今日の寝顔~いつまでも一緒に

わんひとり(推定年齢16歳)、にゃんふたり(推定年齢6歳と4歳)との暮らし、わんの介護日記を中心につづります。

もう、あまり時間がないかもしれません

2021-02-14 11:01:16 | 介護日記
今日もご訪問どうもありがとうございます。

常に、介護士”かりん”が寄り添います。



あれから、やはり自主的にご飯を食べず、療養食と自家製かつおだし、そして、3時間ほど鶏ガラでを煮たチキンスープを作りました。少しでも香りで食欲をだしてもらおうと。

2度ほどキッチンペーパーで濾して脂分をできるだけ取ります。

でも・・ダメでした。
流動食をシリンジで少しずつ飲ませる状況です。

獣医さんは、ストレスもあるだろうから、そのうち食べますよ。
といわれましたが、それは間違いでした。大きな間違いでした。
血液検査のALPを詳しく調べると、体内のステロイドの値がとても高いことが
判明しました。
それは、脳下垂体もしくは、副腎に腫瘍があるだろうと疑われるということ。
この治療には強い薬を使わないといけないし、かなりの副作用がある。今の状況では無理との判断でした。
投薬では、根治ではなく、保存療法となるので、おそらく、半年か1年。
薬を使えないとなると、さらに短い時間しか残されていない。
この腫瘍の影響で、もしかしたら、徘徊や夜鳴きが始まったのかもしれません。ALPの数値が上がり始めたのは昨年の春、でも、獣医さんはさほど問題はないと深く調べることはありませんでしたし、私も疑いませんでした。
前回、今回と上がってきて、食欲がなくなったので初めて詳しく調べたら、
すでに遅かったということでした。
本当に悔やまれます。もし、1年前もっと詳しく調べていたら・・・
でも、投薬しても・・寿命は同じだったかもしれません。
夜鳴きなどの苦しみがなくても、つい数日前まで食欲があったので、それすら
失われたかもしれません。QOLの問題ですよね。
今まで1年、食欲が落ちたことは一度もありません。いつもおいしく食べてくれました。食いしん坊・楽ちゃんのあだ名通り。でも、今は自分から食べようとはしない。辛いです・・本当に。

昨日は、無理を言って往診してもらいました。
効果はさほどないかもしれませんが、自宅で点滴をしようと思ったからです。
30分で、250mlほど。
皮下点滴の仕方を教えてもらい、今日から、自宅で点滴を始めます。
脱水症状は出ていませんので、先生は今日明日というようなことはないけれど、4日点滴をして、どうなるか見てみましょう。それから、今後の治療を決めましょうと言われました。ただ、もう、難しいかもしれないとのこと。
2月22日は、楽ちゃんがうちに引き取られた日です。お誕生日としています。かりんも2月に引き取りましたので、ふたりの誕生日です。
その話をすると、それぐらいは大丈夫だろうといわれましたが、おそらく、あまり時間は残されていません。

こうなってから後悔ばかりです。
楽ちゃんは、今まで、どれだけの幸せをくれたことか。あの子が心の支えです。ずっとそうしてきたから、失うことなど考えもしませんでした。
必ず別れは来るのに。あの子が行ってしまうなんて、思ったこともなかった。
足が不自由になってからも、歩行器で楽しく歩いてくれた。昨日も散歩に行きました。
ああ、家族で写真をとればよかったなあ・・と
楽ちゃんの写真はたくさんありますが、家族での写真は1枚か2枚ぐらい。
それだけが悔やまれます。もっと動画もとればよかった。

春になったら、また海辺の公園に行こうと約束していたのに・・
何もしてあげられない・・あまりに時間が残酷で・・
お友達を昨年今年と何度も見送り、がんばって生きようと話していた矢先。

今言えるのは、
これだけです。
楽ちゃん、ごめんね。約束も果たせず、助けてあげることもできない
不甲斐ない母親です。
残りの時間はどれだけあるか、わかりません。
何ができるかわかりません。

頭が混乱していて、言っていることがちぐはぐでごめんなさい。
ただひとつ、小さな喜びは、点滴のおかげか、流動食を食べるのを嫌がっていたのが、そうでなくなったこと。力がなくなったよりも、目に命が戻ってきたような気がします。
ただ、こんな状況で、奇跡が起こるはずはないのはよくわかっています。
でも、欲を言えるなら、今日、目覚めてくれてありがとう。
という願いだけです。

何よりも大切な子が、旅立とうとしている。その状況に耐えられそうもない弱い自分がいます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

明日も世界中のおじいちゃん・おばあちゃんわんにゃんとご家族が元気で過ごせますように。