ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

虎の門 あ~痛かった闘病日記 脊柱管狭窄症

 

ついにあの腰の痛さが、再び!!

13年前にも腰部脊柱管狭窄症に悲鳴をあげ、右足のしびれと付き合いながら

今まで上手く付き合ってきたのに

運動といえばスポーツジムで修行僧ばりの水中歩行に明け暮れ

旅や温泉やウォーキングも慎重にこなしてきたのに  

でも、10年以上も経つとあのお方はやって来るんです。

 

暮れから腰が痛む 年を開けても痛さが引かない 何かおかしい。

病院に行っても坐骨神経痛ですと言われ

そ~なのかと感じているうちに、2月には痛みが引いてきた よかったよかったと安堵する。 

あのお方は帰ってくれたんだと・・ しかし、あのお方は許してくれなかったのです。

 

翌月にまた痛くなる。立てない。 そしてとうとうあの13年前の痛さがやって来た。

左の腰、臀部、左足付け根から膝までの大腿部に、言葉に出来ないほどの激痛が走る

頭をかきむしる「ヴ~ヴッッッッ」と言葉にならない痛さ 耐える・耐える・耐える 

しかし、どうしょうもない。 連れ合いは、119番に電話する 

痛さと葛藤しながら病院へ向かう まだか、早く!。

 

着いた早々、CT、腹部エコー、MRI、X線、心電と検査する。

検査するにも動くと痛さが「ヴ~ヴッッッッ」と 自分と葛藤するしかない

内蔵には異常なく、腰椎間板ヘルニアと診断される、左足にもきてしまった。

そして、あのお方を落ち着かせるために、何度もお会いした「神経ブロック注射」を打つと言う。 

うつ伏せになり、臀部を持ち上げ、尾てい骨から打つあれだ。

針を刺す時には痛いし、麻酔液が入ってくる時の痛さがよみがえる

怖い!、勘弁してくれ、でもこの痛さを治したい 「ヴ~ヴッッッッ アア゙ッッッッッ まだですか!」 『もう少しです。ハイ終わりました。』 汗はびっしょりかき 

まだ痛みは変わらない、このまま病室に運ばれ 脊髄に点滴を受けながら、ベッドの上で2日間経過する。

郷里から心配して春の訪れを送ってくれる。 みどりの色が鮮やか ありがとう

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ベッドから霞ヶ関ビルが見える。その後ろが文部科学省の建物だ。

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そして、まちに待っていない2回目の「神経ブロック」を今日すると言う。

「先生、心の準備も出来ていないのに突然ですか!」 

時間が近づくにつれ鼓動が激しくなる。

しかし、今回の私は違った「刺された痛みも感じず 日本製の針の技術はさすがだな~と 余裕」 「今日は痛くないもんねと高をくくっていたら きました「ヴ~ヴッッッッ」液が入るこの感覚」 負けるわけにはいかない。

先生は私が声を押し殺し我慢してるのを良い事に、前回より長め 「いつ終わるの 先生ッ 」と言いたいのを飲み込み「先生の気の済むまで」どうぞの気持ち。。。

腰の痛みは幾分やわらいだが、左足の痛さとしびれはそのまま

なおも脊髄に点滴を受けながら(コ・ボレーヌ男性尿器と差し込み便器)を使いながら 身動き出来ず5日間経過する。

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連れ合いは、毎日病院まで通ってくれる。ありがたい

今日の夕食は駅弁を買ってきた「海鮮萬両玉手箱」隣で美味そうに食べている。

たまご焼きの下に隠れている海鮮「お~玉手箱や~」

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私は、1日1400カロリーの食事、「ひとつくれないかね~」

 

 

先生の巡回だ。 

思い出したくもない 噂に聞いた「神経根ブロック注射」を明日すると言う。

13年前にもしたはずだが、痛さの記憶はなくなっている

連れ合いにネットで情報を集めさせると 「下肢の知覚と運動を支配する神経根に、直接針を刺し、麻酔剤を注入する」という。

「針があたった瞬間はかなり痛い、まれにショックが起こる」と書いてある。

あ~憂鬱になってくる 尾てい骨神経ブロックとはワケが違う 

 

我慢できるだろうか 指折り数えても待ちたくない日がやって来た。

もうどうにでもしてくれ的にストレッチに乗り換える。

レントゲン室に運ばれる 先生はニコニコしながら「頑張りましょうね」と一言

臀部を出してうつぶせになる、心臓はバクバク。

「えぇぃ まな板の鯉だ!!」と思いたいが なかなかその気にはなれない。 

息が荒くなってくる 消毒を数回し、皮膚麻酔注射をブスリ。

3回ぐらい打っただろうか。 そして先生が「いくよ! 痛い箇所に当たったら言ってね!」と言う。

 

「ハイとそこですと言えるのか その前にショックで意識が無くなってるかも」 レントゲンを撮りながら神経の根を目指して針をさす!

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先生は、「ここ痛くない」『いえ』「違う!」「それともここ」『いえ』と、掛けあい漫才なみに息を合わせる しかし次の瞬間「ヴ~ギアッッッッ」神経に当たったらしい、痛い。

背骨に電気がビリビリ走る。 先生は、「ここだね」『ハイ』「もう一回いくよ」『えっっ』『そこ! そこです!』

先生「ステロイド流すよ!」 『ハイ』 もう何でもいいからお願いします。

すると下半身の力が抜けていく感じ。2時間ぐらい安静にしていると痛みが無くなっくる

しびれは、まだ幾分残ってる。 

汗びっしょり、目はうつろ、息は絶え絶え 「あ~っ 終わっったぁ)

翌日から歩行器を使って歩かせる「歩けるスイスイと」 

12日ぶりのシャワーも浴びて、さっぱり気持ちいい~

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いいぞ~ いいぞ~  ベッドの窓越しに立って暖かい方を振り向くと、日の出が茜色に輝いている。 暖かい日差しに元気付けられるな~。

しかし、痛みは出ないと思ってたのに。 3日目にまた、あのお方が足の付け根にあらわれる。 

立てなくなる。痛い! またベッドの上に、天井を見上げる生活に逆戻り。

コ・ボレーヌ男性尿器と差し込み便器を看護師に頼む。

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甥っ子から九州の桜の写メ送ってくれる。 ありがたい。 

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怖くて歩けない。 

あのお方に会うのはコリゴリだが、このままでは、4日間安静にして、痛さが出ないように ゆっくりと ゆっくりと葛藤しながら自分を奮い立たせる。

ベッドに腰かけてみる。できた。 翌日、歩行器を補助にして立ってみる。できた。

その翌日、歩行器を使って歩いてみる。 歩けたよ。 

渡り廊下で窓越しに桜を見ることが出来た。

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つえを使って歩いてみる。 東京タワーを窓越しに見れた。

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花色があざやか綺麗だ。ほんとに心なごむ。

心に余裕が出来たのか写メ数が多くなる。職場の方に感謝

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二足歩行で歩いてみる。 毎日、建設中の虎ノ門ヒルズを眺める。

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リハビリするたびに力がついてくる 左足のしびれは強く残るが、付き合っていくしかない 

あのお方はどこかに旅だってくれたのか また突然帰ってくるかも、 

しかし、こちらとしてはお会いしたくない。

 

腰の痛みは37年の付き合い。このブログを書けたのも、わずかに元気になった証か。。〔入院生活26日間〕 

さあ~早く治して どこかにぶら~り行きたいですね~ 

まだ当分療養かな。では、またお会いするまで      

 



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