2012年のある日、所用の帰りに気になっていた港町に向かいます。
広島県福山市鞆町にある「鞆の浦」を知ったのは
宮崎駿氏の「崖の上のポニョ」の構想を練った場所。
作中の中にもバス名が同じだったり、仙酔島に似た風景があったりと。
しかし、この港町を歩き回っているうちに、かつてこの港が、潮待ちの港として栄えたこと。
武人、文人、芸術家が交わり、先進的な瀬戸内の歴史と文化を作ってきたこと。
船が風と潮の流れを利用していた時代、瀬戸内海の潮の分かれ目となった場所で、潮の満ち引きを待つ船が集っていたこと。
タイムスリップしたような錯覚におちいる魅力的な町並み、1泊2日でひとり旅をして来ました。
福山駅で降り、まずは予約していた駅弁を取りに行きます。
「福山ばら寿司」1000円 バラの街、福山にちなんだ商品です。
すし飯の上に鯛、あなご、いくら、菜の花でバラの花を描いた彩り豊かな弁当です。
そしてもう一つ、「広島の味覚 かきめし」950円 広島県産牡蠣を盛り込んだお弁当です。
牡蠣の下に昆布の佃煮、牡蠣も大きくやみつきになる味です。
当時は工事中だった福山駅前、今はロータリーが整備されていることでしょう。
鞆の浦までは、バスで行きます。
鞆港(ともこう)行に乗車。
市街地を抜けて芦田川を渡り南下します。
左側に海を見ながら、まだ見ぬ港町にワクワクしながら。
終点の鞆港に到着。
バス停の前がすぐ海で、鞆の街も広がっています。
いたるところで、金串に魚を刺している人が見られて。
石畳のある古い街並みが並んでいます。
街は趣があり、完全にタイムスリップしてしまいそう。
常夜灯のそばで、駅弁タイムです。
平日だったので人を見かけません。
江戸時代の灯台、替わりの常夜灯
文豪? 旅人
「鞆の浦 3部作」クリックしてご覧ください。
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