小池知事は追悼文を
党都議団要請
東京都の小池百合子知事が9月1日の関東大震災朝鮮人虐殺追悼式典への追悼文送付を今年も拒否した問題で、日本共産党都議団(大山とも子団長、19人)は21日、追悼文の送付再開を小池知事宛てに申し入れました。
申し入れで原田あきら都議は、都が1972年に発行した『東京百年史』でも朝鮮人虐殺を震災とは別の人災と認め「東京の歴史の拭うことのできない汚点」と記述していることを指摘。この立場から歴代知事が追悼式典に追悼文を送ってきたにもかかわらず、小池知事が送付を拒否したことは「これまでの都の努力を踏みにじり、関東大震災における朝鮮人虐殺を明白な史実と認めず、人災による悲劇を繰り返さない決意の表明を避けようとするものだ。歴史修正主義にくみするものと言われても仕方ない」と批判しました。
その上で、追悼文送付を再開し、関東大震災の朝鮮人虐殺事件という史実と災害教訓を継承するよう求めました。
また、朝鮮人へのヘイトスピーチを繰り返してきた団体が9月1日に追悼碑前で集会を計画していることについて、都の人権尊重条例に基づき、公の施設の利用制限に関する審査会に意見を求めるよう要望しました。
都建設局の担当者は「要望は知事に伝える」と答えました。
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