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不記載気付かずは「不自然」

2025年02月06日 11時59分45秒 | 一言

山下氏、安倍派議員を追及

参院政倫審

写真

(写真)質問する山下芳生議員=5日、参院政倫審

 自民党派閥裏金事件を受けた参院政治倫理審査会が5日開かれ、旧安倍派の長峯誠議員、野上浩太郎元農水相が弁明に立ちました。長峯氏は、政治資金パーティー券販売のノルマ超過分を自身で管理しながら不記載には気付かなかったと述べました。

 長峯氏は、2020年以降、派閥からの還付金を秘書から現金で受け取り、自身の「手提げ金庫」に入れていたと説明。収支報告書への記載の必要性は認識し報告書も点検していたとしながら「不記載には気が付かなかった」「事務所内の連携不足」などと弁明しました。

 日本共産党の山下芳生議員は、派閥からの還付金を自身で管理し、報告書の確認もしているのに「不記載に気付かないのは不自然」と追及しました。

 安倍派の常任幹事だった野上氏は「政治資金の取り決めは派閥の会長と事務局長で取り決めていた」と説明。自身は報道されるまで還付金の存在も、不記載の事実も知らなかったと弁明しました。

 これに対し山下氏は、野上氏は安倍晋三首相時代に内閣官房副長官、世耕弘成自民党参院幹事長(参院の安倍派会長)時代に参院幹事長代行を務めていたと強調し、その間、両者との間で派閥のパーティーが話題に上ることはなかったのかと追及。野上氏は「日程以外についての話はなかった」と答弁しました。

 さらに山下氏は、現在自民党の総務会長代理の役職にある野上氏には、党としての真相究明を推進する責任があると強調。野上氏は「総務会長代理の責任というより、自民党所属の議員として解明に向け努力していく」と述べ、責任についての言及を避けました。


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