tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

ささやかな秘密

2015-10-23 17:44:07 | 雑感
回収ゴミをなるべく出したくない、減らしたいと常々思っていて、
可能なものは必ずリサイクルに回すようにしている。
古紙、ビン、缶、ペットボトル、食品トレー、牛乳パック、プラスチック容器包装…。
みなリサイクル回収行きとして分別。

粗大ゴミなどまったく出さないから、
可燃ゴミが回収ゴミの主たるものとなるわけだが、
厄介なのが、野菜くず、魚の骨、卵の皮などの生ゴミだ。
時間が経つと臭いを発するからだ。
生ゴミさえなければ、回収ゴミとして出すのは、月に1回、
少し大き目のレジ袋1つ分で済む。

だから、生ゴミはこっそり、自宅に隣接する空き地に放り投げている。

この空き地、家が3~4軒くらい建ちそうな広さがあるが、
背の高いフェンスで囲まれ、時折業者が草刈りをする以外は、立ち入る人もいない。
そこに撒くのだ。

もちろん、人前で堂々とできる振る舞いでもないだろうから、夜の闇に紛れて行う。
ゴミを一か所にまとめすぎてあらぬ害虫や不快な臭いを発生させるのは本意ではないから、
なるべく敷地いっぱいに拡散するよう、力を込めてぶちまける。
草むらに隠れてそれらはすぐに見えなくなる。
日当たりの良いこの空き地、ゴミも太陽光に照らされてすぐに干からび、
じきに堆肥へと化すことだろう。

出す回収ゴミの量と頻度を減らせるうえに、
「植物の肥料になってるはず」とも思えてしまう、“自己満足”。
夜闇の中、ひそかに力いっぱいゴミをぶちまける時の、“ストレス解消感”…。

ささやかな僕の秘密である。

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