ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

2017.08.20 芦別岳(新道コース)

2017-08-20 | 山行日記

 

ウッチャンのブログの師匠であるToshiさんと今回、山がかぶってしまったので、詳細はToshiさんのブログを参照されたし。

おおざっぱすぎる自分のブログとは比べ物にならないです・・・ハイ・・・帰ってきてから1日違いでかぶってたのを知った・・・

本当は旧道新道と行きたかったのだが、昨年のToshiさんのブログを見てるので、新道ピストンとした。

もちろん「芦別岳」も初めてだ。冬のBCの下見も兼ねていつも素通りだった「芦別岳」にチャレンジしてきた。

 

サクッと報告

6:00 登山口出発

見通しの利かない樹林帯を行く。見晴台でも周りはガスガスで展望は無い。

ここから急登が始まる。倒木はここまでの前半部に多い。

 

ここまで来てガスが切れて周りが見えてくるが、ここまでがやたら長い・・・

 

夫婦岩が見えた。

8:00 半面山まで来て、

 

 

 

雲峰山とその奥に芦別岳が見えた。暑くなってきたが、さぁ~行きますか!

一旦下り熊ノ沼横を通り、浸食気味の箇所を越え大きくジグを切りながら雲峰山を登る。笹が大きく被っていて、笹漕ぎを余儀なくされる。ピーク直下まで部分的にそれは続く・・・

8:45 雲峰山

とうとう芦別岳を捉える。BC斜面も捉えた。

雲峰山から吊り尾根に下り振り返る。

 

9:10 芦別岳到着

 

本谷。雪渓がまだ残る。

 

山部がうっすらと。十勝連峰は見えず・・・

 

(通称)シューパロ岳

 

ピーク直下斜面。みんなこれを滑ってるのか?

 

雲峰山、屏風岩

 

ポントナシベツ岳(南喜岳)

 

っで、ウッチャンの話はこれから・・・

ピークに着くと、先行者の外国人男女2人が「く~ま、く~ま、ベイビー ツー」と言ってる。近くにいるのかと思ってびっくりすると、「どこ?どこ?」 「あそ~こ~」 南喜岳と芦別岳のコルの南喜岳のふもとを上に向かって歩いている。母熊と子熊2頭の3頭だ。遠くにだが本物のヒグマを見たのは初めてだ。しばらく観察してると、子熊がちょこちょこ動き回りながら母熊についてゆっくりと止まりながら上に移動している。遠目にはかわいいくらいだが・・・

今まで使っていたSONYのWX-350(20X)を今年の春からSONY RX-100(3,6X)に変えたためズームすることはできなかった。(上の写真はトリミング)

何人かがピークに登ってきた。皆、親子熊を見ていた。遠く離れたピークの上からだから余裕だ。

っと今度は、旧道側のピーク直下のお花畑を下から熊が登ってきてる!!

まるで昨年のToshiさんの記事のように・・・

1日で4頭の熊を見る!しかも視界の中でその4頭が動いているのが見える!そうあるもんじゃないと思う。それも初めて本物の熊を見た日に・・・

こんなこともあるんだな~と思っていた時、旧道登山道を単独の男性が登って来る。「うわ~どうする?」「大声で知らせる?」

その時ピークに居た人たちの意見は「ギリギリまで待ちましょう、あまり刺激しない方がいいでしょう」ということだった。

男性がとうとうキレットを越えてきた・・・笛を持っている人は吹く準備を・・・

男性が進んで来る。すると熊も登ってきた!「やばい!知らせた方がいいのでは」 熊の方が先に気付いたようだ。一旦止まった。だがすぐに登りだした。「いやいや、どうすんの?」登山道から推定30mはない・・・熊がまた止まった。人間を観察しているようだ。接近する前に熊の方が下に下りだした。大騒ぎする前に熊の方が避けて行った。(その時の男性がピークに来た時に聞いた話だが、熊が立ち止まった時に目があったそうだ。その後すぐに下に移動したみたいだ。)やはり熊も余計なトラブルは避けたいようだ。熊は熊鈴で人間を確認して、実物を確認してから去って行った。熊は注意深く人間を観察しているようだ。

結果論だが、その時の男性はあの時あまり騒がず、笛や鈴で刺激しない方が良かったと言っていた。あの時点で刺激してたらどうなっていたのか?経験のないウッチャンには答えは出せない・・・

男性がピークに着いてもまだその熊はお花畑にいる。男性が、後に犬を連れた人が登ってきてると言った。

「ええ~!」 熊はまた上がってきて登山道まで来ている。そして登山道を登ってくる方に歩いている・・・っとその時、犬を連れた男性が登ってくるのが見えた。「やばい!やばい!」 今度はやばいぞ! 今度は鉢合わせになる可能性がある。

キレットにさしかかる前に、熊は登山道からハイマツなのか、笹やぶなのか?入って行った。でも熊の頭がきょろきょろしてるのが見える。キレットを越すあたりで熊の姿は見えなくなった。その場で隠れているのか?離れて行ったのか?ピークからは確認できないが、熊が消えた場所は登山道から10mもない。熊に遭遇した男性は「静かにしていた方がいい」と言い、「危険な時は犬が反応するはずだ」という意見に皆従った。なんとなく息を呑む。ドキドキしながら見守る。男性と犬が何もなかったようにその場を通り過ぎる。よかったんだが、なんか拍子抜けした感じだ。 よっぽどのことがない限り、大騒ぎしない方がいいのだろうか? そして犬を連れた男性は熊対策のために犬を連れているのだろうか? とにかくわからなことばかりだが、貴重な体験をしたような気がする。

ほっとして、時間を見るとピークに1時間10分いる。さぁ~降りようか!

10:20 ピークから下山

ちょっと気疲れしちゃって、ゆっくり下りて行く。

今度は上部がガスってきて、下部が晴れてきているようだ。だんだん暑くなる。

見晴台も景色が見えるようになっていた。

そういえば、ピークは赤とんぼがたくさん飛んでた・・・熊の話ですっかり忘れてた・・・

12:40 登山口

初めての芦別岳で、初めての熊、決して忘れない日になるだろう!

 

それでは

 

合計距離  13,1km

合計時間  6時間40分 (休憩1時間20分)

 

 

 

 

 



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2 コメント

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面白い! (Toshi)
2017-08-20 22:39:27
ウッチャンの報告楽しく読ませていただきました。
今回もニアミスでしたね。

旧道からのアプローチ最後の登りの手前には、かなり高い確率で
ヒグマが観られますね。
ウッチャンの感想通りヒグマは人間のことをよーく観察している
ようなので、毎回いろんなゲストが来るもんだなぁ~~なんて、
小熊に教えてやっているのかもしれません。
鳴り物が効果を発揮するのはヒグマに出遭わないようにするためで、
出逢ってしまったらもう刺激するのは得策ではないかも
しれません。

Toshiの師匠のAmigoさんがその場に居たら、ヒグマは怖くないけど
犬に吠えられて、一目散にユーフレ小屋まで走り下るかも・
です

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Re:面白い! (ウッチャン)
2017-08-21 12:05:44
Toshiさん、こんにちは!
今回は1日違いでしたね。残念です。
今回はピークにいたので余裕でしたが、あの男性が自分だとしたら、平静で居られただろうか?すんごく疑問です。これからのいい勉強になった感じです。慌てず騒がずのほうがいいのでしょうかね。

Toshiさん、今度誘ってくださいよ!少しでもお荷物にならないようにがんばりますので・・・
遠くは行けませんが・・・

それでは!
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