神話について、皆さんはどんな感想をもっているでしょうか。
感想どころか、一部の宗教学者を除いて、関心をもったこともないという人が、ほとんどであると思います。
私も同じです。
しかし、あるときから、つぎのように考えるようになりました。
神話とは歴史的事実なのではないだろうか…。
古代のある人に、とても想像たくましい人がいて、
この世界の成り立ちを、とてもそれらしく語ってみせた。
それがいつのまにか、事実のように語られるようになった、
そうも考えられるかもしれませんね。
しかし、私はそれよりも、
とてつもない奇跡を目撃した人は、それがとても大切なことであり、
それをなんらかの形で伝えねばならないと思った。
それを言葉にして残すことは、とても困難であったけれど、
苦心して、身近なものにたとえたり、想像力を駆使(くし)して、言葉にしたのかもしれない。
そのほうが自然であると思います。
それは、夢のような、イメージのようなものかもしれません。
でもそれが、事実であるとわかっていたのだと思います。
わかっていたからこそ、(古代の)日々の厳しい生活のなかの、大切な時間をさいても、残さなければならないという使命感をもったのでしょう。
そうでなければ、何百年、何千年も残るはずもないと思うのです。
古事記、日本書紀もその語り部(かたりべ)たちの(もちろん、そんな役職ではあったとしても)
使命感なしに残るようなものではないと思うのです。
こんな本がありました。
5000年後からのメッセージという本です。
地球上での5000年後の世界です。
人類はやっと、狩猟生活から農耕生活に移りはじめていました。
ひょんなことから、未知の旅をはじめた主人公は、旅の途中で、蔦(つた)にからまれた、とてつもなく巨大な建造物の数々に遭遇します。
長老たちから話しに聞いていた、これが伝説の都市というものかと、気づくのです。
それは気の遠くなるような昔の、伝説でしか聞いたことのないものでした。
伝説こそ神話のはじまりだったのかもしれません。
なんか、映画「猿の惑星」みたいですね。
作者は、夢でみたスピリチュアルメッセージとして、世にだしています。