つながる つなげる

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前例の有り難み

2024-09-13 10:06:00 | 日記
先日、入社以来、共に働いてきたAさんが、今月末定年退職を迎えるとの事で、送別会がありました。

これまでの30数年間、お互い産休・育休を経て、Aさんは男の子2人、我が家の息子達とも学年1つ違いで、七五三の子供スーツを貸してもらったり、部活や受験と共通の話題も多く、何かとお世話になりました。

それから、時を経て、事務員として採用された私達はいつの頃からか、転勤も当たり前の総合職になっていて…Aさんは私より一足先に大阪へ異動、私も追うように大阪へ。
同郷の、そして、同じ時代を歩んできた先輩が身近にいてくれる事はとても心強いものでした。

私たちの働く環境は実はこの1、2年で大きな変革があり、終身雇用が当たり前ではなくなった今、定年退職を迎える事自体がとても珍しい事となりました。

そんなAさんを華々しく送り出そうと、当時の福岡支店に所縁のある人たちと送別会を企画。

コロナ禍では叶わなかったであろう、10名以上の会食、懐かしい面々。
「ほんと変わらんなぁ〜」と久しぶりの再会にあちこちで笑みが溢れます。

そんなAさんが最後の挨拶で話された言葉が印象的で、帰りの別れ際にその事に触れました。

「Aさんが、"産休制度が採用されて、支店では第一号の取得者でした"って言われたじゃないですか。そうだったなぁ・・・ってしみじみ…」

「ねー。今は育休3年とか普通だもんね」

父親の育児休暇取得率が話題となる昨今ですが、一昔前は母親ですらまだ取得率が低かった時代。

"私達の時は産休しかなかったのに"っておばさま達からチクリ言われたり、男性社員からは3歳までは母親が育てるべきだ、と言われたり。
その都度"先輩達のおかげです〜"って笑顔でかわしつつ、でも、ほんとに前例があると言う事がどんなに有難いか。

第一子を授かった時、私に仕事と育児、両立できるのかなと未知の世界に確信も待てず、辞める事も考えてた中で、Aさんが「戻ってくるでしょ?」って、まるで当たり前のように言ってくれたのです。

受け入れてくれるんだぁ〜って。
私戻ってきてもいいのかな?って。
その一言で、産休育休を結局3度も取得し、辞めずに働いてきたからこその今があります。

今の会社に勤められたから、シングルで3人育てられたと思っています。
そして、副業として二刀流ができているのも、それを認めてくれる会社あってこそ。

産休育休を取るたびに、その都度評価はゼロベースにリセットされてきましたが、先人たちが切り拓いてくれた道は随分と通りやすく、舗装されてきました。

こういう時代背景を紐解いて見せてくれたドラマ、「虎に翼」。
毎週新聞で見る視聴者ランキングで常に一位に君臨していました。
何がそんなに視聴者の興味を惹いたのか。。。

私自身、家裁には随分お世話になりましたし、ドラマで描かれるいろんな問題が、実体験とリンクするところも多く、時に深く考え込んだり。

そのあたりもボチボチ書いていこうかな、と思います。

先日、私が副業で働く保育園で、
「そう言えば、他の園でも先生みたいに業務委託で働く方がいてるみたいで、先生シフト表とか締めとかどうされてます?参考にしたいって…」というお話が。

うぉー!系列保育園で業務委託保育士第二号が誕生してるなんて〜。嬉しいことです。

相変わらず保育士不足は続いています。
柔軟な働き方が浸透すると良いなぁと思います。

見出し画像は今夜のお月様。
満月の今夜はやはり昨日よりも輝いて見えます。
コメント (1)
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