通院の日でした。鳥さんそれぞれのおもいやり

仕事の合間を縫って、私の通院の日。盛りだくさんのお薬に、高い費用。治る病気ではないですし、副作用もきついです。忙しい合間に考え抜いて、もう薬をできるだけ切ってしまおうと思いました。最低限の薬は必要です。特にプレドニンは切れたら私、死んじゃいます、本当に。これだけは命がかかっているので切れません。ほかもろもろ・・・先生と相談して切れそうなものは切ってしまいました。先生はかなり不安そうでしたが、リウマトレックスまで私は切ってしまいました。副作用の割に、私自身あんまり効果が感じられないから。しかも高いし。

あさっては大学病院で検査と診察。こちらはちょっとただならぬ事態なのでどうしても行かなければなりません。ああ、こんどはいくらかかるのかな。考えるほど落ち込みます。

先が見えない、一生モノの病気です。悩んだって仕方ないし今を大事にしていかないと。わかっているけれど辛いなぁ。

今日は星がとてもきれいです。会津の空は、もっと澄んでいるでしょうね。冬の銀河が目に浮かびます。でもな、親戚付き合いでもめてしまったので、見に行くことは・・・できないでしょうね。年に一度の楽しみだったけれど、行っても私疲れ切ってこんこんと寝てしまい、その合間に見上げる星空が大好きでした。空を見上げるだけで幸せだったのにな。人間が絡むと空を見上げることさえ難しくなってしまうんだ。私は何もしていないのに。切なくなって部屋にすぐに戻ってしまいました。

レイ君ちょっと元気がないような。体重も肉付きも変わらないしご飯も食べているけれど。ペレットをお残しする量が多いかな。昨日でお薬が終わりになりましたので、その影響かもしれません。先生に相談の電話を朝になったら入れないと・・・。とっておきのおもちゃを新しくつけてあげると、喜んで壊し始めました。ほっとひといき。ひとしきり遊び終えると、呼びかけるように小さな声でささやきはじめました。
「レイ君？」「レイ君？」かまってほしい？なでるとうっとりした表情をみせました。自分の心がほぐれていくのが分かります。レイ君ごめん、悲しみを押し付けちゃって。柔らかい君の羽が、私の一番の薬なんだ。今だけ・・・甘えさせて。笑顔でなでていたけれど、こころ読まれているみたい。そうだよね、私が元気でいなくちゃレイ君不安になっちゃうよね。食欲だってなくなっちゃうよね。大丈夫だよ、元気出すから。

今度はホルスがごねはじめました。「ネクター飲まないもん」果物はどう？「いらないよ」ホルスは私がしょげるとこうなります。とことん甘えてくるんです。「しょうがないね、スプーンで飲ませてあげるよ」もうごくごくぺろぺろ飲みまくり。心配になっちゃうほどたくさん飲んじゃいました。

こうなると隣のトトちゃんもまけじと甘えてきます。叫び声の代わりにおしゃべりしたらおやつをあげるお約束になっているんですがここぞとばかりにしゃべりまくります。ふだんは叫んじゃうのにもうおしゃべりだけでこちらに迫ってきます。「えらいね、はいはい」でもこういう時は、おやつはほしくないんです。大好きなはずの小粒のひまわりの種でさえぽいっと投げ捨てしゃべります。なでて！かまって！ホルスなんかより私を見て！・・・あんまりなでまわされるのが好きでないのにえんえんなでなでを要求してきます。「はいはいきもちいい？」ひかえめな性格ですが、甘えたいときはきっちり要求。トトちゃんしっかりしています。

こうして時が過ぎると、悲しみがうすれてゆきます。どんなものより大切な宝物。一番効き目のいい薬。

あしたもがんばるかれんです。