The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

3D 動画に相応しい立体文字でのタイトル/テロップ作成

2013年03月31日 09時45分35秒 | 立体映像

3D 動画に相応しい「立体文字」でタイトル作成を行うには
Movie Studio Platinum 12 Suite に付属している「 NewBlue Titler EX 」または
「 Corel Motion Studio 3D ( Amazon で ¥ 7,436 ) 」の活用を推奨します。





***** NewBlue Titler EX *****

Movie Studio Platinum 12 Suite に付属の「 NewBlue Titler EX 」は
アニメーションの機能はありませんが操作が簡単です。





***** Corel Motion Studio 3D *****

「 Corel Motion Studio 3D 」は実に多機能なので操作が複雑ですが
本格的な立体文字のアニメーション・タイトルが作れます。



このアプリは独自にデザインした書体やロゴ・マークを立体化できる…という
重宝な機能を装備していることです。下図は“ Blu-ray 3D ” のロゴ・マークを
立体化する手順です。素材にするロゴ・マークは必ず真っ白なキャンバスに
黒色で描いたものであること…これが必須です。キャンバス・サイズは
1920 x 1080 ピクセル/ 72 dpi にしましょう。その中央になるべく大きく描きます。



保存ファイル形式は“ .bmp 「BMP オプション Windows 標準/色数: 24 bit 」 ”にします。



1. 「オブジェクト」の「グラフィックを挿入」をクリックします。



2. 「パスエディター」が開いたら「ベクターに変換」をクリックします。



3. 仕上がりの品質を「最高」にします。



4. 「斜面」の形状をサンプルから引用します。



5. 「テクスチャ」のサンプルから引用します。



6. 「照明」の演出は重要です。色調と照り具合いは試行錯誤を繰り返し行って決めます。



7. アニメーションを行う場合は「フレームレート」と「全体のフレーム数」を上図のように設定します。



8. 作例では「スケール(表示サイズ)」と「方向(傾き)」の変化を演出しました。



9. 「ビデオ オーバーレイ」で出力します。

***** 本日はここまで *****



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で 3D 動画/静止画の撮影と編集を更に探究

2013年03月30日 11時32分02秒 | 立体映像

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を使い始めて早くも五ヶ月…
3D 動画と 3D 静止画の撮影が日常的な楽しみになってきました。
コンサートなどの収録でも“サブ・カメラ”として活用しています。
こじんまりとしたライブハウスのコンサートではカメラが小さいので
観客の邪魔にならずに撮影を楽しめます。



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の3D 静止画は実に高画質です。
3D 動画との比較では色調と質感描写が良好で不満点はありません。
メディア・クリップは 3264 x 1840 ピクセル/180 dpi の「 MPO 」形式。



草花や工芸品などを 3D 静止画で撮影し、 Movie Studio Platinum 12 Suite の
「トラック モーション」または「イベントのパン/クロップ」で被写体の
“拡大(寄り)/縮小(引き)/傾き補正/回転”を演出できます。



BGM のリズムや小節の変わり目で「トラック モーション」または「パン/クロップ」の
“位置( X: 左右または Y: 上下)/幅と高さ/回転(アングル・傾き)”の変化を
マッチさせると 3D 動画とは一味異なる画像の演出が楽しめます。









***** 自動 3D 調整と 3D 視差調整 *****

自然な立体感を得るために「自動 3D 調整」を活用しています。
持ち歩きにおける振動で左右レンズのカメラ機構が僅かに誤差を生じます。
その誤差を調整するのが“セットアップ”に属している「自動 3D 調整」。



日中の戸外で Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を三脚に装着して固定し
“セットアップ・メニュー”の「自動 3D 調整」を選択します。画面左側のインジケータが
上図の表示になったら“ OK ”をタッチします。調整が始まったら
カメラを絶対に動かさないことです。そして「終了」の表示をタッチします。

*

“撮影メニュー”に属している「 3D 視差調整」は被写体の遠近に関与します。
通常は「 ∞±0 」にします。カメラを被写体に近接させた場合は
「 ∞-1 」または「 ∞-2 」にします。私は「 3D 視差調整」を
“ショートカット設定”で、いつでも呼び出せるようにしています。



「 ∞+1 」または「 ∞+2 」にすると近接の被写体が見苦しくなります。
被写体が遠方にある風景などは立体感が増します。これは試し撮りをします。

***** 超近接 3D 撮影 *****

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の近接撮影は「約 90 cm 」が推奨距離。
そこで「約4倍」の拡大鏡を使って“超近接 3D 撮影”を試みました。



使用した拡大鏡は取っ手が付いているニコン製の「 4D 」。これをレンズに密着させて撮影…



「 3D 視差調整」は「 ∞-2 」にしました。これは探究心をくすぐるアイテムになりそうです。



***** 本日はここまで *****



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で 3D 動画/静止画の撮影と編集を究める

2013年03月27日 01時11分02秒 | 立体映像

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K は、Amazon で 現在の販売価格が 13,000 円!
私が昨年 11 月に購入した時は 19,490 円でした。愕然…苦笑。
まぁ、それはともかく…Panasonic LUMIX DMC-3D1-K は優秀な 3D ビデオカメラです。

「色調」が実にリアル。しかし、「露出補正」は必須。“-1~-2/3~-1/3~0”の範囲で
「白トビ」を解消できます。そして、“0~+1/3~+2/3~+1”の範囲で「明るさの増強」になります。

不満な点は「オートフォーカスですが合焦するまでが遅い」、そして「 3D 動画」は
「 3D 静止画」に比べて“全体に゛鮮明さに欠ける…何となくシャープ感が無い画像”であること。



解決策としては Movie Studio Platinum 12 Suite で「アンシャープ マスク」と
「シャープ化」を活用するという方法と CyberLink PowerDirector 11 の
「ビデオ エンハンスメント( 25 ~ 75 )」を活用してから新規に「出力/ 3D 」で
“ H.264 マルチビュー コーディング( MVC )/ AVC 1920 x 1080/24p(16 Mbps)”の
形式でファイル化するという高度な方法があります。このスペックはPCへの負担が少ないのです。







更に「シャープ化」と「ガンマ」の補正を加えて良質な画像に仕上げるのです。



また、撮影はなるべく「ワイド端」で行い、被写体に近接することです。
被写体との近接距離は“ 90 cm ~ 1 m ”が最良。

ズームは被写体との距離が“ 3.4 m 以上であれば「テレ端」まで有効”ということです。
但し、3D 撮影中(録画スタート)にズーム機能は使えないので、録画スタート前に
ズーミングを行って(寄り…など)アングルを決めることが大切です。
そして、なるべく“カメラを動かさない”ことです。手持ちの場合は「テレ端」での
“手ブレ”が画質を損ねます。「テレ端」での撮影は三脚の使用が必須です。



上は補正前…下は補正した画像。



補正前は鮮明さに欠ける画像…補正するとクッキリ感が得られます。



下は「色補正(セカンダリ)」で「彩度と色相」も補正した例です。「ステレオスコピック 3D 調整」も活用。



***** 本日はここまで *****



3D 動画形式を「サイド バイ サイド(ハーフ)」にすれば 3D 動画編集がラクチン

2013年03月26日 03時07分29秒 | 立体映像

***** 今年の桜は早咲き *****

3月19日から22日の4日間…善福寺川沿いと神田川沿いの桜を撮りに行きました。
JVC KENWOOD GS-TD1-B と Panasonic LUMIX DMC-3D1-K を携えて
朝10時頃から昼時に自転車で駆け回り、美しい桜の花を 3D で撮り集めました。
三脚を使わず、手持ち撮影なので編集の際に Movie Studio Platinum 12 Suite の
「メディア FX/手ブレ補正」を活用しました。既に YouTube 3D にアップしてあります。

3D 福田洋介 作曲「さくらのうた Sakura Song-solo」を観る

使用した音楽は吹奏楽とアンサンブルの世界で人気がある作曲家・福田洋介氏が作曲した
「さくらのうた - piano solo 版」。ピアノ演奏は若手ピアニストの織茂 学氏。

福田洋介氏が作曲した吹奏楽版の「さくらのうた」は
2012 年度全日本吹奏楽コンクールの「課題曲Ⅰ」…この曲は 2011年の
“第22回朝日作曲賞”を受賞。作曲家・福田洋介氏は2003 年に
「吹奏楽のための『風之舞』」を作曲、“第14回朝日作曲賞”を受賞。
2004 年度全日本吹奏楽コンクールの「課題曲Ⅰ」に選出され、吹奏楽界で超人気の
作曲家として活躍~『風之舞』は世界的な名曲のひとつになっています。



***** サイド バイ サイド(ハーフ)を究める *****

3D 動画編集を日常的に行うようになりましたが、試行錯誤を繰り返してきた結果…
「3D 動画形式をサイド バイ サイド(ハーフ)にすれば 3D 動画編集がラクチン」という
ことになりました。「 MVC 」は Full HDの高画質ですがPCに大きな負担を掛け
作業の途中でPCが動作しなくなることが多々あり、これがは精神衛生上良くありません。



以前にも同様の事柄を記述しましたが、最近…つくづく「 MVC 」が嫌いになりました。
「サイド バイ サイド(ハーフ)」で編集を完了して、Blu-ray 3D に仕上げても
充分に納得のいく高画質が得られることを知り、「 MVC よさらば」となりました。

それならば、JVC KENWOOD GS-TD1-B の3D 動画形式を「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に
設定して撮影すれば良い…と思いがちですが、撮影時は「 MP4( MVC )」にする方が
「 2D 動画編集」で Full HDの高画質が保たれるのです。コンサートや舞踊発表会などの
作品仕上げは「 2D 動画」にしなければならないからです。「 3D 動画」はダメなんです。



JVC KENWOOD GS-TD1-B の3D 動画形式を「 MP4( MVC )」に設定して撮影…
そのメディア・クリップを JVC KENWOOD GS-TD1-B に付属している Everio MediaBrowser 3D で
「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に変換すると良い結果が得られることが判明しました。

CyberLink MediaShow 6 でも「 MP4( MVC )」を「 AVCHD(サイド バイ サイド)」に変換できますが
多少の画質劣化が見受けられました。特に「暗部において表現性が悪い」のです。下図は
Everio MediaBrowser 3D と CyberLink MediaShow 6 の画質比較(いずれも部分拡大)です。



上は Everio MediaBrowser 3D …下は CyberLink MediaShow 6



CyberLink MediaShow 6 は変換処理時間が Everio MediaBrowser 3D よりも速いのですが
JVC KENWOOD GS-TD1-B の高画質さ…を保てるのは Everio MediaBrowser 3D です。
一番良い方法として、やはり CyberLink PowerDirector 11 を活用するということを推奨します。

私はパーソナルに楽しむ「 3D コンテンツ」は“ YouTube 3D ”にアップロードしています。
Blu-ray 3D 仕上げを行う機会が少なくなりました。“ YouTube 3D ”は
「 1920 x 1080 24p / 8Mbps 」の“ WMV ”形式でレンダリングした 3D コンテンツならば
高画質な 3D 動画として充分に楽しめるからです。“ YouTube 3D ”は
基本的に「サイド バイ サイド(ハーフ)」で作成された 3D コンテンツを要求されます。

***** 本日はここまで *****



YouTube 3D に 3D コンテンツをアップロードして公開する…【 4 】

2013年03月16日 15時14分54秒 | 立体映像

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) の「 YouTube 3D に 3D コンテンツを
アップロードできる」という機能を活用した結果…「何故か音声が無音」という
粗末な結果に落胆しました。その原因は「レンダリング」の形式が
“ MP4 で音声が AAC ”であったことです。これはカスタマイズできません。

とにかく、私が使用しているサウンドカードが“ AAC ”に対応していないことが
大きな原因…ということで…リベンジです。



Vegas Pro 12.0 (64-bit)で編集とアップロードしてきた経験から
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) のレンダリング形式も
汎用性が高い「 WMV 」にすべきであると思い、下記の手順でレンダリングと
アップロードを行いました。やはり…正解でした。

3D Open-air exhibition of Nude sculpture を観る

***** レンダリングの仕様 *****

先ず…レンダリングして出力するフォルダを新規作成します。
私は「 For_YouTube 」というフォルダを作ってあります。
下図の手順を参考にして各部の設定を行ってください。







イメージ・サイズを 1920 x 1080 24p に設定、ビットレートを 8 Mbps に設定した高画質な 3D コンテンツになります。



カスタマイズを新規のテンプレートとして保存します。



レンダリングを実行します。処理に約 1 時間を費やします。

***** YouTube にアップロード *****

この作業は既に「 YouTube のアカウントを取得」していることが必須です。
アカウントの作成は下記をクリックして参加/登録します。

YouTube に参加/登録

アップロードは下図の手順を参考にして作業します。



「タイトル」は当初…ファイル・ネームなのでヒットし易いタイトルに書き換えます。



下図のように処理が完了したらアップロードの成果を確認します。処理に約 1 時間を費やします。



無事に正しくアップロードが完了したら「お気に入り」に追加・登録ておきましょう。





***** 本日はここまで *****





YouTube 3D に 3D コンテンツをアップロードして公開する…【 3 】

2013年03月16日 10時32分01秒 | 立体映像

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は YouTube 3D に 3D コンテンツを
アップロードできる便利な機能を装備しています。この機能を活用する前に
YouTube に参加するには[アカウント作成] ページにアクセスし
ユーザー名とパスワードを指定して、自分の情報を入力します。
[アカウント作成] をクリックすると登録されます。

YouTube に参加する

***** プロジェクト・プロパティの設定 *****



「ステレオスコピック 3D モード」を必ず“サイド バイ サイド(ハーフ)”にします。

***** コンテンツのアップロード範囲を指定 *****

コンテンツの巻頭と巻末に「マーカー」を付けます。カーソル線を巻頭に置いて「M」キーを叩きます。
続いて巻末にカーソル線を置いて「M」キーを叩きます。
マーカー間に「矢印」を置いてダブル・クリックすると選択範囲が青くなります。



***** YouTube へのアップロード *****



所定の箇所に情報を書き入れます。そして「アップロード」をクリックします。レンダリングが始まります。



レンダリングとアップロードが完了すると下図になります。



「ビデオ情報の編集」をクリックすと YouTube が開きます。



処理に時間が掛かるので YouTube を開いたままにしておき、Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) を終了します。



YouTube 3D のコンテンツを開く

何故か音声がありません。レンダリングと処理での不具合でしょうか?
そこで、次回では「高画質/高音質の 3D コンテンツ」をアップロードする工夫を述べます。

***** 本日はここまで…【 4 】につづく *****



YouTube 3D に 3D コンテンツをアップロードして公開する…【 2 】

2013年03月15日 11時31分39秒 | 立体映像

この 3D コンテンツは「スローモーション」と「アニメーション・タイトル」が
特徴です。そして、「 2D 静止画」と「 2D 動画」の「 3D 化」も行いました。
画像は「 1920 x 1080/24p サイド バイ サイド(ハーフ)」形式。
音声は「 16 bit/48 kHz 2ch. Stereo 」形式。
使用した音楽は 作曲家・福田洋介 氏のオリジナル楽曲。



***** スローモーション *****

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は メディア・クリップの
「スローモーション化」が簡単に行えます。“100%(標準)~25%(1/4 速)”の
範囲で再生速度を指定できます。操作は「Ctrl キー」を押しながら
メディア・クリップの末尾をマウスで右方向にドラッグしてクリップを伸長します。



スローモーション化したクリップの音声を「ゲイン -Inf. dBです。(最小)」にします。
また、「プロパティ」の“強制リサンプリング”をクリックして適用します。



***** アニメーションの立体文字タイトル *****

Movie Studio Platinum 12 Suite に付属している「 NewBlue Titler EX 」で
立体文字を生成して、その文字列を「ズーミング」「回転」のアニメーションを適用しました。



文字色は添付素材の「 Textures 」から“ steel_01.jpg ”を適用しました。



***** 色補正 *****

SONY HDR-TD10/S で撮影したクリップの中には「白い被写体が青かぶり」していた
ものがあったので、「色補正」の“高: ”を調整して「青かぶり」を低減しました。



「鮮やかさ」と「ガンマ」を調整して鑑賞性を高めました。



***** ミュージック…16 ビットのマスタを適用 *****

使用する音楽の音質向上を図るために「ウェーブ ハンマー サラウンド」という
プラグインで“ 16 ビットのマスタ”を「ミュージック」のトラックに適用しました。





そして「ビデオ」に属する「ボイス」のトラックを“ミュート”しました。



***** 本日はここまで…次回の【 3 】につづく *****


YouTube 3D に 3D コンテンツをアップロードして公開する…【 1 】

2013年03月14日 16時30分06秒 | 立体映像

YouTube 3D は 3D コンテンツの公開が実に増大しました。
3D テレビ放送は低迷していますが、YouTube 3D はコンテンツが豊富です。



YouTube について

YouTube のヘルプ

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は YouTube 3D に 3D コンテンツを
アップロードできる機能を装備していますが、ここでは 1920 x 1080 の高画質/高音質の
HD 3D 動画を作成して、良質な 3D コンテンツをアップロードするための工夫を記述します。



いま作成している 3D コンテンツは「 Open-air exhibition of Nude sculpture 」というタイトル。
撮りためてきた「野外展示の裸婦彫刻」をアーカイブしたものです。
3D ビデオカメラではなく miniDV テープに録画する「HDV」形式の 2D 動画素材は
CyberLink MediaShow 6 の「2D - 3D 動画変換」という機能を活用しました。



そして、普通のカメラで撮影した 2D 静止画の素材も CyberLink MediaShow 6 の
「2D から 3D 画像」で“MPO”形式の 3D 静止画に変換しました。



もちろん、Panasonic LUMIX DMC-3D1-K と JVC KENWOOD GS-TD1-B そして
SONY HDR-TD10/S で撮影した 3D 動画の素材も混在してまとめました。



SONY HDR-TD10/S のメディア・クリップは Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) に完全対応です。
但し「黒浮き」と「彩度の低さ」が欠点なので「色補正(セカンダリ)」で補正します。





***** 2D - 3D 動画変換したメディア・クリップの補正 *****

CyberLink MediaShow 6 の「2D - 3D 動画変換」という機能を活用した 3D 動画は下図の補正が必須です。









「アンシャープ マスク」と「シャープ化」を適用。



「手ブレ補正」も活用…



***** 本日はここまで…つづく *****



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 動画を鮮明にする工夫…

2013年03月13日 14時56分05秒 | 立体映像

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 動画は 3D 静止画に比べて
鮮明さに欠けます。下図のように「コントラスト」と「シャープ感」が
“なんとも眠く…甘い…”
という印象を受けます。また、「立体感」の補正も必須です。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で 3D 動画編集の各機能を活用すれば
良質な 3D 動画の画像に仕上がります。以前、 Cyberlink PowerDirector 11 の
“ビデオ エンハンスメント”で鮮明感を向上…ということを記述しましたが
実に作業効率が悪いので、今回は Cyberlink PowerDirector 11 は使用しません。
下図は画質改善した画像。



1. ステレオスコピック 3D 調整を正しく行う

これは必須の作業です。メディア・クリップをタイムラインに載せたら
クリップを右クリックして「プロパティ」を開き、“メディア”の
「ステレオスコピック 3D モード」を“サイド バイ サイド(ハーフ)”にします。



続いて、直ちにクリップの「イベント FX 」をクリックして「プラグイン チューザー」を開き
「ステレオスコピック 3D 調整」を選択して“追加/OK”をクリックします。





2. 立体感の補正はアナグリフ方式(赤/シアン)でプレビューする

「プロジェクトプロパティ」を開き、“ステレオスコピック 3D モード”を
「アナグリフ方式(赤/シアン)」にします。これは“プレビュー”に関与します。
視差の「ズレ~適合または合致」の状態をハッキリ確認できます。



「プレビュー品質」は必ず“最高(フル)”にします。

「ステレオスコピック 3D 調整」の“自動補正”をクリックします。



カーソルキーの「←」「↑」「↓」「→」で
“水平オフセット”の数値を増減できます。下図を参考にしてください。







3. 続いて「アンシャープマスク」を適用してコントラストを補正します。







4. 仕上げに「シャープ化」を適用します。画像がクッキリ…鮮明になります。



下図は補正なしのオリジナル画像です。上図の改善した画像と比べてください。



***** 本日はここまで *****



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 静止画をパン/クロップして動画的な演出…

2013年03月12日 09時39分23秒 | 立体映像

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の 3D 静止画は“ 3294 x 1840 ピクセル”の画面サイズなので
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) の「パン/クロップ」で画像の“ズーム”、“パン”そして
“回転”などの動画的な演出が画質を損なうことなくできます。



私は草花や工芸品などは Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で 3D 静止画撮影しています。
3D 撮影における被写体との推奨距離は「 W 端の場合は最短約 90 cm」「 T 端の場合は最短約 3.4 m」
という仕様になっていますが、推奨距離よりも近くにある被写体を撮影すると
「シャッターボタン半押し」のときに“視差の自動調整”が適用され、画角が多少変化します。
草花のクローズアップはズームを「 W 端」にして被写体に近づきます。50 cm 程度まで近づくと
“ 3D 警告表示”が現れますが、心配せずに撮影しましょう。
被写体は編集の時にMovie Studio Platinum 12.0 (64-bit) の「ステレオスコピック 3D 調整」で
視差補正ができます。また 2D 画像も同時にファイル化されるので、写真として活用できます。
この 2D 画像を CyberLink MediaShow 6 で 3D 画像化すれば良いのです。

Panasonic LUMIX DMC-3D1-K の3D 動画撮影では高精細な画像が得られないので、
JVC KENWOOD GS-TD1-B を使用して 3D 動画撮影を行います。



サテ、Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) の「パン/クロップ」ですが
上図のような構造になっています。キーフレームの設定で“ズーム”、“パン”そして“回転”などの
パラメータを時々刻々変化させることができ、スムーズに動画的な演出効果が得られます。
被写体から少し離れた場所で撮影した画像を“クロップ”で近づいた効果が得られます。







“クロップ”で画角を変えると視差も変わるので、「ステレオスコピック 3D 調整」の“水平オフセット”を
“アニメーション適用”にして、“クロップの開始点”と“クロップの終了点”で各々最適に調整します。







「ステレオスコピック 3D 調整」の“水平オフセット”で視差を調整するときは「プレビュー」を
“プレジェクト プロパティ”の「ステレオスコピック 3D モード」を“アナグリフ方式(赤/シアン)”に
セットしましょう。視差の「ズレ~適合または合致」の状態をハッキリ確認できます。
「プレビュー品質」は必ず“標準(フル)”にします。カーソルキーの「↑」「↓」で“水平オフセット”の数値を増減できます。



上の画像はオリジナルの画角…下の画像はクロップした画角。3D 画像です。



***** 本日はここまで *****





レーザーディスク・コレクションを 3D 化してデジタル・アーカイブを楽しんでいます

2013年03月11日 10時35分36秒 | 立体映像

近年、映画などの動画と音楽を楽しむメディアが急速に変革して
「ビデオテープ」「レーザーディスク」の再生機器が消滅…“半永久的寿命”と
謳ったレーザーディスクは私が愛用している Pioneer DVD/LD プレーヤー
「DVL−919」も遂に製造終了になり、その修理サービス体制も終了が間近らしく
なんとも…やり切れません。1998 年の秋に発売された
Pioneer DVD/LD プレーヤー 「DVL−919」の動作が健全な内に
200 枚を超えるレーザーディスク・コレクションから DVD または Blu-ray Disc に
復刻されていない貴重なタイトルから「お気に入り」のディスクを選び
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) でデジタル・アーカイブしています。
但し、これは「あくまでも私的所有ディスクの鑑賞性保護を目的」にした行為です。

*

Pioneer DVD/LD プレーヤー 「DVL−919」の“ S-Video 出力”と“ Audio L/R 出力”を
2000 年の秋に発売された SONY DSR-50 という 業務用 DVCAM Recorder に接続…
デジタル端子「 i. LINK 」で PC に接続…
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で ハードディスクにキャプチャするという作業。
SONY DSR-50 は 65 万円もする高価な業務用のポータブル DVCAM Recorder で
アナログのビデオ/音声信号をデジタル化する優れたコンバータの機能を装備しています。







キャプチャしたメディア・クリップのファイルは“ DVI ”という形式になり拡張子は“ .avi ”です。
このキャプチャはタイトルの実時間を費やします。約 2 時間の映画は当然…約 2 時間掛かります。
映画作品の殆どは DVD または Blu-ray Disc で復刻・発売されるようになりましたが
入手困難なタイトルは「私的所有ディスクの鑑賞性保護を目的」にしてキャプチャします。



作例はソプラノ歌手…マリア・ユーイングが「7つのベールの踊り」を妖艶に演じる
R. シュトラウス 作曲 楽劇「サロメ」のレーザーディスク。DVD で復刻されていましたが現在入手困難かもしれません。

***** そして 3D 化 *****



「 .avi 」のクリップ・ファイルは…約 1 時間の内容は約 14 GB…約 2 時間の内容は約 27GB。
このままではデータが大きいので、私は Cyberlink PowerDirector 11 の“ビデオ エンハンスメント”で
鮮明さを補正し、“ 1920 x 1080 / 60i ” の AVCHD 形式に変換・圧縮して出力し、そのクリップを
CyberLink MediaShow 6 で 3D 化し、32GB の SDHC CARD で保存しています。
約10分間の内容は約 1.1GB になります。
Transcend SDHCカード 32GB Class10 (無期限保障) TS32GSDHC10E は Amazon で 2,080 円。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で「色調」と「立体感」を補正して Blu-ray 3D に仕上げます。



***** 本日はここまで *****





Movie Studio Platinum 12 Suite に付属の MagicBulletQuickLooks は素晴らしい!

2013年03月09日 01時45分04秒 | 立体映像

いま、私が重宝しているのが Movie Studio Platinum 12 Suite に付属の
MagicBulletQuickLooks というプラグインのアプリです。
100 個以上のプリセットを活用すると、イッパツで映像のムードを設定できます。





パラメータの操作は全くありません。サンプルのサムネールをクリックして
画像のムードを確認して、気に入ったら「OK」をクリックして適用します。



これは実に重宝です。









クリップを分割して、それぞれにプリセットを適用…エンベロープで切り替えると変化に富む演出が可能。



ひとつのクリップを分割して、それぞれにプリセットを適用…オーバーラップで効果を変化させることもできます。



***** 本日はここまで *****




CyberLink PhotoDirector 4 ULTRA & CyberLink MediaShow 6 で 2D 画像の 3D 化

2013年03月07日 18時35分19秒 | 立体映像

静止画像の補正に Adobe Photoshop Elements 11 を活用してきましたが
CyberLink PhotoDirector 4 ULTRA の機能に興味を抱いて購入しました。

CyberLink PhotoDirector 4 ULTRA


まだ使いこなしていませんが、取り敢えずの試みは 1850 年代の
“立体写真”を補正して画像の仕上がりを検証してみました。



画像の「傾き補正」「クロップ」が簡単に操作でき、プリセットの
「人物-ソフト スキン トーン、ホワイト」を活用することで
レトロな立体写真の鑑賞性を充分に高めることができました。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で 3D コンテンツに仕上げます。



「ステレオスコピック 3D 調整」は必須です。



また、「画像解像度」を高めることができます。
「エキスポート」する仕上がり画像の大きさは“長辺: 最大 4000 ピクセル”に設定します。
このサイズ以上にすると は扱いきれません。



CyberLink PhotoDirector 4 ULTRA で 2D 画像の補正を行って画像解像度を高め
CyberLink MediaShow 6 の「作成/ 2D から 3D 画像」で“ MPO 形式の 3D 画像”に仕上げ
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で 3D コンテンツに仕上げることに熱中しています。

CyberLink MediaShow 6

CyberLink MediaShow 6 の「作成/ 2D から 3D 画像」は自然な立体感が得られます。









***** 本日はここまで *****




Movie Studio Platinum 12 Suite の立体文字タイトル作成 とアニメーション

2013年03月05日 10時26分50秒 | 立体映像

現在愛用してる Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は Movie Studio Platinum 12 Suite の
バージョンです。「 NewBlueFX 3D (NewBlueSonyVegasMSPPS12Setup) 」という
立体文字のタイトル作成アプリと音声編集専用アプリ…
「 Sound Forge Audio Studio 10 」がセットになっています。しかも
50 種類の「著作権フリー Sony Sound Series:サウンドトラック ミュージック」が付録になっています。
更に画像の色調をイッパツで変更できる「MagicBulletQuickLooks」も付録になっています。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。

Movie Studio Platinum 12 Suite

アップグレード

Amazon では「 MOVIE STUDIO PLATINUM SUITE 12 解説本付き(日本語)」を販売しています。
価格は 16,779 円です。新規購入ならこれを推奨します。



Movie Studio Platinum 12 Suite の魅力は立体文字のタイトル作成です。
「 NewBlueFX 3D 」は Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) 用に特化したものですが
Vegas Pro 12.0 (64-bit) に付いているものと若干異なります。



Vegas Pro 12.0 (64-bit) の「 NewBlueFX 3D 」は“キーフレーム設定”によるアニメーションが
可能ですが、Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) 用は“キーフレーム設定”がありません。
従って…アニメーション不可…ということになります。これは実に残念。



但し、Vegas Pro 12.0 (64-bit) の「 NewBlueFX 3D 」を既にインストールしてある場合は
Movie Studio Platinum 12 Suite の「 NewBlueSonyVegasMSPPS12Setup 」を
インストールしてはいけません。原因は全く不明ですが双方共に不具合が生じます。

***** NewBlueFX 3D の立体文字をアニメーション化する方法 *****

Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) は下図のようなウィンドウ レイアウトで作業しましょう。





上図はタイトル作成に適したプレビュー設定です。下図はモニターを2台使用する2画面表示の設定。



Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) 用の「 NewBlueFX 3D 」は“キーフレーム設定”がないので
…アニメーション不可…ということになりますが、「トラック モーション」を活用すれば
文字列を「徐々に回転しつつ拡大させる」というアニメーション・タイトルを演出できます。









***** 本日はここまで *****





CyberLink PowerDirector 11 Ultimate の 3D 動画形式変換出力を活用する

2013年03月03日 14時39分20秒 | 立体映像

3D 動画の撮影は JVC KENWOOD GS-TD1-B を「 MP4(MVC)」に設定すると
実に高画質なメディア・クリップが得られます。しかし、この 3D 動画撮影記録形式は
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) に非対応なので、CyberLink PowerDirector 11 の
「 3D 動画形式変換出力」を活用して、“ H.264 マルチビュー コーディング”または
“サイドバイサイド(ハーフ)”の“ AVC 1920 x 1080/24p ”という形式に変換してから
Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で 3D 動画編集を行っています。

“サイドバイサイド(ハーフ)/ AVC 1920 x 1080/24p ”という形式は
PCに大きな負担を掛けません。“ H.264 マルチビュー コーディング”は
それなりにパワーのあるPCでなければ Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit) で
円滑な 3D 動画編集が行えません。「応答なし」…という状態で動作停止になります。

特に YouTube 3D は“サイドバイサイド(ハーフ)/ AVC 1920 x 1080/24p ”が最適。

*

CyberLink PowerDirector 11 Ultimate の「環境設定/全般」を下図のように設定します。
“ HD 映像処理を有効にする(シャドウ ファイル)”は絶対に適用しないこと。



「環境設定/プロジェクト」を下図のように設定します。
“ PowerDirector 起動時にサンプル クリップを自動的に開く”はチェックを外しておきましょう。



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で撮影した 3D 動画の“高画質化”も
CyberLink PowerDirector 11 Ultimate で果たせます。これは必須の作業であると思います。



Panasonic LUMIX DMC-3D1-K で撮影した 3D 動画の“高画質化”の実際。



立体感の補正は「補正/強調」の“ 3D の方向”で作業します。



上図は補正前の画像。かなり「ズレ」があります。



モニターが1台の場合は「アナグリフ赤青」にすると良いでしょう。
アナグリフ用のメガネを使って立体感を確認できます。
左目は“赤”…右目は“青またはシアン”のフィルターを使用します。

室内の照明を暗くすると見やすくなります。



TEXNAY Online Shop で販売している
「ペーパー3Dメガネ(赤シアン)ミニ白地10個セット」
…800円…商品コード: red&cyan_mini10 を推奨します。



TEXNAY Online Shop

下図は円偏光フィルターのモニターを使用する場合です。



Blu-ray 3D でコンテンツを仕上げることを目的にするなら出力を下図の設定にします。



YouTube 3D にコンテンツをアップロードすることを目的にするなら出力を下図の設定にします。



***** 本日はここまで *****