ココロのかけら

心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら

宇宙に帰りたかった子の話

2007-07-03 | identity


まだ本当に小さくて
自転車の補助席に乗ってた頃から
自分はひとりぼっちだと思ってた
青い空を見上げては
さめざめと泣いてたっけ

思春期になっても
その感覚は変わることなく
空とひとりぼっちが友達だった
自分にはそれしかないと思っていた


星空に泣いたことは
一度もなく

青が見えない雨の日は
小さくうずくまって
ただ 止むのを待っていた


青い空は自分だと思った
あの空になりたかった
そしてどこかに帰りたかった
自分の場所
帰るべき所


きっと私は宇宙に帰りたかったんだ
あの空の果て
銀河のどこか
名もない一つの星だった頃
光り輝いていた頃に



 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 彼方へ | トップ | 正直なガーベラ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

identity」カテゴリの最新記事