「傾聴」による気づきと学びのセミナー

対人援助と自己援助を考えるセミナー、から「傾聴」による気づきと学びのセミナー、と改名いたしました。

第2回 傾聴セミナーのお申し込みは先のチラシにありますQRコードからお願いします。

2023年09月19日 10時15分25秒 | 傾聴セミナー
皆様、おはようございます。

今年の紅葉はどうなるでしょうか。あざやかな色彩を演出してくれるでしょうか。とても楽しみです。

さて、今年12月、第2回の傾聴セミナーが開幕します。ズームで行ないますのでご遠方にお住いの皆様もどうかご参加ください。

普段から人の話を当たり前に聴いている私たちですが、「傾聴」とはどこが違うのでしょうか。うなずいたりあいづちを入れたりしながらしっかり聴こうとすることでしょうか。そうした態度はもちろん大切です。それに加えて「傾聴」のさらなる真髄についてご一緒に学び深めていきましょう。

本セミナーにはリピーターの皆様が多くおられます。その理由は、傾聴の真髄に近づこうと日々の実践を重ねておられて、「できた感」と「できなさ感」を交互に体験されながら再度セミナーの場に戻ってこられて確認をしていかれます。これまで見えなかった部分、とらえることができなかった重要点を見つけることができて、ようやく今気づくことができた、分かった、となります。毎回、学びがあって、ご一緒に深めていくことができておられることを「ふり返り」に記してくださっています。

人の話を聴く際には相手に対してベクトルが向けられます。それは知ろう・分かろう・理解しようというベクトルです。同時に、自身に対するベクトルも向けられていることにお気づきでしょうか。相手が言った内容を吟味し、評価し、回答を考えようとすること。相手の言い方や態度から感じられるものや自身の受け止め方によって生じる喜び、悲しみ、怒り、憤り、不安、動揺といった感情の数々に気づかされます。人の話を聴くということは、相手の話を「この自分が聴いている」という立ち位置です。自分に軸足がおかれています。

深い悩み、苦悩、迷い、整理することができない思考や感情の苦しみといったものをお持ちの方のお話を本気で聴こうとする場合、傾聴の姿勢が基本姿勢になります。相手の話をとことん深めていく際にも傾聴は欠かせません。話を深めずに別の方法を用いる必要がある場合にも傾聴姿勢は基盤となります。相手の話を「この自分が聴いているんだ」という立ち位置から、徹底的に相手になって、相手が語ることばの数々から想像しながら丁寧に味わい、不明な点は確認のために問うこと、そうした営みの総称が傾聴です。立脚点を転換して自分から相手に軸足を置き替えてみること。そうした方法をご一緒に学んでいきましょう。対話の質がいっぺんに違ってきます。

人は、本気で話を聴こうとしてくれる人がいれば(もっと話したい)という気持ちになります。これまで言葉にして来なかったことや言葉に出来にくかった感情までも、助けられながら表現していくことができます。さらに、思いもよらなかった自身の感情に気づかされることもあります。そうしたプロセスをぜひ味わっていただきたいと思います。

深い悩み、苦悩、迷い、整理することができない思考や感情の苦しさをお持ちの方の話を聴こうとする場合は、安易な助言・アドバイスは禁物です。話し手が既存の価値観や常識にとらわれてしまい、せっかく深められた思いや感情が打ち消されてしまいます。そうして、いつも同じ感情や思考が巡ってしまいます。アドバイスを他者に求め過ぎてしまうといった依存関係に陥ってしまうこともあります。深い悩み、苦悩、迷い、整理することができない思考や感情の苦しさは、最後はその方ご自身が答えを見出していくことしか本当の意味での解決にはなりません。だからこそ本気で付き合おうとしてくれる人、一所に留まり考えようとしてくれる人がそばにいてくれる必要があります。ひとりで答えを見つけていくのはとても難しいのです。

良質な聴き手に出会い、じっくりと話を聴いてもらう体験をされると、やがてご自身の気持ちや感情に対して、良質な聴き手がしてくれたのと同じように自ら傾聴することができるようになっていきます。そうして自己理解が深まっていきます。傾聴セミナーで良質な聴き手は欠かせません。互いに深め合いながらそれぞれが気づきと学びを得ることができます。

親子の対話、夫婦の対話、家族の対話、友人との対話、恋人との対話、顧客との対話、児童生徒との対話、保護者との対話、来談者との対話において、どうも上手くかみ合わない、感情的になってしまう、失望感にさいなまれる、と感じておられるのであれば、ご一緒に傾聴を学んでみましょう。解決のヒントが得られると思います。

初めてご参加される方、どうかご安心ください。丁寧に少しずつ力量を高めて行くことができます。演習を中心に行います。傾聴についてのレクチャーを聞いておしまいではなく、実際に試してみながら体感していかれることを大切にしています。そして、できればくり返し学びを続けていって下さい。良質な聴き手の助けを借りながら、自らが良質な聴き手となっていかれることを自覚していかれると思います。

傾聴は、人を救うための手立てのひとつです。そして、ご自身の心の均衡を保つためにも、さらに、自己成長のためにも強力な力になってくれます。

この12月のベーシックスとアドバンス、どのようなドラマが展開していくのか楽しみです。
🔹ベーシックスコース(基礎からしっかりと学びたい人に)
2023年12月2日(土) 10:00〜17:00
🔹アドバンスコース(傾聴力のスキルアップと活用を学びたい人に)
 2022年12月3日(日) 10:00〜17:00
🔹お申し込みはチラシのQRコードからお願いします。

対人援助と自己援助を考えるセミナー事務局
taijinenjoseminar28@gmail.com
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2023年12月2・3日、第2回セミナー申し込みQRコード付き

2023年09月19日 10時12分15秒 | 傾聴セミナー
2023年12月2・3日、第2回セミナー申し込みQRコード付き
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これから、秋がにじんできます

2023年09月12日 08時40分54秒 | 傾聴セミナー
皆様、おはようございます。
今朝もいい天気です。秋の雲が見えます。風はやわらかくなりました。

あれだけの猛暑の日々も、過ぎ去ってしまうと過去のものとなって、すっかり忘れてしまいそうです。

秋はお好きですか。

紅葉は、あざやかな色彩を楽しむのには最高かもしれません。自然が生み出す天才的な色調。私たちの心に深く浸透していきます。
美しさとともに、去りゆくうれいも感じます。秋という季節は「無常」を一番感じます。

今年も大好きな夏が終わってしまいました。そのちょっと前は、初夏のエネルギッシュでワクワクする気持ちでいっぱいでした。桜吹雪の下で「今年は何ができるかなぁ」と楽しいことをいくつも思い描きました。春先、ようやく温かくなってきたことに感謝をし、そして、年明けは今年の抱負をいろいろと語りました。そんな2023年。

もっとたくさんいろいろあったのに、そんなに出てこなくなりました。だから時がすぎるのを速く感じてしまうのでしょうか。これからの人生も、こんなふうにどんどん時間が過ぎていってしまう、何か寂しい、どうしようもないやるせなさの様なものを感じる時があります。

言葉にうまく言い表せないいくつもの気持ち、思いを、聞いてくださる方は身近におられますか。おられるならそれはとても素晴らしいことです。もし、いらっしゃらなくても、ご自身が聴き手となれます。ご自身にとっての良い聴き手となれるように、今年の12月2・3日、傾聴セミナーを開催します。まずは、ご自身の心にあるたくさんのものたちを丁寧に聴いてもらえる体験をしていただきたいと思います。その数だけ、相手の話にも心から耳を傾けられるようになれると思います。

秋の彩りが心豊かににじんでいってくれます様に、今年も秋に感謝です。
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