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時の関守

閑話休題 芸能界雑感

私もそれなりに、芸能ニュース、その時の話題を妻と話すこともあります。
妻は、役者をみる目には自信があるようで、武井咲(たけいえみ)、沢尻エリカは彼女のイチオシでした。
「若いときから、目を付けていたのよ」と、言っていました。

彼女の自信たっぷりの言動とは裏腹に、私のみる目は、我ながら自信がありません。
なぜなら、(とくにお笑い芸人については)あまり、自分の押しが長く続いたことがないからです。
だいだひかるとか、ひろしですのひろしさん、ギターざむらい、ふかわ君など大好きでしたが、そんなには売れなかったですね。(ほどほどは売れましたが)
反対に、これ絶対に売れるはずがないよなぁ、と思った芸人がいました。

さんまと紳助です。
さんまは、テレビの出始めのころ、巨人軍の小林のアンダースローの投球のまねをして、話題になっていましたが、たいしておもしろくなかったと記憶してます。
紳助も、なにか不良のネタが多くて、まぁまぁおもしろかったのですが、あんなに売れるとは全然(ぜんぜん)思ってませんでした。

ですから、さんまと紳助がその後、あんなにも売れたり、テレビ界を席巻(せっけん)したとき、自分のみる目のなさに、われながらあきれましたね。
とくに紳助については、電撃的に引退して、ただただ驚いていましたが、最近、ちょっと見直しました。

ダウンタウンの松ちゃんが、あんな形で休業の追い込まれ、真偽はわかりませんが、見苦しくてしかたありません。
どうしても、たけしとか、紳助のいさぎよさと比べてしまいます。(わたしの、とても個人的な感想です)

あんなに、社会的にも成功して、それなりの尊敬もうけていたのに…
ほとんどの人が社会的成功を望み、それがかなわなかったとき、失望と同時に、ある種のいさぎよさを身に付けるのかもしれませんが…

また、芸能界でそれなりの活躍した人が、姿を消してから実は、別の道で、(私たちの知らないところで)活躍していたりなんてこともありますね。
その方たちが、とても自分に似合った個性的な生き方をしていると、驚きと同時に、とてもうれしくて、懐かしい友と出会ったような、はればれしさを感じたりします。

成功、失敗。
光と影。人生の喜怒哀楽。
全てがうまくいっていたと思っていたときの、落とし穴。
それだって、私のとても一面的な見方でしかなかったですね。
人の評価など、年限がたてば、だれ一人気にすることももないのですから、自分らしく生きること。

それ以上の、自分へのご褒美(ほうび)はないのかもしれませんね。

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