こんにちは、TLCの三浦です。
現在、スペイン南西部のアンダルシア地方で開催される
アンダルシアラリーに参戦するために、ヴィアマルティンという
街に来ています。
このコロナ禍でのラリーに参戦にあたり、いつも以上に
多くの方々のご協力をいただき、私たちが安全にラリーができる環境を
整えていただきました。私たちもこの機会を大切にしてラリーを
やりきりたいと思っています。
主催者の皆さんも各所への消毒機器の設置はもちろんのこと、
サービスパークでの食事配布方法への配慮など、選手をはじめとする
チームスタッフの皆さんが安心してラリーに臨めるように
工夫してくれていることを実感しています。
どうしてもコロナの話になると暗い雰囲気になりがちですが、
このラリー会場についてからは、たくさんの方々の周囲への
思いやりを感じられることがたくさんあり、僕たちは選手として
目いっぱい戦ってモータースポーツを盛りあげていかなければという
気持ちになっています。
チームメンバーとも久々に再開しました。みんな変わっていないし、
元気ですがフランスでの挨拶のアイコンでもある握手は新しい形に
変わっていて少しびっくり!
新しい挨拶のスタイル
そして、今回は過去TLCのテストドライバー/ナビゲーターとして
テストに帯同してもらったことのあるドライバーのロナルドと、
ナビゲーターのジャン・ミッシェルが参加してくれています。
(左:ロナルド・バソ、右:ジャン・ミッシェル・ポラト)
写真をご覧になっていただいて分かる通り、イケメンコンビ!
女性ファン拡大に期待しております 笑
チームは指定コースでのシェイクダウン、車検を終えいよいよ
明後日のスタートを待つばかり。(明日の予定でしたが、明後日に変更になりました、、、)
前回ダカールの結果を踏まえた様々な試作パーツを持ち込み、
いきなり実戦でのテストとなりましたが、各パーツはしっかり機能していて、
マシンの仕上がりは好感触です。
明後日からのラリーで性能をだしきって、さらにいいラリーマシンに
仕上げていくことが楽しみです。
走行後すぐにチーフメカのフィフィに感触を伝えます
受付会場がまさかの酒蔵!もちろん呑んでませんよ~
そして、次回のダカールラリーに向けて今回のテストしかないという
後ろ向きな気持ちか、この1回で必ずやりきるという前向きな気持ちか、
このマインドセットの違いだけで結果は大きく変わってくるでしょう。
言葉にすれば当たり前のことなのですが、現実には精神的な面を
コントロールすることは難しいことです。
このラリーに来る直前、私は全日本ジムカーナドライバーの方々との
トレーニングに参加してきました。ある場面で1人のドライバーが
「クルマより自分が前にいなければならない。クルマとの対話はクルマに
お伺いを立てるのではなく、こうしたいという走りのイメージを
クルマに伝えることだ。それこそが限界域での会話であり、やれたことが
自分のものになり、クルマの進化に繋がっていくんだ」と言っていました。
まさに精神面の闘いの話ですが、すごく心に響くものでした。
例年と比べて開発ステップがちがうとか、今の実力やスキルがどうというのは
一旦置いておいて、まずはこの貴重な機会を全力で使い切り、一つでも
多くのことを持ち帰りたいと思います!
ダカールラリー2020以来、9か月ぶりのラリーです!
皆さんもぜひ一緒に楽しんでください!
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