まだ本当に小さくて
自転車の補助席に乗ってた頃から
自分はひとりぼっちだと思ってた
青い空を見上げては
さめざめと泣いてたっけ
思春期になっても
その感覚は変わることなく
空とひとりぼっちが友達だった
自分にはそれしかないと思っていた
星空に泣いたことは
一度もなく
青が見えない雨の日は
小さくうずくまって
ただ 止むのを待っていた
青い空は自分だと思った
あの空になりたかった
そしてどこかに帰りたかった
自分の場所
帰るべき所
きっと私は宇宙に帰りたかったんだ
あの空の果て
銀河のどこか
名もない一つの星だった頃
光り輝いていた頃に