今、東横線の話題は、2022年に開通予定の「東急 新横浜線」。
この新線開通によって大きな変化が起きているのが「綱島駅」です。
「新綱島駅」の駅ビルの建設現場では、何台もの建設機械が稼働中です。
2000年、日吉に「東急目黒線」乗り入れ
「東京メトロ南北線」・「都営地下鉄三田線」とも相互直通運転を開始。
2004年、「みなとみらい線」開通
それまでの東横線の終点「桜木町駅」は「横浜駅」となり
渋谷駅から「東横線」に乗ると、「みなとみらい線」の「元町・中華街駅」につながりました。
2013年、「東横線渋谷駅」地下化
「東横線・みなとみらい線」が「東京メトロ副都心線」
さらに「西武池袋線」や「東武東上線」と直通運転します。
列車の行き先表示に「小手指、森林公園」などの駅名が表示されるようになりました。
「東横線 綱島駅」は、渋谷からは13駅目、急行で約20分ほど。
田園調布駅を過ぎ、多摩川を渡り
川崎市を経て横浜市に入ると最初の駅が「日吉駅」。
その次が「綱島駅」です。
2014年に訪れた「東京園」
昭和の戦前・戦後に、リゾート地として賑わっていたこの場所
「東京の奥座敷」として賑わった綱島温泉
戦前に「東京横浜電鉄」が建てた「綱島温泉浴場跡」を戦後買い取って営業
「演歌歌手の三橋美智也」が、下積み時代にここでボイラーマンをしていたとか
「東横線 綱島駅」は、大正15年に東京横浜電鉄綱島温泉駅として開業。
「東京園」の休憩室
昭和2年に東京横浜電鉄は、駅前に綱島温泉浴場を開業しました。
戦前の綱島温泉は、約50軒の旅館がある温泉街に発展しました。
戦後も昭和20年代にはふたたび復活し
最盛期とされる昭和30年代には温泉旅館が70~80軒ありました。
芸者が300人もいたといいます。
銭湯の入り口も華やかです。
風呂上りの一杯、お惣菜
昭和の名残りがここにあります。
2020年12月、「東急 新横浜線」の綱島新駅の駅名が「新綱島駅」と発表
地元・横浜市港北区内の在住・在職・在学者から公募し1位となった駅名です。
2位となった駅名は、「綱島温泉駅」
まだまだ地元住民には「綱島といえば温泉」という意識が染み渡っているようです。
綱島駅の西側の商店街を散歩してみましょ。
東急綱島駅高架下には、昨年2020年2月「エトモ綱島」という商業施設が開業されました。
東急ストアやスターバックスコーヒーの店など計8店舗が並び
駅前には賑やかな商店街が広がっています。
チェーン店や個人経営の店も多く
昭和4年創業の小さな手作りパンの店や昭和の趣の漂う喫茶店が並んでいます。
1990年、ここの物件に訪れては、よく通った温泉です。
2015年閉店した「綱島ラジウム温泉 東京園」
その場所が新駅の建設現場の一部になっています。
2022年後には、29階建ての新綱島駅の駅ビルには252戸の住戸が入り
駅前のタワーマンションとなる計画。
隣りあう低層棟には商業施設や港北区の区民文化センターなどができます。
すでにじわじわと変化している綱島の街。
その後2030年頃には、綱島は東横線沿線で武蔵小杉と並ぶような大変貌を遂げるのかもしれません。
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