

阿部 寛 陸軍軍人 真之の兄

日露戦争では 騎兵第一旅団長として コサック師団と互角に戦い

後に「日本騎兵の父」と称されます

 

◯秋山真之(あきやま・さねゆき) 

本木雅弘 海軍軍人

日露戦争では 作戦参謀として 日本海海戦の作戦を立案します

 

◯正岡子規 (まさおかしき) 

香川照之 

 

また楽しみにして 視聴しましょ

 

 



テレビを見て記憶しているのが 

作品の時代観で使われたこの文面

 

まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。

小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年のあいだ読書階級であった旧士族しかいなかった。
明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものをもった。
誰もが「国民」になった。
不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者として、その新鮮さに昂揚した。(昂揚:気分が高まること。)

 

この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。
社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格をとるために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、教師にも、軍人にも、成り得た。


この時代の明るさは、こういう楽天主義(オプティミズム)から来ている。

今から思えば、実に滑稽なことに、コメと絹の他に主要産業のない国家の連中は、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。

陸軍も同様である。

財政の成り立つはずがない。

が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、元々維新成立の大目的であったし、維新後の新国民の少年のような希望であった。

この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決し、どのように振舞ったかという物語である。

主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。

が、ともかく我々は三人の人物の跡を追わねばならない。

 

四国は、伊予松山に三人の男がいた。

この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるに当って、勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを実施した。

その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサック師団を破るという奇跡を遂げた。

もう一人は、俳句短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて、 その中興の祖となった俳人・正岡子規である。

彼らは明治という時代人の体質で、前をのみを見つめながら歩く。
上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて、坂を上っていくであろう。

 


 

 

『坂の上の雲』のまちづくりの核となる 建造物は

特異な三角形という 大胆な形状の 地上4階

ここを設計したのは あの日本を代表する 建築家の安藤忠雄氏

柱のない 空中階段は必見です

 

 


2階のミュージアムカフェで お茶にします

「伊予かすり」のコースターにのった 「砥部焼(とべやき)」の器と

「一六タルト」がついた 「ミュージアムセット」をいただきます

 

 

1日ゆっくりと二ヶ所

松山城と坂の上の雲ミュージアムをまわって 伊予鉄で帰ります。

 

【関連ブログ】

「日本最古の道後温泉ヘ 油屋熊ハ 別府ひとり旅 回顧」⇩クリック

「①松山 道後温泉 ふたたび 道後の湯に洗へ 1/3 回顧」⇩クリック

 

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