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時の関守

結婚という形 (4)

(私の妻となってくれた)彼女は当時、まだまだ幼く、人生経験も少なくて、私は彼女から教わることはなにもないと思い込んでいました。
ただ、私がしてあげれることは、少しだけあるかなぁとも思っていました。
そして、彼女にそれ以上何かを求めることはない。
そう思っていました。

ところが実際は、彼女にそそいだ愛情は、何倍にもなって返ってきました。
とても、不思議でしたね。
彼女に私は愛情をそそぐだけでいいと思っていたら、それ以上のものが返ってきたのですから。
これは、私の愛情に関する一考察です。

でも、恋愛と結婚生活というものは、やはり別のものと考えるほうが現実的ですね。
次に、結婚にたいする、私の霊的な一考察です。

私たち一人一人は、とても個性的な自分の身体(からだ)というものを持ち、一人一人の精神、心というものを考えたとき、とても独自の世界をもっています。
兄妹などみていると、同じ兄妹でもかなり違いますよね。
子育てした人であれば、うなずいてくるれのではないでしょうか。

そんな一人一人が、この世界で、誰もが違った考え、世界観をもちながら、同じ世を生きている。
これはどういうことなのでしょう?

天は(神は)人間というものを創造(つく)り、はじめは同じものだったのが、だんだんと違いや個性が生まれ、それぞれが十人十色と言われるぐらい、大きな違いができてきた。
その違いというものは、それがいさかいの元にもなりますが、それぞれがどんな世界をつくりたいのか、天が(楽しみながら)見守っているのだともいえます。
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