慈恩の日々

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必要なものとそうでないもの

2011-12-16 00:30:14 | 日々・感謝・思うこと
じぶんに必要なものとそうでないものが明確になると生きるという輪郭が顕になってきて

個人的にランキングの評価や批評を気にしたり流行りをまねて受けようとすると心臓にわるいとわかったり

宮崎駿が『本へのとびら』でいってた「我々は画一化していき、やがて滅んでゆく」という意味が体感的につかめてきて、ダヴィンチも手記内の絵画論で流行と模倣について似たようなことを言ってたりして、そういった人達の視点がようやくぼんやりと見えてくるような…そんな感じです

経済でも文化の表現でも自然の生態系でも、単一化していったシステムは根幹が脆弱化していきトラブルなどに対処しにくくなるそうです。それがデフレなどにあらわれたらしいですが

自然の生態系って多様な生物が共存しているから成りたつのであって、今は環境破壊で生体種がどんどん少なくなってるけど、植物でも動物でも単一種だけでは生存できないのは子どもでもわかってしまう

ネットって流行りも移り変わりがとてもはやいけれど、逆に返せば全体性から見れば根をはる実在感もないから、あくまでその程度のものなのかもしれないですね

個人的にデジタルの行き着く先の限界みたいなものが見えてきたような…

自然の生態バランスがなくなると人間も生存できないわけで、生き物が生きているのはリアルな世界でのことだから、ネットの架空の情報から世界のことを判断するのは実はABCのステップのAから間違えていたのかもしれない

デジタルの写真だけを見て空間や対象そのものを体感せず、自分はこのことをすべて知っている。というように

やはり、生きているという実感。生命の尊厳こそがリアルだから

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