だんなさんが亡くなってから、数年して、孫が生まれました。
あるとき、
その孫を連れて、偶然に、
だんなさんと昔、住んでいたアパートの前を通りかかりました。
「あぁ、まだ(私たちが住んでいた)アパート、あったんだ。」と思ったそうです。
すると、その当時4~5歳だった
お孫さんがつぶやいたそうです。
「あー。なつかしいなぁ」と。
知人のかたは、とても驚いたそうですが、
後でまた、そのお孫さんに、
そのことを聞いたところ、覚えていなかったそうです。
(もちろん、そのお孫さんが、以前にそこを訪れているわけもありません。)
それはまるで、
朝起きたとき、覚えていた夢が、
朝の雑用に追われ、気づいたとき、
「あれっ、さっき見た夢なんだったかなぁ。
さっきまで、あんなにはっきりと覚えていたのに。」
というようなものです。
以前、ブログで書いたように、輪廻転生(りんねてんせい)を議論するとき、
それは、そのことが事実かどうかよりも、
その人がその(輪廻転生)ことを、自分の人生のなかにとりいれるか、とりいれないかという問題だと思います。
そのことに関心をもち、
それらの情報を手にすれば、
それがとても、有意義であり、人生のかなりのことの、その疑問に答えてくれます。
また、
自分の身の回りにも、
冒頭で書いたエピソードのようなことが、
意外にたくさんあることに、気づくかもしれません。