今年も務めていた職場から、恒例の旅行会の案内がとどいています。
何回目になるでしょうか?
職場を退いたあとも、飲み会やお誘いがあるのは嬉しいものです。
1回目 湯河原 高台にある幸太荘
2回目 草津 雪の中のにごり湯
3回目 沼津 海原に富士山をのぞみ
4回目 稲取 河津桜を見に
5回目 伊豆大島 高速船で島へ
今回は、6回目となる横浜泊、夜は中華街で宴です。
今日も晴れわたっています。集合は「馬車道駅」で2時。
時間があるので早めに家を出て、東京駅から東海道線に乗って、
ブルーラインに乗り換え「阪東橋駅」まで行きます。
ここはディープな下町「横浜橋通商店街」を歩きます。
「笑点」で有名な「桂 歌丸師匠」の出身地です。
綺麗な商店街です。アーケードも出来たばかりで綺麗です。
商店街を抜けると、またまた「三吉橋通り商店街」。
ここは店かずも少なく寂れています。
横路地を入ると明神鳥居形式の鳥居が見えます「中村八幡宮」。
手をあわせて行きましょ。
階段の左下に「不」と刻まれた石、何でしょうか。
案内板を見ると「内務省地理寮水準点(高低几号標)」とあります。
※横浜は、近代測量による地図(1/5000)が完成した最初の開港地。
明治に地図を作るため、三角測量や水準測量が行われた時の水準点が、この石標。
商店街の奥に昭和の雰囲気をかもし出している「やきそば磯村屋」さんを見つけました。
横浜は中華街、元町、みなとみらいとエキゾチックで、
お洒落なイメージですが、こんなお店が残っているとは。中に入って見ます。
89歳のおばあちゃんが、せっせと焼そばを作っています。
おすすめメニューは、肉と玉子とポテトが入った「三色焼そば」。
かたわらには80円のおでんが。
ここは、ラムネとおでんをとり、お店の方と語らいます。
創業60年。1日に200食も出るとか、俳優の浅野忠信さんは、
子供の頃からお店に来ているとか。この商店街もさびれちゃったとか。
下町の大変さを聞きながら店をあとにします。
どこか面白いお店はと尋ねると「浅見酒店」を教えてくれます。
酒屋さんに併設している立ち呑みがあるとのこと。 まだお昼前なのに。
中に入ると誰もいません 。
「角打ち」ですね。酒屋で立ち飲みすることを言うのですが。
部屋はタイムスリップしたかのような昭和の雰囲気です。
なにも頼まないのも気まずいので、小瓶とまぐろをもらいます。
外の喧騒を眺めながら、まったりした時間がこの中には流れています。
3時過ぎともなるといっぱいになるよとご主人が。
商店街の入口の「大通り公園」まで戻ります。
途中、さかな屋の威勢のいい声が聞こえてきます。
「伊勢佐木町長者町駅」方面に向かいます。
なんとあざやかな花色でしょう。「おかめ桜」です。
さて、お昼はどこにしましょうか。
伊勢佐木町近くのカブをあしらった「野毛おでん」というのれんを見つけました。
どうしましょうか、迷います。
格子戸を開けると脇に「櫻正宗」の樽が、老舗は櫻正宗を置いていますね。
おでんも入っているので松花堂弁当を頼みます。
カウンターの端にご主人でしょうか、まわりに目を配っています。
お話しを伺うと、創業110年の老舗、1903(明治36)年に初代、
蕪山鉄五郎が野毛で屋台のおでん屋を始めたとか。
お弁当の中で目をひくのが「黒い大根おでん」。
見た目ほどしょっぱくありません。
メニューを見ると「大根ひとつ」頼むと500円。
さすがです。「野毛おでん」
夕方伺いたいですね~ カウンターの左奥に座り 櫻正宗をちびり と。
お店の方の気配りに老舗の深さを感じます。
「馬車道通り」を歩いてみます
「ハマの街灯点火の地」日本で初めてのガス灯が灯った場所です。
仏蘭西料理の「馬車道十番館」、明治の西洋館を再現されています。
入口の横には「牛馬飲水槽」が、荷物を運ぶ牛さん馬さん専用の水飲み場兼休憩場所です。
「馬車道」の通りにある「横浜歴史博物館」
馬車道駅に出てきました。まだ待合せまで時間があるので建物に入ってみます。
「多摩美大の卒業制作展」が開催されています。
いろいろなモティーフの手ぬぐい、色合いがいいです。
帰り際、横浜らしく「海原にカモメ飛ぶキャンディー」いただきました。
時間通り2時にメンバーが集まってきます。 つづく