皆様、こんにちは。
7月13日(土)、大阪国際交流センターにて、「傾聴」による気づきと学びのセミナー2019、ご参加いただきました皆様とご一緒にやわらかで温かな場を造り上げることができました。感謝申し上げます。
大阪は昨年に続きまして2年目となり、第4回になります。初めてご参加いただいた皆様もも、回数を重ねてご参加してくださっている皆様も、思いの外、または新たに気づけたこと、そして学びがあったのではないでしょうか。相手の方と向き合おうとすることは、ご自身と向き合おうとするとにもなります。“すばらしい聴き手”と出会いと、そして聴いてもらう体験を積み重ねていくことで、それらと同じように、ご自身のお気持ちや考えを丁寧に聴いていこくことが容易になっていきます。そうして気づきや学びが得られやすくなります。いかがでしょうか。
ただいまアドバンスコースを考案中です。いま受講いただいていますベーシックスを基本にしながら、さらに応用力を高めていきながら実践力を付けていくセミナーです。どうかご期待ください。
今会の「ふりかえり」を掲載いたします。お名前は記さず、ブログへの掲載を許可してくださった皆様の中から選びました。他にもすばらしい内容の「ふりかえり」を書いてくださった方もおられます。セミナーのご様子を想像しながらお読みいただければ幸いです。
今日のセミナーで聴くということについて本当に真剣に取り組むと、頭は本当に働きづらくなりますが、胸に火が灯ったような感じがしました。私の聴くは、自分の割合がまだまだ多くて、話し手に入ってきてもいいよというスペースが3ぐらいだったと分かりました。それでもなんとかコップの中の水を外に取り出していくと、相手を受け容れることの感覚にやっと少し気づくことができたと思います。同じ話をしても、相手の話し方によって返ってくることは全然違うけれど、どちらからもああここだという部分が形を変えて知ることができるのがとても印象的でした。自分が言ったことでも、伝え返しをしてもらって返ってくる言葉を聞くとなぜか「あれっ」となり、さらに自分の内面を見つめ、探していくことができるのだなと思いました。相手の方の、私のことを本当に分かろうとしてくれているような態度、空気感が本当に心地よくうれしくありがたくて、なんだかちょっといとおしいようなそんな不思議な感覚が生まれました。自分の中で、話すことや傾聴がとても大事なものになっているのだなと思いました。
傾聴セミナー、初めての参加です。一日あっという間に過ぎました。午前中の三人のグループでの話しを、音や色や情景に置き替えて下さるのは、私にとって初対面の方が私の話をそういうとらえ方をして頂いているのか、私という一人の人間をそんな風に見て頂けているのかと、とても興味深く、嬉しい体験で、傾聴セミナーの入り口に立った私にとってワクワクする時間でした。午後からの三人グループで、自分の名刺作りには、過去にテレビから受けた感動とあこがれの人に自分がなれて、とても幸せな思いで語る事が出来、聞いて下さった方の質問にスラスラ答えている自身が、違う世界にワープした様でした。その中で語った事からの大事な本心やエッセンスとは何だろう…と帰っての宿題です。最後に二人になってからのクライアント中心療法は大変難しかったです。特に伝え返しによる傾聴はタイミングやとらえ方が違うと、相手の言いたい本筋から外れてしまうのでは…という恐れがあって踏み込んでいきずらかったです。でもこれが入り口ですね。興味深い傾聴の世界に立てて感謝です。
午前中は今回初めて参加された方でしたが、私の話を情景や形状などで適切に表現していただき、自分の心の奥にある本当の気持ちにも気づくことができました。本当の気持ちに気づいたときに、今かなり頑張っている自分を認めてあげたいと思えました。表面的な気持ちをやり過ごして、あるいは封印してきた時とは違う自分を感じることができました。アドバイスをされたわけでもなぐさめられたわけでもないのに、その不思議な感覚を持つことができました。うその名刺作りでは、演出効果によって、本当に相手の方の表情や話し方、オーラのようなものを感じ取ること、あるいは相手の方の本質のところもみえるように思えました。前回は、自分が演じることで自分の本質を知り得ましたが、今回はこの演出効果も大事であり、日常にも生かせるのではと思いました。伝え返しは、相手の思いや揺れにも寄り添うだけでなく、問いによって深めていことで、もっと本質的なところに迫りたいと考えました。しかし一方で、信念を確認できると共に、そこに行きつくまでのしんどさやとまどいにも、さらに迫りたいとも思っていました。伝え返しの中でみえる自分の気づき、そこにチャレンジしていくことが少しでも相手の方が感じてもらえたらうれしく思います。回数を重ねると、伝え返しがうまくなりたい、うまい、下手ということよりも、相手の考えや答えを出そうとされていることをうばっていないかということが気になりました。“うばっている”一番今回重いことばでした。
普段は家族や友だちにも話さない(話せない)ようなことを、パートナーの方に傾聴していただくことで話せました。一人ではここまで向き合えない自分の思いを、パートナーの方と一緒に丁寧にたどっていくことができた実感があります。“そうそう、それだ大切だよね”“それわかるわー”というあいづち、聴き方をしてしまうと、この“丁寧に思いをたどる”作業がストップしてしまうであろうことを実感できました。そういったあいづちをする対話では、盛り上がったり、話の内容を確認し合ったり、ある意味で共感し合えたりすることはできると思いますが、それは話し手の思いを深めていくこととは別のものだと。真剣に、丁寧に、時に盛り上げながら話しを聴いてくださった参加者の皆さまに深謝。そして堅田先生、スタッフの皆さま、ありがとうございました。
今日一日とても貴重な体験をさせていただいたと思っています。まず最初に行ったオーラを言葉に出すということで、言葉で表現することの難しさを感じました。また逆に自分の言葉や話している様子を言葉にされると、「自分は意識をしていなくても相手からはこう感じられるんだ」ということが分かったとともに、人はいろいろな考えになるからこそそのことを共有するときはお互いに理解をし合う必要があるのだと考えました。嘘の名刺では、盛り上げるのが難しかったというのが率直な感想です。演技もそうですが、質問を考えることも頭を使うので疲れました。私が考えたこの活動の意味は嘘の中にも本当のことが入るということだと思いました。伝え返しはとても難しく、ベテランの人とペアになったのですが、圧倒されました。練習が必要だということが良く実感できました。新鮮な活動ができたと思っているので、日常生活でも活かせていけたらと思いました。ありがとうございました。
毎回経験する気づきですが、自分の話した内容を聴いてくれた人のことばとして、あらためて客観的に聴くと自分の話したことなのに、自分自身がより深く理解できることが不思議です。真剣に理解しようとして話しを聴いてもらうことが、こんなに“有難い”ことであるということは、私たちはことばであふれた生活の中に身を置いてはしても、本物の“伝える”“聴く”ということが経験できていないのだなと思います。様々な思い、背景があって口から発せられることばがあると思いますが、傾聴するということは相手の話しを聴く、ことばを理解するということではなく、その奥にあるその人の心を分かろうとすること、その人のことをより深く知ろうとすることなのだとあらためて考えさせられました。自分の話を真剣に聴こうとしてくれる人と出会えることは、自分の話に、もっと云うと自分自身にそれだけの価値がある、意味がある認識できることであると思いました。
傾聴において「助言は禁止」だということは知ってはいたが、「いいと思います」といった評価もそれにあたるということを知り、まだまだ実践的な知を習得していないことを痛感した。また「伝え返し」の部分では、どうしても自分の解釈が出てきてしまい「3」に抑えることの難しさが分かった。聞くときは目を合わせていても、伝え返しの際には考えながら話してしまうこともあって目を下や上にそらしてしまうことが多いことも感じ、相手の反応を見ながら伝え返しをする、しかも「正確」な伝え返しをすることがとても難しいことがよく分かった。相手が自分の評価や意見、アドバイスや経験を求めている場合もあるとは思うが、傾聴においてはアドバイスはしないことになっているので、それらは傾聴とは別の段階において行われるのか、相手が言語として口に出して求めてきた場合のみ行われるのか、という疑問が、的外れかもしれないと思いながらも残った。本日は傾聴を実践的に学べる貴重な機会となりました。ありがとうございました。
何回受けてもむずかしいと感じましたし、受けた事を忘れている事に気づかされました。人の話によりそい、聴こうとすると、自然と自分が話す時、少しゆっくりと話すんだなと思いました。本当に聴いてもらいたい事、時はゆっくり伝えようとする→その様な雰囲気にする事が大切で→(相手が話しやすい、聴いて欲しいと思える聴き方が大切かと)。色、音、感触など考えて聴く事は毎回楽しいですが、今回名刺のセッションは、自分の夢、希望を盛り込み、うそを話しているつもりが根っこの部分が本心である事に、相手の方を見いてもそう思い気づかされましたし、すごく話している時、隙間楽しそう(自分も相手も)でした。最後のくり返しは本当にむずかしくまだまだですが、今回もパートナーと最後はわかり合え“心が通じ”もっと話したいと感じるまでになり、短い時間でも聴く事、聴こうとしてもらえる事の大切さを感じました。午前中の、アドバイスを求められていると感じる事、午後の、自分を3にすることは、なかなかできていないので、日々練習だと感じています。あと、まず日常で次男に対してこの傾聴ができるようにしたいです。毎回受講することで、まだまだですが少しづつ受け止め方が違ってきていることを驚いていて、もっと学びたいと思いました。
何回か参加させて頂いていますが、今回より理解できたと思うことや自分の思いに気づく場面もありました。“嘘の名刺作り”では、自分の口から出たフレーズに驚きました。「夜の暗さが深ければ深いほど“黒”がつよければつよいほど、そこに輝く星が美しい」なんてことを言っていました。今、どこかで私はそんな風に自分の中の景色を捉えようとしているしているのかもしれないと少し思いました。自分との対話と相手との対話はつながっていて、自分の心に気づくことが相手の心に気づくことの大きな手段にもなり得ると思いました。今回は2人の大学生の息子達も一緒に参加しました。家族の中で傾聴の理解や実践ができれば、よりお互いに心地よくなれるのではと思います。考えすぎず、しかし、自然に、かつ能動的にこれからもとりくんでいきたいと思います。ありがとうございました。
初めて「傾聴」のセミナーに参加しました。看護学校の時に習った傾聴のイメージで来たら全然違っていて驚きました。私自身、自分の気持ち(本心)を他人(家族であっても)に言うのが苦手です。自分の気持ちより相手の立場や気持ちを考えてしまうクセがあるからです。今日の「傾聴」で感じたのは、傾聴してもらっていると自分の気持ちを素直に話せたことです。自分の気持ちに気付き、「伝え返し」で自分の気持ちを整理し、自分の中におとしこむような感じになりました。それと同時に、他人の話を今までいかにアドバイス志向で聞いていたのかにも気付かされ、3/10自分判断、7/10は無条件に聞く事の難しさを実感しました。「わかる!わかる!」もアドバイスになっているのにはびっくりしましたが、納得もしました。今日は、職場の友人に声をかけてもらって参加できて本当によかったです。トレーニング、こつこつするとか苦手ですが「傾聴」のトレーニングは絶対してみようと思います。
自分の価値観が見事にひっくり返った気がします。「傾聴」と言葉で言うのは簡単ですが、いざ実践となると、何をどうしたら良いのか…。思春期男子は特に多くを語らないし、異性なので寄り添う距離も難しいです。内面から出てくる安心感、語り口調、雰囲気も大事だと思いまし。アドバイスにならないか、先入観にとらわれすぎていないか、これから意識していきます。伝え返しは意識しながら話すことで身についていくものでしょうか?事実ばかり話されて感情を出さない人の内面を読み取って感情を代弁することも伝え返しになるのでしょうか?難しいです。「無条件7」意識していきます。情景・色・音などに置換して伝える方法は、してもらうことで自分のふり返りになりました。人からのイメージが具体化されたようで。こうしてセミナーを受けることで気づけることもあり、ふり返りにもなるのでブラッシュアップのため、また受講します。ありがとうございました。
相手の話を自分の価値観や経験に置きかえて判断してしまったりアドバイスをしようとしてしまったりする自分がむくむくと顔を出す。その自分を追い払いながら相手の話をしっかり聞こうと努力しました。「伝え返し」はすごく難しかったです。とても集中力がいりました。余計なことは一斉考えずに相手の話に集中しようとしていました。自分の話を聞いて、聞き手の方からの質問で、答えが見つかりはっとしました。大切なパートナーの方が「答えは自分の中にあったんだ、整理できていないだけ」と言っていましたが、私もまったく同じことを感じました。とても難しくて大変だったけれど、傾聴を体験できて、とてもうれしい気持ちになりました。これから、もっと学んでいくと新たな発見もあるだろうと思います。また参加したいです。自分が大切にしていることも、話を聞いてもらうことで再確認できたので「聴く」ということがこんなに大切なことだと改めて感じました。ありがとうございました。
本日のセミナーで2度目の受講ですが、日常に全く生かせていなかった自分をおおいに反省させられる一日でした。「聴くことの妨げ」となる中で、相手のためと思っているアドバイスは結果、自分の満足のためにしかなっていないのだと解り、はずかしくなりました。はっきりいって、自然に傾聴できるような自分になれるとは全く思いません(苦笑)。でも努力して一日の中で少しの時間でも「傾聴」を意識して人と対話することができるよう頑張ろうと思います。人間として成長するためにも本日のセミナーで学んだことを無駄にせずとりくみたいと思います。堅田先生をはじめ皆さん、本日はありがとうございました。