いろは歌を自分への教訓として作ってみました。【その2・2節】
我が世誰ぞ 常ならむ (是生滅法)
わ 笑うこそ 力みが消えて 丹田に 気持ち集まり 全て円満
笑うと無駄な力が抜けて、その力は丹田に集中します。
気持は落ち着き、素直な発声が出来ます
健康も、運動や学力も、そして、人生も同じで、力みすぎては良い結果は得られない。
わが力 褒める心を 持てばなを 先の道のり 楽しくなりけり
か 感覚を 身体で覚える 事により 聴覚無くも 詩は詠える
リトミック教育などでも分かるように、知識だけではなく
体感して身体で覚えれば、耳の不自由な人でも歌は歌えます
何事も考えているだけでは始まらない。具体的に動けば結果は付いてくる。
よ 良き声は 心が通って 気負いなし 姿勢正して 語ることのみ
素直な気持で、素直な姿勢から発せられた声は、素晴らしい響きを伴う
上手く歌おう、綺麗な声を出そうなどの邪念は捨て、
気持を語ればそれだけで充分。
余裕有る 心のゆとりが 声作る 後は姿勢を 正すことのみ
た 竹はまた しっかり根を張り しなやかで 風にも負けず 逆らいもせず
足腰はシッカリと安定させ、
上半身はバネのように張りがあってしなやかさが必要です。
人生もまた然りでしょう。
れ 礼と節 互譲と協調 その心 声と力も 共にあわせて
力まずだらけず、出張らず憶さず、節度ある発声は、
声量も声質も、そして詩情も充分表現できます。
人生もまた、啓愛・恩恵の世界を
そ 底を掘る 力が声と なるものを 何故(なにゆえ)声に 力を入れる
丹田という田んぼを耕せば、声は勝手に出てきます。
美しく、暖かい、力強い声が育ちます。
声を無理に出そうとしても、声枯れするだけです。
つ 作るとは からだの楽器を 磨く事 姿勢丹田 素直な心
シッカリした足腰、丹田がレコード盤から音を拾う針、上半身がアンプ。
そして、彼方此方に埋め込まれたスピーカー
どのスピーカーを使うかは、素直な心が決めてくれます。
ね 願わくは 己が心を 信ずれば 声も力も 付いてくるなり
悲観すれば、声はか細く軽くなり、慢心すれば声は嫌味となって滑る
悲観することなく、慢心する事も無く、自分の力を知れば自ずと開ける。
平常の心で、平常の言葉を持って語れば、詩情は自ずから付いてきます。
ねたむのは 心貧しき 者がする 人の事より わが身を正せ
な 習うとは 身体でおぼえ 慣れるもの 理屈だけでは 上手くなれない
頭で考えても上手くいかない、身体の使い方で覚えるのが一番早い。
何事も身に付いてこそ、進歩する。
頭でっかちになっては、何時かは転ける。
ら 楽な声 聴くも楽なり 感情も 表現しやすく 響きも良い
力み無く、緩みの無い素直な発声は、声の色つや良く響きも良い
無理なく語れるので詩情が出しやすくなります
む 胸を張り お尻を上げて顎を引き 肩を落として 丹田の声
適度な正しい姿勢は、声の響きを良くしてくれます
後は、丹田で発生した声の元を、身体のアンプで増幅して、
其々のスピーカーから流すだけで、素晴らしい声量・声質・声色が得られます。
【その2・2節】おわり