華奢な体と小鳥のさえずりのような声、家永カノが死んだ。
ゴールデンカムイのなかの話です。
自身の美化、おそらくは死んだ母のおもかげに、情熱をかけて(かなり温度の低い情熱であるが)、美の極致にたっした80歳の医者。
なぜか、ゴールデンカムイの画像は美しく、わたしは一瞬にしてとりこになってしまった。
男は女性から頼られると弱い。
不敗の土山から扶けられたカノは、以後彼についていくことに。
自分が土山だったら、カノにほれているのがよくわかる。
カノはおそらくはすべての男の、あこがれとする女性だとおもう。
なぜかといわれれば返答に困るが、それは人間の情の奥の奥に潜む謎の部分。