推進する会が国会で集会 紙・岩渕氏が参加
![]() (写真)質問に答える各党国会議員。右から4人目は岩渕友参院議員=6日、参院議員会館 |
女性の政治参画を進める活動をする「クオータ制(割り当て制)を推進する会」(Qの会)が6日、国会内で集会を開きました。国会議員41人を含む約160人が参加。日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員が参加しました。
同会会長の山崎摩耶氏はあいさつで、ジェンダーギャップ指数が146カ国中118位、政治分野では113位で主要7カ国中最下位、衆参両院の女性議員比率は19・2%にすぎないと指摘。「各政党の本気度を聞きながら、モメンタム(機運)をあげる会にしたい」と述べました。
若手アクティビストやジャーナリストがリレートークを行いました。ジャーナリストの長野智子氏は、中居正広氏の性加害疑惑を巡ってフジテレビが経営の危機になったことをあげ、経営の中枢に女性が2人しかいないということが原因の一つだと指摘。「国会でもこのこと(女性議員の少ないことが)に危機意識が弱いのではないか。経済も含めて国の脆弱(ぜいじゃく)さにつながっている」と懸念を示しました。
各党代表が夏に予定される参院選での女性候補の割合や、ジェンダー政策などについて報告しました。
日本共産党の岩渕氏は、参院選の女性候補者比率が比例・選挙区合わせて47・8%であることを示し、引き続き引き上げる努力をしたいと表明。「第6次男女共同参画基本計画の策定にむけて、国際水準のジェンダー平等を実現しようと政府への申し入れをした。政治的分野を含めた指導的地位の女性比率を5割に引き上げることなどを求めた。実現にむけて頑張りたい」と述べました。
日本共産党のほか、立憲民主党と日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、社会民主党の代表が出席。自民・公明両党はメッセージ対応でした。
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