朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

寿命ってどうなのかなぁ・・・がん疑惑が晴れて

2013-02-15 00:25:02 | ペット
自分のがん疑惑が晴れて思ったこと。

・・・寿命ってどうなのかなぁ
はっきり言って、自分ががん確定したら、進行度合いもあるけれど勝率が低ければもう治療はしないで緩和ケアだけにするつもりでした。すごいお金がかかるうえに治るとも限らないし、辛すぎる副作用若ければ若いほどがんも進行が早いですからどうしたって早い死から逃れられないだったらぎりぎりまで自分らしく、鳥さんたちと一緒にいたいできれば自宅で最期を迎えたいそう思っていました。

しかし自分の子供たちががんになったらどうだろうかとふと思ったんです。

フェレットは副腎腫瘍です。もう高齢ですが、緩和ケアだけでずいぶん長いこと頑張っています。フェレットらしく、腫瘍なんてあるんかいと思うほど元気でごはんもバクバク食べるしメスを入れなくてよかったと思います。
・・・でも、それはフェレットが腫瘍になりやすいとあらかじめ覚悟していて、しかも寿命が十年ないほど短いと知っていたから選択したことで、もっと長寿な鳥さんだったらどうなんだろうと思うわけです。

それはじたばたすると思います。治療の可能性を求めて主治医に迫りまくると思います。できることは全てやるでしょうね。でもそれがはたして鳥さんのためであるのかどうか。自分の気持ちを満足させるだけではないかとか、いろいろ考えてしまいます。

もちろん、他の飼い主さんが選択した治療にけちをつけるわけではないです。でも、「こういう治療をしてほしいよ」と言えない鳥さんにどういう治療をするのかと思ったんです。

自分は仕事上、民間療法やサプリには否定的です。もっというと、ホメオパシーも嫌いです。あれでお金を取られるなんて自分は許せないですね砂糖玉だもん。もちろん違う考えの方もいると思います。でも、わらにもすがるような思いで頼る人からお金を搾り取る人はたくさんいます。悲しいけれど。医療の現場でも、「それはやめといたほうが」と思うことも多々あります。でも、その人の心のよりどころかもしれません。・・・たとえば「病気が治るストーン」とかでも信じて心が楽になるならありなのかもしれません。でもありえない値段で腹立ちますけれど

寿命が長ければ幸せ、というわけでもないようです。長生きして亡くなって「ああ、やっとすっきりした」感のあることもあるみたいですし、短命で「神も仏もない」という考えの人・・・まあ、私ですけど・・・いろいろいます。生まれたばかりで亡くなる子がたくさんいます。本当に私は「神も仏もない」と思っています。

自分が健康な・・・自分のペットが健康なうちに、ある程度の治療方針を固めておくのが大事なのかもしれませんね

意外と死って身近にあるものです。本当に生死の境は紙一重です。いきなり寿命を突きつけられるものです。霊安室の前を通り過ぎるのが日常の私が異質なのかもしれないですが、一度は寿命について考えてみるのも大事なのかなぁ、と

そして・・・できれば誰でも、みんなが自分らしい生き方を貫ける社会になってほしいです。