今回はスポーツは諦めずに継続する事がいかに大切かを書きたいと思います。
で、今回特別に、陸上短距離で2度の世界陸上とアテネオリンピックに出場した松田亮選手からコメントをもらいましたので、後ほど紹介します。
今回のブログは、スポーツを頑張っている人や、小中高校生で部活を頑張っている人には是非読んで欲しい内容です。
↓左から3人目が松田選手です
彼のプロフィールについてはwikiペディア等に載ってます。
私と松田亮選手は高校時代同じクラスで私も陸上の短距離をしていました。高校時代の松田選手は、
とにかく練習を休んだ事がなく継続は力なりを身をもって照明した印象があります。
中学時代は彼に負けた事はなかったと思います。
正直負ける気がしませんでした。
しかし、高校生になり彼の方が足が早くなり、それ以降
勝てる気は全くしなくなりました。
私は高校の頃、風邪や怪我で練習を度々休んでいました。
成績が伸び悩んだ時に、不振の原因を監督に相談せず、アドバイスをもらおうともしませんでした。
口にすると負けを認めているように感じたからです。
当時は「押してダメなら引いてみよう」適な、
柔軟な考えをする事ができていなかったと思います。
いい意味での適当さが必要だったと思います。
高校卒業前には、完全に陸上を諦めていました。
今思えば、改善点は山のようにあり、諦めるには早すぎたと後悔しています。
以上が、私自身の失敗から学んだ事です。
以降は、松田選手とのやりとりをそのまま記事にします。
俺)世界に出れる人ってごく限られてるよね?
才能ももちろんあると思うけど、松田自身が世界に出れた要因
って、何だと思う?
松田)世界に出られた要因か~。
世界大会、五輪に出た時期は、とにかく陸上に集中できる環境やったから、練習も日本で一番質の高い練習してるであろうってくらい追い込んでたよ。
就職してからは、なかなか陸上の事ばかり考えれる環境ではなかったから、モチベーションも徐々に下がっていたし、結果も出なくなってきたかな。
一つの要因として、練習環境や周りのサポートが充実してたから、ゆるぎない信念を持って走ることができたし、結果として現れたのかな~とは思ってるんやけど。
俺)世界大会出場前ってどんな心境で、どんな事、準備するの?
松田)世界大会前は変わらず普段と同じ生活してたよ。とにかく世界の舞台で走れる事が楽しみでしょうがなく、大会前はワクワクしていて、早く試合に出たいって事
しか思ってなかったよ☆実際、世界大会って言っても走る距離は一緒やし、ユニフォームがいつもと違うだけやから、自分の中で楽しめる走りができたら結果も
ついてくると思ってたからね。
俺)高校時代は、俺ちょくちょく怪我や風邪で練習休んでたんよ。
松田はほとんど休まんかった事ない?
あと、これはやっちゃダメとかこれをしないといけないとか、
こまかく考えすぎてて、何があっても動じない心が当時は足らん
かったかなと思ってるんよ。
でも松田は諦めず継続して練習して結果を出した様に思うんだけどどう?
松田)一番重要な事は、やっぱり続けるってことかな。「継続は力なり」って言うけど、まさにその通りやと思う。人それぞれ個人的な能力差は出てくるけど、
続ける事で得るものは多く、自信にも繋がるしね。(実は高校の時、一日も学校休んでないんよね~笑)
俺の陸上競技人生の高校時代は、強豪校に入ったばかりに、練習について行くことしか出来なくて、当時はキツかったっていう思いでしかないけど、
とにかく続けた事で、それなりの成績は残せたような気がするよ。そのおかげで大学時代は、練習のペースとかにも余裕が出来て、とにかく色んな事を考えて練習
で実行してみたかな。それも高校時代に経験した事が土台になって活かされて、自分で考える力も身についたんやと思う。だから大学の時も記録が伸びたんやと思う。
自分の中で必ず目標設定はしとかないといけないと感じてるよ。2年後、3年後の目標とか、2,3か月後の目標とか。高校の時はインターハイ出場が目標で、
正直、目標は叶ったけど、インターハイでどのような成績を残すとかまで考えてなかったから、出場したことに満足して結果は出せなかったね。
それと違って大学の時は、入学前に4年生の時に100mで全日本インカレ優勝って目標を決めて、その間までに色々な目標を立ててクリアしていくって言う計画を
自分で作って実行できたから、高校の時とは違って、全国大会で勝負もできたし優勝もできたし、おまけに世界大会出場もできたんやと思う。
小学校の時から、陸上を始めたけど、その時からライバルの存在は大きかったと思う。ライバルに勝ちたい、近づきたいって言う気持ちをもつだけでも、
モチベーションは高くなるしね。あと必ず諦めなかったら、いつかライバルに勝てるって事を体験できたのは、やっぱり最初に言った継続は力になるんやと思う。
やっぱり、指導者の存在もあるよね。俺の場合は小学校から大学まで、ほんまに指導者に恵まれたと思ってる。共通するのは、
一から十まで細かく指導するんやなくて、良く見てくれてて肝心な時にアドバイスをくれる所だね。とにかく、見られてるって事で、手を抜けないし、
見てくれてるって事で安心感をもって練習に取り組めたから、そんな指導者達に出会えて感謝してるよ。
彼と話をして、15年早く聞いておけば良かったと思いました。
後で後悔するのは、本当にもったいない事です。
でも過去に戻る事はできないので、冒頭に「小中高校生で部活を頑張っている人には是非読んで欲しい」
と書きました。
自分がどれだけ成績を残せるかなんて、誰にも分からない事です。
才能どうこうの前に、諦めてダメになる人が多いんじゃないでしょうか。
↑私のように
あとは、私が今やっているスキーで同じ後悔を
しないようにしたいと思います。
以上参考になればと思います