「傾聴」による気づきと学びのセミナー

対人援助と自己援助を考えるセミナー、から「傾聴」による気づきと学びのセミナー、と改名いたしました。

皆様、いかがおすごしでしょうか。

2020年04月21日 11時46分32秒 | 傾聴セミナー
皆様、こんにちは。

非常事態宣言下のいま、皆様のお仕事や育児、自宅学習、テレワーク、通院・・・、様々な状況がこれまでとは違った形で日常を過ごしておられることと想います。お元気にしておられるでしょうか。

この大きなパンデミックが、やがて収束を迎えた後、おそらくこれまでとは違った生活が始まるように思えます。これまで通りの生活が戻ったとしても私たちの気持ちに残されたものはきっと消えることなく意味を探していくことになるでしょう。あるものには大きく、あるものには少しの変更によって適応していくことも試されるでしょう。。そして、それらは人類の進歩へとつながっていてほしいと思います。金融、貯蓄、流通、情報収集、集会、ネットワーク、どのように形を変えていくのでしょうか。

外に自由に出歩くことができず、親しい人とも会えず、また直に話せないことからくる鬱積した思いは、意識的に上手に開放してあげる必要がありますね。その時に、ちょっとだけ思い出してください。セミナーでご一緒に学修しました自分の気持ちに耳を傾けてあげる傾聴の方法を。「こうあらねばならない」、「こう考えるべき」、「そんなことを思っていたらだめだ」といった助言型・アドバイス型ではない、気持ちに寄り添いながら問いを発してみる、「こんな気持ち?」、「こんな思いもあるんだ」、「こうも思うんだ」と聴いてあげることで安堵できます。「どうしたいの?」、「何が嫌なの?」、「収束した後何をしたいの?」といった問いよりも、「ああ、今こんな気持ちがあるなぁ」、「ああ、こんな思いがしてきたなぁ」と聴いてあげて下さい。そして、そうした思いをもっているご自身が今しっかりと生きているということにねぎらいの言葉をかけてあげるのはいかがでしょうか。「不自由な中でこうしてよく頑張っている」、「変更を強いられながらもなんとか耐えていることのすごさ」に対してです。

TVを漫然と見ていますと、どんどん受け身になって思考することが減弱してしまうような気がします。適度に切り上げ、自分のための時間を意識的に作っていくことが精神的な活力を維持していく上で必要ではないかと思います。
今日はアジサイを4つ買ってきて、庭に植えました。土いじりは久しぶりで気持ちも晴れました。

皆様とご一緒に、この困難をなんとか乗り換え、いつの日にか再会を果たせますことを心より願っています。

堅田利明

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