The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

JVC GS-TD1のAVCHD Side by Side 3Dの画質を検証

2011年12月18日 10時03分34秒 | 立体映像

JVC GS-TD1 は 1920 x 1080/60i Full HD x 2ch 形式の
「MP4(MVC)」と、960 x 1080/60i Side by Side 形式の
「AVCHD」という3D動画記録形式を選択できます。Vegas Pro 11
または Vegas Movie Studio HD Platinum 11で編集するなら
“MENU”で動画記録形式を「AVCHD」に設定することを推奨。

- その理由 -

1. Vegas Pro 11 または Vegas Movie Studio HD Platinum 11の
「デバイスエクスプローラ」が認識し、JVC GS-TD1 本体から
任意のファイルをインポートできる。



2. 30分以上にわたる長時間の連続録画で 4GB づつに分断された
クリップをひとつの連続したファイル(シームレス)で格納するので
音声トラックの「分断ノイズ」が発生せず、楽器演奏、講演等の収録に最適。

3. クリップのビットレートが約 17Mbps と低いので編集時にPCの負担が少ない。



4. 画質はBSでオンエアされている3D番組に同等。



- 欠点もある -

左目、右目の各画像が「960 x 1080」に圧縮されているので
編集時に「クロップ」するとピクセル拡大における画質劣化が生じる。



1920 x 1080/60i Full HD x 2ch 形式の「MP4(MVC)」で
録画し、CyberLink PowerDirector 10で
3840 x 1080/60p の Side by Side 形式に変換すると
クロップでの画質劣化が少ない…という結果を得ている。

21~27インチの3Dディスプレーでは気づかないけれど
40インチ以上の3Dテレビでの鑑賞においては「MP4(MVC)」の
フルHDで録画した3D画像の高精細感は素晴らしい。







下の写真はクロップした画像。フルHDからのクロップは画質劣化が少ない。



編集時にクロップを行わない…ということに徹すれば
960 x 1080/60i Side by Side 形式の「AVCHD」を
活用すると良い、と、思います。


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JVC GS-TD1 のインテリジェントオート3D撮影は優れもの!

2011年12月13日 07時31分45秒 | 立体映像

ステージの収録では「マニュアル」にして、「ホワイトバランス」
「フォーカス」「明るさ」などを丹念にセットしますが
戸外での収録は「インテリジェントオート」に設定すると気楽です。



晩秋~初冬にかけての紅葉を3D撮影してみました。
JVC GS-TD1 のインテリジェントオートは肉眼で見たままの
色彩で撮れることが判明しました。

晴天の青空と眩しい銀杏の葉…そのコントラストが見事です。





花笠踊り…女性たちの肌色とカラフルな衣装は見たまま、そのまま。



いろは紅葉…色つぶれのないカラー・グラデーション。



逆光の紅葉…美しい赤の表現。京都に行かなくても近所にありますよ。


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JVC GS-TD1 と SONY HDR-TD10 の3D撮影で ZOOM H2n を併用

2011年12月11日 18時11分37秒 | 立体映像

野外でのイベントと楽器演奏をJVC GS-TD1 と
SONY HDR-TD10 で3D撮影する場合に
今までは ZOOM H2で同時録音してきましたが
新製品の ZOOM H2n を購入。
Amazon.co.jp で 14,499円でした。
別途、メモリーカード…Transcend SDHCカード 16GB
Class10 を同時購入。これは 1,780円。4ch サラウンドモードの
24bit/48kHz に設定した場合に約7時間42分の長時間収録が行えます。



サテ、その音質ですが…12月10日、杉並の大宮八幡宮で
「杉並花笠祭り」の和太鼓演奏と翌日…和田堀公園運動場で開催された
「杉並区立中学校対抗駅伝大会」における吹奏楽の演奏を JVC GS-TD1 と
SONY HDR-TD10 で3D撮影、ZOOM H2n で 4ch サラウンド収録しました。



録音レベルは「0~3」の範囲が無難です。和太鼓は約1.5メートルの至近距離に
おいて「0」にしなければクリップして歪音が発生します。
太鼓までの距離を約18メートルにした場合は「3」が無難でした。



吹奏楽は約4メートルの距離で「3~3.5」が適正でした。
野外での楽器演奏は音圧が弱いので、収録に苦労しますが
両日とも晴天無風で野外収録がし易かったです。

和太鼓…芯のあるしっかりとした打音が得られました。
吹奏楽…スタジオ収録の様なドライな印象。各楽器音の特徴を捉えています。
下図はメーカーが発表しているマイクの周波数特性です。



編集の際に「グラフィックイコライザ」で“20Hz~100Hz”をブースト。
“3kHz付近”を少し下げ…“10kHz付近”を少し持ち上げると
和太鼓と吹奏楽ならではの豊かな音圧感が得られ様になりました。



カメラに装備されているマイクよりは遥かに良質な音です。




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純正64ビット Windows 7 3D動画編集システムを遂に新規構築

2011年12月07日 11時14分29秒 | 立体映像

日本ヒューレット・パッカードの HP Pavilion Desktop PC h8-1080jp/CT を
購入して純正64ビット Windows 7 3D動画編集システムを新規構築しました。

OS: Windows 7 Professional SP1  CPU: intel i7-2600
メモリー: 12GB SDRAM  HDD: 1TB x 2
Graphic Card: NVIDIA GTX550ti  Blu-ray Disc & DVD ライター
USB キーボード & マウス

…という内容のカスタマイズで合計金額(送料・消費税含)が 123,795円。
HP Directplus(エイチピー ダイレクトプラス)の対応は実に親切丁寧。
発注して僅か五日間で納品です。今まではパーツ購入から組み込みの一切を
自分で行って自作してきましたが、このカスタマイズは超便利でした。

もちろん、個々のソフトウェアは自分でインストールします。
Sony Creative SoftwareのVegas Pro 11とDVD Architect Pro 5.2
CyberLink PowerDirector 10 Ultra、CyberLink PowerDVD 11 Ultra
そして、ROXIO Creator 11をインストールしました。

HP Pavilion Desktop PC h8-1080jp/CTは「e-SATA」が装備されていませんが
マザーボードに「SATA ソケット」がひとつ空いていたのでサンワサプライの
「 eSATA リアスロット(1ポート) TK-RSE1」を装着しました。

また、音質に拘る私は「Sound Blaster X-Fi Surround 5.1Pro
Creative USBオーディオインターフェース SB-XFI-SR51P」を接続しました。
サラウンド・アンプ(YAMAHA DSP-AX630)との接続は
音質の良いアナログ出力を使っています。

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楽器演奏の3D動画収録は音声は音質の良い
ZOOM H4n と H2 で同時録音します。
JVC GS-TD1 は MVC で撮影すると 4GBづつのクリップに分割され
編集における「音の繋がり」が悪いからです。



また、SONY HDR-TD10 は吹奏楽、和太鼓等の大きな音が苦手。
マイクのレベルを「低」にしても歪みが発生します。

大ホールのステージ演奏は「三点吊りステレオ・マイク」と
司会用とソロ用のマイクの各出力をミキシングして
そのステレオ・ライン出力を ZOOM H4n に接続して録音。



12月5日の夕方…東京・阿佐ヶ谷駅前の大きな杉の木に
イルミネーションを飾る「点灯式」を3D動画収録しました。
JVC GS-TD1 と SONY HDR-TD10は「オート」に設定…。
それなりに雰囲気の良い映像が得られました。
音声は4トラック4チャンネル・サラウンド・マイクを
装備している ZOOM H2 を使用しました。




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