ようこそ鳥羽竜ランドへ

鳥羽で発見された大型草食恐竜化石についての調査研究や催し物の紹介をお知らせします。
担当 鳥羽恐竜研究振興会

鳥羽竜化石発見現場復旧

2009年10月09日 | 行事の様子
 10月9日、イグアノドンの足跡化石現場の補修や海岸に降りる階段周辺の倒壊した樹木の整理をしました。足跡化石の補修では土嚢を70個あまり積みなおしました。階段に倒れていた樹木も整理して危なくないようにしました。
 修学旅行や現地見学にこられる皆さんも台風の波で洗われた中から貝化石や恐竜化石が発見できるかもしれません。楽しみに来てください。

東條小学校の皆様のお越しを心待ちにしています。

 作業を終えたあとお手伝いのスタッフが砂浜を探していたら、大きな二枚貝の貝化石が見つかりました。さすがいいことをした後はすばらしいお土産が発見できました。
                      
  二枚貝の貝化石、表面のすじ状の模様がはっきり見えていました。

イグアノドンの足跡化石現場の補修

2009年10月09日 | 行事の報告
 10月9日、台風18号の影響でイグアノドンの足跡化石現場の土嚢が波で洗われ流失していたので修復作業をしました。教育委員会から細木課長をはじめ10名あまりの強力なスタッフに来ていただき作業を進めることができました。さすが力持ちばかりです。正式な修復作業は11月に予定しているので今日の作業は、流された土嚢を集め積みなおす作業をしました。10kg以上ある土嚢でしたがみんなでやると作業はどんどん進みました。ありがたいことでした。
                         
30分あまりで土嚢の積み直しができました。手伝っていただいた皆さんで記念撮影をしました。安楽島や鏡浦地域では台風の風と荒波のため出荷前の牡蠣がたくさん被害を受けていました。漁師の方も一生懸命修復作業をしておられました。
                         
                         

足跡化石現場の修復作業

2009年10月09日 | 行事の報告
 10月9日、台風18号の影響でイグアノドンの足跡化石現場の土嚢が波で洗われ流失し、足跡化石の表面が表出してきていました。このまま放置していくと化石の表面が剥離したり、化石そのものが崩壊してしまうとたいへんなので教育委員会のスタッフに協力依頼をして修復作業をしました。教育委員会からは台風の後片付けや市民体育祭の準備で忙しい中でしたが、細木課長をはじめ10名あまりの強力なスタッフに来ていただき作業を進めることができました。
 作業の前に足跡化石をまだ見ていない人もいたので、この足跡化石のでき方について徳田事務局長から解説したもらい、この足跡化石の大事さを再認識しました。

 イグアノドンの足跡は凸型のもので足跡ができた地層が反転している珍しいもの。
 大きさは30cm余りあり、3本の爪が出ている。画面の下にもう一つ足型がある。表面は剥離防止剤が塗ってある。

鳥羽竜保存の今後のあり方について懇談

2009年10月09日 | 行事の報告
10月7日、鳥羽市教育委員会で斉藤教育長、細木生涯学習課長出席の下に鳥羽竜保存の今後のあり方について懇談を持ちました。(鳥羽恐竜研究振興会の出席は、徳田事務局長、山下運営委員長、大川事務局員)
要望としては1.鳥羽竜化石発見現場を今後どのようにしていくか、2.当面の対策として①恐竜小公園の看板の地盤沈下補修整備、②現場付近の枯れ木の伐採、撤去のお願い3.新県立博物館建設に伴う「トバリュウ」展示について鳥羽市としての立場でその化石の有効活用について県・及び県立博物館へ働きをお願いしたいというものだった。

 要望の趣旨としては、「鳥羽竜現場の教育的、文化的財産又は観光資源としてその価値を再認識していただき、国、県、市および市の関係部署、道路管理者、地権者、漁協、鳥羽商工会議所、観光協会等関係する所組織・機関と連携を強化され、現場保存に抜本的な対策を講じていただきたい」という内容でした。

 教育長からも鳥羽竜の貴重な価値は十分に理解できるので市の関係機関とも連携を取りながら整備を進めていきたい。当面の現場整備作業についても現場調査をして予算処置などを検討したいとのお話をいただいた。県立博物館との話し合いなども機会を作って出かけたい旨の返事もいただいた。

 発見現場は今でも修学旅行生の対応や化石採集会の行事等で活用され、夏休みをはじめ休日にはたくさんの観光客や親子づれが見学に訪れてくれている。ぜひその活用度を考えて、鳥羽市全体でその活用のあり方や今後の整備を検討していくことの大事さを話し合った。
         まとめ 運営委員長 山下