「傾聴」による気づきと学びのセミナー

対人援助と自己援助を考えるセミナー、から「傾聴」による気づきと学びのセミナー、と改名いたしました。

12月1日(土)「傾聴」による気づきと学びのセミナーです。

2018年11月23日 12時52分10秒 | 傾聴セミナー
皆様、随分肌寒くなりました。
いよいよ12月1日(土)、「傾聴」による気づきと学びのセミナーです。締め切りは25日(日)ですのでお気をつけ下さい。
6月よりもさらに深い内容をご一緒できると思います。

昼食は会場内で食べることができます。あらかじめご用意されてご参加ください。
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東御市でのセミナー、大盛会でした。

2018年11月12日 06時46分14秒 | 傾聴セミナー
 





 皆様こんにちは。東御市でのセミナー会場である総合福祉センターの窓からは温かな陽ざしが差し込み、紅葉が景色に彩りを添えてくれていました。

たくさんの方々にセミナーにご参加を頂きました。感謝申し上げます。参加者のお一人お一人が作り出す柔らかで温かな空気感を味わいました。松本のセミナーとはまた違った味わいがあったように思います。お帰りになられる際の皆様のお顔が、セミナーが始まった時とは違っていたことが印象的でした。貴重なお時間を有意義に過ごすことができました。

振り返りシートから参加者の方のお声をご紹介します。


 仕事柄、人の話を聴くことが多く、今回のセミナーに初めて参加させて頂きました。まず、自分の聴き方の”クセ“について気付く事が出来ました。うなづき方などについてです。(細かくしてしまう)傾聴は非言語コミュニケーションが大半を占めていることを知り(93%)、まずは、話を聴く姿勢から意識して変えていこうと思いました。
 そして、“アドバイス志向”にあるという事です。傾聴するすべての事にアドバイスをするのではない、むしろ“しなくても良い”という事でした。やはり、話を聴くにあたり、全て解決ではないですが、大体の結果を出したくなりますが、その事が、“聴くことの妨げになるもの”であると知り、考えを改めていこうと思いました。
 子どもに対しても、途中で言葉をさえぎったりする事があり、すぐに助言、指導していましたが、一呼吸置いて、まず“分かろう、寄り添おう”という気持ちを大切にしたいと思います。1日を通しても演習で“伝え返し”の場面が一番大変でしたが、大変学びの多い時間となりました。ついつい自分の言葉を言ってしまいそうになる場面が多く、「グッ」とこらえることが苦しく感じました。何かまとめたい、アドバイスをしたいという思いだったと思いますが、そこを伝え返しする事で、相手(話し手)の方がご自分で振り返り、まとめられているのを聞いて、これぞ傾聴なのだと、実感する事が出来ました。話し手の感情、思いを引き出せるよう、これからも今日学んだことを意識していきたいと思います。
 又、セミナーよろしくお願い致します。(看護師)
 
 先生が簡単そうにやっていることが、自分で実践してみると、なんて難しいことなんだろう...と今モヤモヤした気持ちです。でも、その中でも、なんか少しつかみかけたような、見えかけたような気付きがあります。
 自分がどうやっていったらいいのかはまだわからない部分がありますが、自分が話をきいてもらって、相手に反してもらったことで、言ってもらえたことで、自分の思っていたことに気付けたり、意識はしていなかったけど、この気持ちの裏側にはこんな自己嫌悪や色々な気持ちがあったんだと整理することができました。自分のこの感覚を相手にももってもらえることが「傾聴」なのかなと感じます。練習を続け、先生のように...なりたいと思いました。
 今日1日では、つかみきれなかったことが、まだまだ沢山あるような...モヤモヤ感、また続けて何回か参加したいと思います。ありがとうございました。(言語聴覚士)

 昨日、松本会場に参加した時より、映像を思い浮かべながら聴くということが、少しですがつかめた気がします。その違いを伝え返しで確認していくと、話し手の時は「んーちょっと違う」と相手に伝えやすい気がしました。
 伝え返しの少しプラスの言葉を使って...ということも「なるほど」と思いました。同じ内容を別のパートナーに話してみたのですが、捉え方、伝え方にこんなに差があるのか...と思いました。難しいかな?と思った若い方がうまくキャッチしてくださったり。コミュニケーションは難しい部分があると改めて知ると共に、コミュニケーションはやっぱり面白い!そこに関われていることを幸せに思います。
 もっと学ばなくては!どうもありがとうございました。(言語聴覚士)

 話を聞く時、イメージを持ったことなどなかったので、とても大変でしたが、何度かやるうちに少しだけおもしろいかも...と思うようになりました。
 話を聞くむずかしさを実感しました。全くできていなかったことに気づけてとてもよかったです。伝え返しも、もっと上手にできるようになりたいと心底思っています。
 今日はとても良い体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
 できればまた長野でやって下さい。一度ではとても無理です。もっと出来るようになりたいので、ぜひまたお願いします。(保護者)

 イメージしていた“傾聴”と実際とは違った。伝え返しの実演では、質問が多くなってしまったのかなと思ったが、相手の方は初めの印象とどんどんかわってきて、どんどん話してくれて、その方に感想をお聞きすると「そんなことはなく、よく聞いてもらい、スッキリした」と言ってもらい、よかったです。娘が「話すことが好き!たのしい!たくさんしゃべろう!」とずっとずーっと思ってくれるよう、たくさん聴いてあげたいです。そして...私の話を夫人にしっかり聴いてもらえるよう(笑)、今日のセミナーの話をしてあげたいです。(保育士、保護者)

 今日のセミナー、参加できて楽しかったです。ありがとうございました。午前のワークショップで、大分、人の話を聞いているようで聞いていなかった自分に気づきました。またお話を伺うときの距離感、心の距離感が難しいと思いました。お話を伺いながら、自分の心の雑念を消して、そのまま受け入れる、カウンセリングは瞑想みたいでした。知らずに自分の考え方とか経験で、フィルターを作り、思いこみの考えを押し付けることのないよう、学んでいきたいと思います。ありがとうございました。(無記名)

 今日1日セミナーに参加してみて、有意義な時間を過ごせたと感じました。私は普段、学校に通っており、その中でコミュニケーションの勉強をすることがあります。その授業を通して、相手の話を引き出すために、自分からどんどん話をふっていかなければならないという思いをもっていました。今回学んだことは、それとは異なり、傾聴すること、相手の身になるということ。伝え返しによって、深めていくことなど、相手との良好な関係を築いていく上で、大変重要な事であると感じました。実際、今日、色々な方に自分の話を聞いて頂き、うれしい気持ち、スッキリした気持ち、ジーンとくる気持ち、など、とても良い感情を頂きました。人と付き合っていくために、自分も相手にこのような気持ちを頂いて頂けるよう、今日学んだことを振り返り、実行していきたいと思います。(学生)

 今まで聞くという事が全くできていなかったのだと強く感じた1日でした。
 そして聞くという事が頭も体も心もこんなにも疲れることなんだと驚いた1日でした。 これから思春期に入っていく子と、じっくり向き合っていれるようにと今日参加しました。色の感触をイメージを思い考えつつ、子どもと向き合っていきたいと思います。
話す、聞く、という当たり前で意識せずに行っている動作を、意識するとこんなにも会話って変わっていくんだと感じました。1つ1つまた振り返り、繰り返し学んでいけたらと思ってます。
 またぜひ長野へ東御へお越し下さい。繰り返し学ばせて頂けたらと思ってます。(無記名)


 「傾聴」とよく聞くけれど、実際のところは、「口をはさまず、うなずいて聞くことだ」ぐらいにとらえていました。
 本日、午前中は初対面の方々にも関わらず、話をじっくり聞いていただき、それを返していただいた時、気持ちがあたたかくなったり、あまりにも適確過ぎて背中がぞわっとしたり、涙が出そうになったりと、聞いていただく心の安心感を味わいました。
それを「伝え返していく」というところはとても難しかったですが、堅田先生のアドバイスをお聞きしていくと、相手の方が、話し始めより気持ちが軽くなってきたとおっしゃったことを聞き、結論に導くことではないということを実感しました。
 仕事柄、何かアドバイスしなければ、こういう結論につなげなければという思いばかりが先行し、自己満足で終わっていたなあとしみじみ思いました。
 自分で実感したことが大きいです。少しでも今後自分に生きていければ...、本日はありがとうございました。(教員)

 “きく”ことは何かをテーマとした今回、きいてもらえることの心地よさや、空間なども感じることができた。話し手の気持ちに寄り添うことの大切さ。やってきたつもりだったが、ただの“うんうん”だったと反省。じっくり聞く→話したいことは最初から話さない。たしかに自分もそうだ!
 本気で聞ける人になれるよう、スタートした日と決め、伝え返しを意識して、保護者や子どもたちが“話を聞いてもらいたい”と思える人になりたいと思う。聞く位置。気持ち、見直しを。涙が出ました。口から出る言葉、話し方ってスバラシイ。これからも続けて参加したいと考えています。(無記名)

 話の要点をつかもう、そこだけを伝えるような形になってしまい、私が感じたこと、受け取ったことはこんなことじゃない!もっと気持ち、思い、の本質を感じて伝え返そうと後半は意識して臨みました。相手の方が「話していて、今パッと見えてきた、わかってきた、すごく心地よかった」と言って下さり、少し、きっかけがつかめたような気がします。
前回参加させていただいて、少しできるようになったと思ったことを生活の中の実践でうまく言ってなかった理由がわかったような...学びを深められたように思います。
思ったこと、感じたことを伝えることが、こんなに苦手なんだと改めて感じました。でも遠慮なく、そろそろやめなきゃと思わず、伝えつくそうとできたことはとてもよい経験でした。またぜひ長野でのセミナーお願いします。(言語聴覚士)

 自分が語った「ことがら」を相手がしっかり受け止めてくれたかどうかがわかる瞬間がありました。その時の感情はほんの少しの時間でしたが、じんわりと涙が出そうになる位に大きなものでした。これまでの臨床で自分がそんな思いを持ってもらえていたかどうか反省しています。今後はこの感情のわきおこりを忘れず、教えていただいた手法も用いながら、向き合っていきたいと思います。
 信頼される相手(臨床家)かどうか、この傾聴の姿勢が問われるのだろうと考えています。選ばれる臨床家であるためにも常々気をつけていきたい姿勢だと感じました。
本当にありがとうございました。(無記名)

 普段のコミュニケーションの中で、自分がいかに楽をしていたかを痛感しました。コミュニケーションは苦手でないと思いこんでいた自分が、今はとても恥ずかしいです。“傾聴”という言葉は知っていて、普段もそれにこころがけているつもりでしたが、今日の学び舎実体験を通して、振り返ると全然できていないように思います。どこかで、自分の思った通りに話を向けさせようとしたり、自分の立場でしかない意見を言ってしまったりしていました。また、相手の話に対して、意見やアドバイスすることが目的となってしまい、寄り添うという気持ちが足りなかったことを感じました。また、自分の話に寄り添って聞いてもらうという経験もできました。とてもうれしかったです。今後、相手にそう思ってもらえるような関わり方を少しでも出来たらと強く思います。
 またぜひ参加したいです。できたら、長野での開催を期待します。その時、職場の人も誘いたいと思います。(言語聴覚士)
  
 まず、悩みを話してもらうための場面、設定を作ることが大変だと感じた。相手の話す内容を深める、話してもらいやすい環境を作るのは、とても大変だと感じた。1つ1つの単語、表情など、様々な情報を従えて、自分に置き換えて考えてみる必要があると思いました。途中から流れてきたBGMが気になりました。
 自分に対する気付きを体験させていただき、ありがとうございました。また、すぐこういったセミナーがあれば参加させていただきたいです。(無記名)
 とても楽しかったです。たくさん笑って悩んで、充実していました。でも何度も「うーん、難しい」と言っていました。聴くことってこんなに難しくて体力、気力のいることなんだと思いました。普段、患者さんとお話しする中で、ついつい先生のおっしゃっていた“よくない例”をやってしまっていたなと気付きました。
 うまくいかないことも多かったですし、明日からもきっと急にはうまくいかないと思います。その中で、少しずつでも変わっていきたいです。今日は疲れましたが、気持ちのいい疲れでした。このモヤモヤを持ちつつ患者さんだけではなくて、友人や家族とも対話していきたいと思います。
 聴く中で、聴いてもらう中で、新たな自分を発見できたような感覚がありました。聴いてもらうことってこんなに嬉しいんだと学びました。ありがとうございました。このような機会がまたございましたら、ぜひ参加したいです。(言語聴覚士)

 長い時間、相手の話をしっかり聞くこと、自分の事や自分の話をする事そのものが今まであまりしてこなかった経験でした。
 職場でもそれぞれの人の話を聞くという事がもう少しできればいいと思いましたが、部署、役職等がさまざまであり、何より効率、スピードを求められる今は、それ自体が難しいのだなと感じました。1日で出来る事ではないので、毎日の積み重ねや何かの時に意識できる事を大切にしていきたいと思います。今後も受講できる機会がありましたら、参加したいと思います。(吃音当事者)

 人の話を聴くということは、こんなに労力を使うものなのかと思いました。今までも人の話、相談事などを聴いていても、ここまで疲れたことはなかったので、ちゃんと話を聴いている「てい」でいただけなのかなあと思いました。「わかる、わかる」「私もこういうことあったよ」と話すことで、相手が共感してもらったと思って安心してくれるのかと勝手にやっていたことなのだと思います。真剣に話を聴いてくださっている表情や態度、聴いてくださったあとの感想をきいて、こんなにも自分のことを理解しようとして聴いてくださったのだとうれしい気持ちになりました。私が相手の方の話を聴いた内容をお伝えすると「こんなふうに自分が思っていたなんて気付いていなかったけれど、言ってもらえたことで、気付かせてもらえて良かった。うれしかった。」と言ってくださって、うれしかったです。今日、やったから、できるようになるわけではないので、日々の生活(子ども、夫、ママ友、学校の先生など)の中で、少しずつでも実践していきたいと思います。
 また次回もぜひ長野県で、このセミナーを開催していただきたいと思います。よろしくお願いします。(保護者)
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11月10日、松本市のセミナー大生盛況でした。

2018年11月11日 06時47分14秒 | 傾聴セミナー




 皆さま、こんにちは。

 真黄色のイチョウ、真赤な楓とドウダンツツジが信州大学の構内に鮮やかな色どりを添えてくれていました。昨日10日は、セミナーに真摯に取り組まれる皆様の温かな優しい場が作り出されました。感謝申し上げます。

 ふりかえりシートからご参加の方々の声を記します。


 答えは話している本人の中にある。そんなことを感じたのと、その発見の手助けの為の傾聴なのだと感じました。
 自分が話した事を相手が返してくれた時、自分が思っている事は、本当にそうなのだろうかと思い返し、本当に思っている事、感じている事は別の事なのだと気付きました。
 自分の言葉、自分の思いを自分の中で言葉にしてみて、本当にそれが自分の本心なのか、自分の本心なのか、自分が納得できる考えなのか、更には十分考えたと言えるのか、腑振り返り、そのズレに気づいていけるようにしたいと思いました。又、他人とかかわる時、相談を受けた時など、答えは相手自身の中にあるのだという事を信じ、その表現しようとしている事、イメージしている事を共有しようとする試みの中で、自分も相手もなるほどと感じられるような新しい発見にたどりつけるように、傾聴をしていきたいと思いました。(教員)

 前回参加した時より、少しだけ自分を客観視、冷静にみることができたかなと思いました。聞く方が得意と思ってしまっていますが、「いやいや聞けてないから伝わらないのでは...」という思いが生まれてきました。
 相手の言葉をキャッチする、やっているつもりだったということが今日の1番の学び、気づきだったように思います。明日はしっかり1日コースで学ぼうと思います。回を重ねることの大切さも実感しました。今私の中にある気づきを臨床で実践していきながら、昨日とは違うステップアップした自分になっていきたいと思います。
「相手の言葉をかなり、しっかり繰り返す」貼っておきます。
とてもいい時間でした。どうもありがとうございました。(言語聴覚士)

 色やイメージ、動作などを感じることで、話の内容でなくて、その方の体験を想像するきっかけになることがわかった。どこかでトレーニングを受けたわけではないが、話をされる方の体験をきく意識でこれまで、対象の方々に対応しているつもりでいたが、実際にワークを行うことで、どのようにこれから勉強して良いかが少しわかった。聴くということばの深い意味を考える機会になった。
 質問は相手の体験を想像する中で、投げかけていくものであり、そうすることで建設的なものになることがわかった。
 傾聴の技術をどのような目的に使っていくか、またそのための見立ての仕方について、少し説明していただけると有難い。(傾聴は技術ではない要素を含んでいて、技術や言語化できる目的ばかりでないことはわかるが...)(言語聴覚士)

「傾聴」というものの意味を自分は本当によくわかっていなかったなあと感じました。今日体験してみて、しっかり聞いてもらうことの心地よさや喜びを、するための「技」として、「伝え返し」や「スピード」「うなづき」等を学びました。まだうまくはできなくても、仕事や家族との関わりの中で、ほんの少しでも生かしていきたいと思います。
 カウンセリングマインドという言葉を聞いたことはありましたが、その方法や理論には、いくつかあるということもわかりました。今日学んだロジャースの「寄り添い」による方法は、自分自身の気持ちや心の在り様をもっと、きめ細かに感じ取り、振り返っていくことにもつながると感じました。
 上手に返していただくことで深まることを体験できて、良かったです。(教員)

 当事者から本当の本音を聞くのは難しい。ただ、その本音にこそ力があると思う。自分がここまで、これまでできているか考えさせられた。(会社員)

 6月に大阪のセミナーに参加した時にもたくさんのことを学べた、新しいことに気付かされたと思い、その後の生活や仕事に生かしてきたつもりですが、今回のセミナーではまた、より深い実感を伴った研さんができたように思います。
 相手の話を真剣に聴くということの本当の意味は、この人は何を伝えようとしているのだろうと全力で理解しようとし、真剣にわかろうと限りなく努力することなのだと思いました。それを本当にしようとしたとき、相手が伝えたかったことの中核に迫ることができるだけでなく、自分自身の気持ちの変化、自分自身の考えや思いが、まるで霧が少しづつ晴れて、向うに山が見えてくるような不思議な感覚を覚えました。そうすると伝えてくれている相手にもそれが伝わるのでしょうか。相手の話にも、人の話をしっかり聞こうとすることで、生きたコミュニケーションが経験でき、自分も少し成長できたことが嬉しかったです。
 長野でも引き続きセミナーを開催していきたいです。(言語聴覚士)

 その人の気持ちになる=想像するということが“聴く”ということなのだと知りました。
質問が自分のイメージに不十分なパーツを埋めるためのものというのも新しい発見でした。(「答えを導くのに聞かなければいけないこと」ではない)答えを見つけようと聞いている時は、自分の中で「こういう話になっていくんだろうな」と先走って考えていることにも気づかされ、こういうのは傾聴の立ち位置ではないのだと。
 なかなか、いつも「傾聴」でいられませんが、娘と話す時にも「これは」と思う時には、時間を持って、話を聞き、練習(?!)していきたいと思います。
 会う機会の少ないご家族には(こそ?)基本傾聴の気持ちで向き合う必要があるようにも感じました。(言語聴覚士)

 少しずつ、積み重ねているつもりですが、同じ話をどう聴き取り、返しているかについては、グループだからこそ学べることが多い1日でした。午前中のグループは表面的ではない、それでいて話し手が「そう、そうだよ」と本当に聴いてもらえた感覚になれるよねーと感心するくらいに良い聴き手に出会うことができました。それに対して、自分は常に自分軸に切り替わりそうな、アドバイスしたくなりそうな感情を抑えつつなので、深く聴くことがまだまだできていないように感じます。
(以前よりは、ずい分前...ですが)そういう自分に気づけていること自体は成長?かな。また、話したいテーマを1回目~5回目までずっと同じテーマで培ってきたのですが、安心して話せる場、そして聴いてもらえる場を得て、自分の中での変化を感じ取ることができました。とてもありがたい場だなあーと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。練習が必要ですよと言われて重ねてきたセミナーですが、自分自身のためにセミナーでもあるんだなと思いました。また、グループ、或いは聴き手の方が変わるたび、得る学びも変わっていく、誰もが本当に人の話を聴くことの難しさをまず感じ取ることからのスタートのセミナー、そのことに1番の意義を感じます。(教員)
 
“自分の気持ちを相手に伝える”という事は、今まであまり意識していませんでした。伝わっているという思い(思いこみ)もあったのだと思います。人の話を傾聴することも大切ですが、自分の気持ちをどのように吐き出すか...も大切だなと...と感じました。又、今回は初対面という事もあり、正直、深い部分には触れることなく、過ぎていったようにも思うので、やはり人間関係や信頼関係が傾聴には必要では?とも感じました。
アドバイスや情報だけでは、解決しにくいという事も知り、日々の中で気を付けていかなければいけないと思いました。このセミナーを通じて少しずつ実践していこうと思います。(無記名)

 この2~3年、ずっともう忘れてしまいたい、と、見たくない、という自分や過去に向き合い、向き合い、生活してきたような気がします。
その中で、私が、自分らしさを取り戻せたり、誰かと話したいなあとまた思うようになったきっかけは、本当に患者さんのことを“わかろう”という姿勢でお話をきかれてらっしゃる先生方の姿勢を間近で、見させて頂いたからだなあ...と。改めて感じた1日でした。同じ出来事があったとしても、ちゃんときいてくれる人がいるか、そうでないかで、その人の心に刻まれる記憶は180度変わるものだと思います。ちゃんとわかろう、きこう、という人に出会えた時、それだけで人は、うんと元気をもらえるし、力になるのだと、改めて感じました。これからは、私もそんな風に、話をきける支援者になれるように、自分の気持ちを置き去りにせず、自分を確かめながら、大切にしながら、自分の声をききながら、人の話も、ちゃんときけるようにがんばります。(言語聴覚士)

 初めて傾聴セミナーに参加しました。1日ありがとうございました。私が参加したきっかけは、話をきく方法、子育てに生かしたい、自分自身を見つめ直したいと思い、参加しました。話をきいてもらえる心地よさを体験して、自分の気持ちや考えの整理ができ、これから取り組みたい事が気づく事ができました。1つ1つ出来ることからやっていきたいと思います。(無記名)

 自分が、職場で子どもと接している時には意識していると思っていた聴くことのコツが、思っていたよりも不十分だと感じました。さらに、それが同僚や家族相手だと全く意識されずに相手の言いたいこと、伝えたい気持ちを十分に聴くことができていないということに気がつきました。
 実際にワークをやってみると、相手の気持ちになって聴くことの難しさ、相手の言いたいことをキャッチして返すことの難しさをひしひしと感じました。意識すればすぐできることではなく、日常で培われた自分のくせは簡単に修正できないのだと思いました。逆に自分が聞いてもらった時は「話を聞いてもらうことってこんな気持ちになるんだ。聴いてもらったらこんなに温かい気持ちになるんだ」と実感しました。また自分のことを語るのも難しいなと感じました。普段自分の本当の気持ちをごまかしているところもあるのかなと思いました。ちゃんと自分の気持ちにも気づいてあげられる自分になっていきたいです。(教員)

 受容や共感、一致という言葉は知識として知っていましたし、普段の生活や職場でもできるだけ、それを意識して人の話を聴いてきたつもりでした。しかし、今日のセミナーを通して今まで自分が心がけていたことは「聴く姿勢」を作ってきただけだったと気づかされました。グループワークを通して、その人の話を映像化する、色、触感、音まで想像することで、その話に深くまで入り込んでいく自分に気づきました。その緊張感や難しさは新鮮でとても疲れる作業でしたが、改めて人の話を聴くことが求める丁寧さ、細やかさを学ぶことができました。「伝え返し」は、まだまだ習得しきれず、自分でも消化しきれていませんが、実践や次回!この会にまた参加してできるようになっていきたいです。
 堅田先生、遠い大阪からありがとうございました。是非また長野でも開催していただきたいです!(無記名)

 今まで、いかに人の話を聴けていなかったんだという事に気づきました。体験をしながら、本当に聴いてもらえるという実感があり、これからは今日学んだ事を日常も使っていきたいと思います。“聴く”という事もとても重要な約ですが、また伝える事も学んでいかなくてはと感じました。とても楽しくセミナーに出席できました。ありがとうございました。
 日程が合わず、出席できなかった友人もいるので、また是非松本でセミナーをお願い致します。私もまた出席したいです、よろしくお願い致します。(医療関係者)

 今までいかにアドバイスや結論をどう伝えるかだけを考えていたか...に気づかされました。もちろん、知識は必要で、それを欲している方の方が多いだろう!という先入観で「どんなことにも答えますよ~」と思って相談を受けていましたが、もしかしたら、ただただ話をきいてほしいという人もいたのではないか...と反省します。
 この人はこういう人だから、という先入観は付き合えば付き合うほど明確になってしまいがちでそれを取り払うのは大変ですが、まずは「無私」になって、受容するということを意識して行こう!!と思いました。
 私のバカバカ!という感じです。今日感じたことを忘れないようにしたいです。(そして、私が今困っていることってないかも。テーマに困りました。それって幸せだなーとちょっと思いました。(保育士)

 「うんうん。」「そうだね。」「わかるよ。」と相づちを打つだけが傾聴ではない。話し手が「ほっとした」「聴いてもらえてよかった。」等の温かい気持ちを持ってもらえるまでに至ることで本当に傾聴ができた。ということになるのだと気づかされました。また、ついつい質問を考えてしまうのですが、相手の情景を思い描き、不確実な部分を質問すればいいということから、今まで情景を思い描いていなかったなとも反省する所となりました。
 今もう1度、今日のセミナーで学んだことを臨床にやり直してみようと思います。
 今日は遠路はるばるありがとうございました。BGMも素敵でした。(言語聴覚士)

 まずは相手の気持ちになって聞くこと。話している途中で、いつの間にか自分に戻ってしまっていて、一度立ち止まって相手の気持ちを考え直していました。
 話を聴いているうちに、ついアドバイスをしてしまいそうな場面もありましたが、気持ちを抑えました。気持ちを抑えていると、相手の話を聞きそびれたり、聞く意識がおろそかになってしまって大事なことを聞き逃してしまっていた気がします。
 ゆっくり話す。ゆっくりうなずくを意識してペースを乱さないように心がけたいです。
 相手の立場で考えることは、とても神経を使って正直疲れましたが、参加した意味はありましたし、何度も参加したいと思えました。ありがとうございました。(会社員)

 私自身、今まで対話の中で解決しなきゃとか、正解は何だろうと考えることが多かったのですが、その姿勢が自分本位であることに気付かされました。解決できないことに対した時に解決しなくてもいいんだという考えに触れ、自分の中の殻がひとつ外れた気がしました。とても気付きの多いセミナーでした。ありがとうございました。(言語聴覚士)



さあ、今日は東御会場です。とても楽しみです。

堅田利明
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セミナーのご登録について。

2018年11月07日 10時31分15秒 | 傾聴セミナー
皆様、こんにちは。
長野の紅葉、とても綺麗ですね。

いよいよ週末、セミナーの始まりです。

申し込み往復はがきのご返信を順次させていただいています。
メールでのご確認もお送りしています。

当日は、お飲み物、昼食のご用意をお願いいたします。

お会いできますことを楽しみにしております。

事務局



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いよいよ長野でセミナーです。

2018年11月03日 14時39分09秒 | 傾聴セミナー
皆様、秋が深まってまいりました。
いかがお過ごしでしょうか。

いよいよ「傾聴」による気づきと学びのセミナーが開催されます。
多数のご参加有難うございます。どうかできる範囲で体調を整えられて、
ゆったりとしたお気持ちで会場までお越しください。
お待ちしております。

11月10日(土)信州大学医学部付属病院
11月11日(日)東御市総合福祉センター


10日(土)の会場までのご案内と駐車場等の情報です。

1 アクセス(信大HPより)
https://www.shinshu-u.ac.jp/access/matsumoto/

JR松本駅「お城口(東口)」を出て右前方、アルピコバス「松本バスターミナル」のりば1「信大横田循環線」、
または「浅間線」に乗車し約15分、バス停「信州大学前」で下車して道路向かいに大学正門があります。
人文学部・経法学部・全学教育機構・附属図書館へは、次のバス停「大学西門」下車が便利です(どちらも200円)。
医学部附属病院へはJR松本駅「お城口(東口)」バス停から「北市内線西まわり」または「北市内線信大病院行」に乗車し約20分、
バス停「信大病院玄関前」で下車が便利です(200円)。

バス時刻表です。http://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/

2.臨床研究棟
http://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/information/dai2kodo.jpg

①病院からの通路:
病院正面から入り、まっすぐ進みます。そして、階段をくぐるようにすぎ突き当ったところで、左に曲がります。
そのまま直進すると、「図書室」や「Tully's coffee」が見えてきます。
「図書館」と「花屋」の間にあるガラス扉を開けて、直進してください。
階段が目の前に見えますので2階に上って頂くと、会場になります。
https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BF%A1%E5%B7%9E%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%97%85%E9%99%A2%E3%80%80%E5%A4%96%E6%9D%A5%E3%80%80%E5%9B%B3&hl=ja&rlz=1T4RVEA_jaJP627JP628&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiEwbC2-rTeAhWKfLwKHT_gBC8Q_AUIDigB&biw=1366&bih=627#imgrc=m9gT62b2OeHWJM:&spf=1541135850655

②大学側からの通路
目印となる「医学部棟」は大学正門から進むと左手に、
大学北門から進みと正面に見えます。
その建物を回り込む形(医学部棟の南側)が会場となる
「臨床研究棟」になります。
臨床研究棟はテントが付いた外階段の1階からも2階からも入ることができます。
入ってから左手直進し、2階の突き当りが会場となります。

3.昼食について
コンビニ(ローソン)・「Tully's coffee」・
5階展望レストラン「ソレイユ」がございます。

4.駐車場
病院駐車場と市営美須々駐車場がございます。
病院駐車場
http://wwwhp.md.shinshu-u.ac.jp/patient/universityhospital.php
美須々駐車場
http://search.ipos-land.jp/p/detailp.aspx?id=P2000050Z

5.注意事項
深志高校から信大に向かう道で2か所配管工事を行っております。
また、信州大学正門前も工事のため交互通行となっております。
お時間に余裕をもってお越しくださいませ。


11日(日)、
東御市総合福祉センターは駐車場がございます。
センターの講堂までお越しください。
昼食をご用意ください。

皆様とお会いできますことを楽しみにしております。


対人援助と自己援助を考えるセミナー実行委員会
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