テス君の部屋

観光、旅先での風景や印象に残った事・日常の事などをできる限り写真を付けて気ままに書いていきたいと思っています。

”文学座” №13

2007年10月06日 | 文学座
第30作品目は、”土曜☆日曜☆月曜”(77年2月8日 大阪毎日ホール)
エドゥアルド・デ・フィリッポ=作(田之倉稔=訳) 木村光一=演出
出演者は、杉村春子・三津田健・田代信子(荒木道子とダブルキャスト)・北村和夫・
     松下砂稚子・菅野忠彦・塩島昭彦・飯沼慧・西岡徳美・坂部文昭・山本道子・
     佐久間定幸・熟田一久・滝村千栄子・仲恭司・神谷和夫・野坂みどり

パンフレットから、”わが家の味・おふくろの味・思い出の味”という質問に
出演者が答えています、その中から西岡徳馬(当時は徳美)さんのコメントを。
  食い盛りの高校生の頃同級生の2/3は昼食を食堂で取ったが、僕は一日も 
  かかさずお袋の弁当だった。「西岡の弁当」と言えば有名で、僕が食べようと
  思うともう空っぽ、ということがよくあった。図々しい奴はおかずのリクエスト
  までした。一番好評だったのは、牛肉ピーマン玉葱マッシュルーム等のケチャップ
  炒めに、ジャガイモの千切りをドライカレーで炒めたのが添えてあるものだった。
  これはA定食と呼ばれ人気があった。なつかしい思い出だ。

第31作品目は、”女たち 九女八一座の人々”(77年9月17日 大阪毎日ホール)
大西信行=作 戌井市郎=演出
出演者は、杉村春子・北村和夫(江守徹とダブルキャスト)・矢吹寿子・稲野和子・
     八木昌子(新橋耐子とダブルキャスト)・神保共子・川畑佳子・二宮さよ子・
     三浦真弓・上野ひろ美・山名秀の・七尾伶子・三津田健・小瀬格・大出俊・
     川辺久造・高原駿雄・西岡徳美・伊藤秀樹・青木勇嗣・鷲尾英敏・
     坂部文昭(加藤武とダブルキャスト)

このお芝居の九女八は実在する人で市川九女八と名乗り”女団十郎”と言われた人です。

つづく



”文学座” №12

2007年10月06日 | 文学座
第28作品目は、”ハムレット”(76年11月9日 大阪毎日ホール)
シェイクスピア・作  木村光一・演出
出演者は、江守徹(ハムレット)・太地喜和子(オフィーリア)・他に金内喜久夫・新橋耐子
       金井大・坂口芳貞・角野卓造・門岳五郎 他。
なお江守徹のハムレットは81年にも江守徹の演出で鑑賞している。
さらに71年に俳優座(山本圭・ハムレット 佐藤オリエ・オフィーリア)
   72年劇団四季(平幹二郎・ハムレット 影万里江・オフィーリア)
   80年も俳優座(礒部勉・ハムレット 山本郁子・オフィーリア)でも観ている。

第29作品目は、”ガラスの動物園”(76年12月11日 大阪サンケイホール)
テネシー・ウイリアムズ・作  長崎紀昭・演出
出演者は、矢吹寿子・吉野佳子・清水幹生・林秀樹。
この作品は、71年にも文学座の公演を観ている。
この時の出演者は、江守徹、田代信子。寺田路恵、高橋悦史さん。

●ものがたり●
 1930年代のアメリカ・・・人々がジャズと酒とセックスに明け暮れながら、
 経済不況の荒波と、近づいてくる戦争の足音におびえていた時代。
 セントルイスの町で靴会社に勤めるトムは、母親のアマンダ姉のローラとの三人暮し。
 父親はずっとむかし家を飛び出して行方がわからず、一家はトムの働きによって支え
られている。
 南部の裕福な家庭に育ったアマンダは、かつての社交界の思い出を忘れられず、
子供たちに見当はずれの夢や期待を抱いている。
 幼ない頃から足が悪いローラは、それを気にするあまり、人前に顔を出すことを異常なほど恐れハイスクールも中途でやめてしまった。現実の社会からは心を閉ざし、
ガラス製の動物を集めて幻想の世界に生きている。
 詩を書くことを好み、人生の夢と冒険にあこがれるトムはこの二人の肉親への愛情と、苛酷な現実生活からの脱出をうながす本能的な心の呼びかけとの間にひきさかれて、 苛立つ暗い毎日を送っている。
 
 そんなある日、婚期のおくれたローラのための結婚相手を見つけようとするアマンダの強引な
 計画によって実現した、トムの友人ジムの来訪。
 ローラは、この青年がハイスクール時代、彼女の初めての憧れの対象であった男であることを
 知って、激しい不安と緊張にうちふるえた・・・・
 (公演パンフレットより転記)

両作品ともパンフレットを持っていないので今回は写真がありません。

つづく