来年も溶岩焼を食べたいねと行幸橋を渡りながら話していると、
お~ 褐色の渋い車両が疾走しています。
水戸岡鋭治氏のデザインした新型超低床電車「C O C O R O」。
九州を縦断する「クルーズトレイン ななつ星in九州」の外観によく似ています。
平成27年3月31日に閉店した「熊本交通センター」がチラリと見えています。
「センタープラザ」の思い出
昭和43年頃、父に連れられて行った、
交通センターの地下にあった「センタープラザ」、
その一角にあった小さな串揚げ屋さん。
カウンターにもとどかない下で、
弟と二人で食べた串揚げ、
せつなく美味しかった思い出があります。
センタープラザのCM曲が思い出されます。
イズミの広場で~ 会いましょうと~ ♪
あなたの言葉を~ 思い出す~
最後のバスは~ もうすぐ出るのに~
いつまでも いつまでも~ センタ~プラザ~♪
【昭和48年(増築当時)の交通センター】
学生時代「VAN」のお店に通った懐かしい通りに来ました。
長さ511mの高層アーケード「下通り商店街(しもとおり)」を通り、熊本城が見える路面電車通りに向かいます。
ここは、「新市街・上通り商店街」の中央に位置し、熊本を代表するファッションストリートです。
花屋さんでランを求めます。
熊本の中心地に出て来ました。
元々の中心街はJR熊本駅にあったようですが、今は3キロほど離れたお城の周りが栄えるようになったそうです。
下通りを背にして電車通りを渡ると向かいに「上通りのアーケード街」が見えてきます。
長さは360mあり、衣料品店や雑貨店、書店など、新旧の店舗が混在しています。高い天井からは日光が差し込み、明るく開放感が溢れる通りは、パリのオルセー美術館をイメージしたそうです。
中学・高校の学生時代は、この通りに同級生が住んでいたので、学ランでよく闊歩したものです。
上通り(かみとおり)の入口にある昭和20年創業の「岡田珈琲」昔の面影がそのまま残っています。
昭和45年頃、右隣にあった映画館「熊本宝塚劇場」の帰りに気取って訪れたものです。
夏の熊本暑すぎます「鶴屋デパート」で涼もうか、
それとも熊本市民が愛する「蜂楽饅頭(ほうらく まんじゅう)」に伺いましょうか。
40年ぶりの再会です。やっぱり長い行列が出来ています。
なんといっても名物は「回転焼」、黒あんと白あんがありますが、私は白あん派です。
円形部の皮が薄く、豆粒が残った餡が、ぎっしりと重いのです。
難点を言えば開けて見るまで、黒あんと白あんの区別がつかないことですか。
回転焼の美味しいのもわかっているのですが、この暑さです。
夏季限定のカキ氷を楽しみます!
値段を見てびっくり、蜂楽饅頭さんの心意気に感謝します!
「宇治金時」と「宇治蜂楽」を頼みます。
宇治金時の中には、蜂楽饅頭の黒餡とは別物の金時餡が入っています。
宇治蜂楽は、バニラアイスが入っています。
ひと口、抹茶は味が濃くてしっかり香る本物です、細かい氷のためかふわふわして頭にキーンときません!。
乳白色の昭和レトロのガラス皿がいいですね~
大人の味、抹茶を頼んだものの周りを見ると~
なんでしょう! 綺麗な水色、赤色を頼んでいる人でいっぱいです。
店員さんも赤、青を連呼しています。
お隣りの方も頼んでいます、お願いして写真を撮らせてもらうと、「ぼくは赤(イチゴ蜜かけ)に夢中みたい!」
注文の半分を占める大人気商品らしいのですが、水色のインパクトは強烈です。
名前は「コバルトアイス」
どんな味か気になりますが来年の楽しみにしましょ。
しかし、私の子供時代にもあったのかな~?
※Mailでたずねると「蜂楽饅頭の創業は、昭和28年に水俣市で創業。戦前から養蜂業を営んでおり、戦後、蜂蜜入りのまんじゅうを作って販売。
「コバルトアイスの販売時期」を尋ねた所「正確な記録が弊社にも残っておりません。当時を知る人たちに聞きますと、昭和20年代後半には販売していたとの事です。」
営業は10時~19時、火曜休み
蜂楽饅頭90円
かき氷は夏季限定(5月中旬~10月中旬販売)
40年も経つと知らない事ばかりですね~ 記憶も薄らいできましたが、
熊本の町をさるいて 記憶を留めます。
次回も暑い日に、城下町熊本をさるきたいものです。