「崎陽軒 品川駅仮開業150年記念弁当」を受け取る前に品川宿をそぞろ
20数年ぶりでしょうか、開発中の品川駅旧東口 現高輪口から出てみます。
右側に出ると「品川駅創業記念碑」を見つけました。
明治5年(1872) に 品川 新橋(汐留)~横浜(桜木町) 間に開通したとされていますが
実は 正式開業の半年ほど前、明治5年5月7日に、品川~横浜間で仮開業しました。
つまり、品川駅は 日本で最初の鉄道駅で
記念碑の裏面には, 鉄道創業時の時刻表と運賃の表が、当時のまま刻まれています。
朝夕2往復運転されていたようですが、「運賃」は「賃金」、「8時」は「8字」と記されています。
見上げるとプリンスホテル、ここ品川から「リニア中央新幹線」が発車します。
ビルの間に「高山稲荷神社」がひっそりと建ち、手を合わせる方の多いこと。
「八ツ山橋」の向かいには、「御殿山トラストタワー」と「東京マリオットホテル」
御殿山は、江戸時代中期は桜の名所。この地は「城南五山」のひとつ。
※「城南五山」とは、「御殿山・八ツ山・島津山・池田山・花房山」の高台の総称で
もとは大名屋敷や大名出身ま邸宅があり、明治に入り、財閥や実業家に引き継がれました。
ここ八ツ山橋は、「ゴジラ」の上陸地点です。
電車は、「京急線 急行 羽田空港行」、右に降りると品川宿に
このカーブを走る東急電車を手前から望遠で狙いたいですね~
「旧東海道」から左にそれて、知らない道を歩いてみます。
道の奥に茶褐色の古い建物が目に入ります。
寄ると「SHINAGAWA1930」と書かれています。
東海道の宿場「品川宿」に奇跡的に残っていた5棟の建築群をリニューアルしました。
5つの交流の場は、「MamaPlus Cafe」の
①子連れコワーキングスペースと②ママ パパの第3の場所
「③MAKE HOUSE」
「④いにしえ酒店」
「⑤PORUTO LUNCH」
平日の日は静かです、魅力的な路地を作っています。
「品川浦 船溜まり」に向かいます。
水路にかかる石造りの「北品川橋」は大正末期のものです。
橋の欄干がなんとも味わいがあります。
見上げるとビル群にひっそりと浮かぶ屋形船やつり船
水辺と背景の品川の古い家並み
その向こうの品川駅周辺の再開発のビル群との対比は東京を象徴する風景です。
こちらの船溜まりは、当時の目黒川の河口付近です。
江戸時代の品川は、「江戸湊」の海の中です。
こんな穏やかな風景がこの品川船溜まりには残っています。
早朝や夕暮れ時は独特の風情があり、撮影や写生にもおすすめです。
ぐるりと回って「天洲橋」から眺める「船清丸」の屋形船
鵜が魚を狙っています。
かつて品川浦は「御菜八ヶ浦(おさい はちがうら)」といわれ
取れた魚を江戸城へ納める漁村の一つに決められていたそうです。
しかし、東京港建設のため漁場権利を東京都に譲り渡し、海苔養殖は幕を閉じました。
「品川浦の船溜まり」をぐるりとまわり写真におさめます。
そば屋に向かう前に「楽水橋(らくすい)」と気になる橋が
アーチ状の橋を渡って対岸まで行ってみます。
運河横にはジョギングやウォーキングできるスペースがすべての運河にあります。
別の対岸には、白い「T・Y・ハーバーレストラン」があります。
醸造所を併設したブルワリーレストラン、運河には水上ラウンジが浮かんでいます。
さてそろそろ開店の時間、昼まえにゆるりと「しながわ翁」に向かいます。
巨大なビルの間をとおりぬけ、突然と現る小さな間口
暖簾の色は、明るい柿渋色
開店早々の11時に入店、できれば蕎麦人もはけたあとに行きたいのですが
14時には、注文〆とのこと
早い時間に行ってグビっとズルっとたぐります。
まずは、エビスを飲んで、汗をさまします。出された宛ては大豆。
頼んだ宛て(あて)は、「しらすおろし」
シラスの塩味と辛味大根が相まってよく合います。
本酒の冷酒は、福島の「大七」を頼みます。
出されたお酒はガラスの徳利に注がれてちょこでグビ。
ついてきたのが、「椎茸と昆布煮」これでゆっくりと飲めますね。
お昼時、お客さんも増える前に「ざるもり」をたぐります。
蕎麦猪口の模様も上品で、つゆを少しさします。
ソバは、二八でしょうか、そばをすする音もなく私の音が響きます。
のど越しもよく蕎麦香も残り美味しくいただきました。
つゆは好みの江戸前
ころ合いよく出された蕎麦湯は、白濁とろ~り合格です。
汁の旨さを感じつつ、最後までいただきます。
初めて訪れた「手打ちそば しながわ翁」
こちらのお店、山梨の名店「翁」で修行を積んだ店主の蕎麦
旧東海道 品川宿「おきな」にまた訪れたくなりました。
品川駅の港南口も開発が進んで、水と緑の木々が気持ちよく茂っています。
「レインボーロード(品川駅東西自由通路)」を通りコンコースに向かいます。
ここには、荷物兼郵便車をイメージした「郵便ポスト」に「0キロポスト」があります。
品川駅には山手線と品鶴(ひんかく)線の2線の0kmポストがあります。
着きました「品川駅構内催事店舗」でお弁当を受け取ります。
「高輪築堤」の遺構「崎陽軒 品川駅仮開業150年記念弁当」を予約 ブログ
古くから交通の要衝として栄えた品川
寺社仏閣や観光ポイントがあり
都心と山の手の中間にある特性から
あたたかい庶民的な町がひろがっています。
「手打ちそば しながわ翁」
品川区北品川1-8-14 電話03-3471-0967
《昼の営業》
(平日)午前11時~午後2時30分(2時注文〆)
(土祝)午前10時~午後3時(2時30分注文〆)
《夜の営業》午後5時30分~午後9時(8時注文〆)
《定休日》毎週日曜日と第2、第4、第5月曜日
(定休日が祝日の場合も休ませて戴きます)
《祝 日》不定休
※禁煙
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