tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

今月読んだ本と観た映画(2018年1月)

2018-01-31 23:00:00 | 今日の出来事
<今月読んだ本> 7冊

7(日)■内田樹 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』

10(水)■赤瀬川源平 『老人力』

17(水)■長谷川櫂 『俳句的生活』

22(月)■渡辺武信 『住まいのつくり方―建築家といかに出会い、いかに建てるか』

    ■春日武彦 平山夢明 『サイコパス解剖学』

26(金)■陣内秀信 『東京の空間人類学』

31(水)■安部公房 『砂の女』


<今月観た映画> 5本

5(金)●ダグレイ・スコット カーラ・トイントン 『パニック・トレイン』

6(土)●『レッドタートル ある島の物語』

7(日)●『君の名は。』

9(月)●ローガン・ラーマン エマ・ワトソン 『ウォールフラワー』

21(日)●星野源 夏帆 『箱入り息子の恋』
 
  

これは買ってはいけない…西友「きほんのき」台所用スポンジ

2018-01-23 11:07:22 | 物申す
西友で売られている「きほんのき」というプライベートブランドの台所用スポンジがひどい。



スポンジと不織布が表裏で貼り合わせになっているタイプだが、
使用2回目でこれらが剥がれて分離してしまい、使用5回目から、スポンジがぼろぼろとちぎれはじめる。
弾力もなくなり、厚さ数ミリ、ぺっちゃんこのゴミ屑同然に。
つまり、1週間と持たないのだ。

こんなひどいスポンジとはこれまで出会ったことがない。

価格は5個で76円と格安で、100円均一ショップより安いが、「安かろう、悪かろう」の典型例。
しかし、いくら安くたって、西友がプライベートブランドとして堂々と打ち出しているものなのだから、
ここまでひどいとは思っていなかった。見事に裏切ってくれた。

このクオリティーが、西友の打ち出す“基本中の基本”なんだろうか?
実にお粗末な「基本」だこと。
バイヤーは安さだけでこの商品の導入を決定し、商品テストなどロクにしていないに違いない。

こういう商品が一つあることで、西友のプライベートブランド全体への、
ひいては西友全体への不信感につながるわけだが、そんなこともわからないのかしら。

実にいい加減な仕事をしているなあと思う。

この商品は決して「買ってはいけない」。

  

東京メトロ一日(24時間)乗車券散歩

2018-01-21 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
【→まずは飯田橋】
神楽坂(早稲田通り)を登っていく。路地裏にも入り込み、石畳の街の雰囲気を味わう。
妻が見つけた、狭い小路の突き当たりにある古民家レストラン「和らく」へ。
畳6畳間で牛タンビーフシチューのランチ。和室は落ち着くなあ。
隣の部屋では、着物教室御一行らしき着物の女性たちが会食。それも神楽坂らしい。
店のそばの小高い丘の上にある筑土八幡をお参り。
早稲田通り沿いの「岩座」。店頭に飾られたお面が面白くて、そのまま店内へ。
パワーストーンや盛り塩、アロマ、神棚、ご朱印帳など。
スピリチュアルに興味はないけど、「きれいなもの」には惹かれる。
1階がカフェになっているデザイナーズマンションが境内に建つ赤城神社へ。
参拝の行列ができるほどの人出だった。
高台から早稲田、池袋方面を眺める。

【神楽坂―(東西線)→日本橋―(銀座線)→上野広小路】
一度行ってみたかった、不忍池畔の「下町風俗資料館」へ。
問屋の商家、駄菓子屋のある長屋、銅壺(火鉢に置く湯沸かし器)職人の住む長屋、
銭湯の番台、昭和30年代の茶の間…
どれも外から眺めるだけでなく、実際に部屋に上がれるのが楽しい。
引き出しを開ければちゃんと茶碗などの「中身」も入っていて、リアリティーに徹している。
やっぱり畳はいいよなあ。畳の間にまつわるツール(卓袱台、茶箪笥、火鉢など)も好きだ。
将来建てる家には絶対に畳の間が欲しい。
お稲荷さんがあって、おみくじもあった。引いたところ、末吉なり。
閉館の16:30ぎりぎりまでここで過ごす。
不忍池をぐるりと歩く。池の真ん中に浮かぶ弁財天をお参りし、半周。
枯れたハスの刈り取り作業が行われており、いわゆる「蓮口」部分がまとめられ、
どうやら種を集めているようだった。歩くうちにすっかり陽が落ちた。
アメ横を抜け、紫一色に塗り込められたド派手な外壁の激安スーパー「多慶屋」で、
妻がナッツの詰め合わせを2袋買う。

【仲御徒町―(日比谷線)→北千住】
仲御徒町駅のホームに下りて、次はどこに行こうかと妻と相談する。
商店街が充実していそうということで、同じ日比谷線の北千住に向かう。
日光街道沿いの商店街を歩く。
「ドンレミー」というケーキのアウトレット店を見つけ、
チョコケーキとミルフィーユケーキの詰め合わせを買い、店の外のテーブルで食べる。
「宿場町商店街」とその南の「本町商店街」を往復し、
今の夕食の気分はこれかなと、焼き鳥の店に入る。「アカマル屋」。チェーン店らしい。
串は鶏モモ、ハツテキ、せせり、チーズつくね、豚バラしそ巻き、シロ、レバー。
それに、わさびポテトサラダ、モツ煮込み、おでん盛り合わせ、あおさ冷麺。
僕はカシスオレンジとゆず蜜サワー、妻はカルピス。これで4255円。
妻はノンアルコールのはずなのに「酔っぱらっちゃったみたい」と顔が赤くなっている。
居酒屋は喫煙フリーなのであまり近づかないのだが、電子タバコを吸う人が増えてきて、
煙問題は以前よりいくぶんかマシになってきてはいる。
ただし、年配の人は今なお圧倒的に煙のタバコだ。
帰り道、再び通りがかったドンレミーでスフレケーキの切れ端詰め合わせを買う。
切れ端だから200円と安い。プリンアラモードなども安くて気になった。
帰宅の持ち運びの崩れを気にして買えなかったが。
こういう店が近所にあったら、スイーツの過剰摂取になること間違いなし。

【北千住―(日比谷線)→茅場町―(東西線)→東陽町】
一杯飲んだ後もまっすぐ帰宅の途に着かないのが今日のポイント。
目指したのは東陽町。昨晩見たNHK『ドキュメント72時間』で紹介されていた
24時間営業のパン工場直売店「モンシェール」へ。
バターたっぷり、焼き立てのデニッシュ食パンがものすごく美味しそうだったのだ。
店に近づくにつれて路上停車の車が増え、いかにもその店を目指してきたであろう客の気配が濃くなるが、
店先にたどり着くと、「本日の販売は終了しました」と札が出ていた。
テレビ紹介翌日の反響だろうから予想できたことではあったが、
工場を24時間稼働させているくらいだから、次から次へと焼き上がると思っていたのだ。
まあ、こういう結果も話のネタということで…と、次回の「一日乗車券ツアー」の機会に持ち越し。
駅へ戻りすがら、「このままでは東陽町に来た痕跡が何もない」と、
近くの公営アパートに2人して入り込み、14階の廊下からほんの数秒間だけ夜景を眺める。
スカイツリーが近かった。
東陽町駅の入口階段は、いったん数段登ってから下っていく構造になっている。
この地点の海抜はマイナス。水害発生時、水が入り込まないための「堰き止め」となっているのだろう。

【東陽町―(東西線)→大手町、そして帰途】
乗り換えの大手町駅で地上に出て、東京駅丸の内口のイルミネーション「ミチテラス」を
少しだけ眺めて、再び地下鉄に下り、帰途につく。

…わりと面白い散歩になった。また別の街をたどってやってみよう。

  

今日が本当の仕事始めか

2018-01-09 11:56:55 | 今日の出来事
1/4(木)に出社したものの、1/5(金)に休暇を取り、1/8(月)まで4連休。
今日が事実上の仕事始め。

それにしても1月最初の土日に祝日をくっつけて3連休とした施策は実に素晴らしい。
正月休み明け、社会復帰へのバッファ。
(そのかわり、1月はここから半月が長いんだよな。1月後半にもう1日祝日をくれないかな?)

今朝はいきなり列車遅延の猛混雑に出くわしうんざりするが、
赤瀬川原平『老人力』を読んでいたのでいい感じに力が抜けてよかった。

それにしても自分という人間は引きこもればいくらでも引きこもれる人間で恐ろしい。
「こたつから1日出てくるな」と言われれば喜んでそうするだろう。
この4連休もほとんどこたつにいた。

<1/5(金)>
出勤する妻に後ろめたく、妻の出がけに起き出して、駅まで送りの車を出す。
それ以後はほぼこたつ。ひたすら録画のテレビ。

<1/6(土)>
夕方、車を近くのディーラーに持ち込む。
シートベルトを装着しても警告ランプが点滅したまま消えないという事象が
もう10年以上続いており、しかし実際の運転にはなんの支障もないので放っておいたのだが、
自動車の保安基準が改定されたとかで、このままでは車検を通らなくなった。
ベルト取替修理代、44300円也。
車のディーラーならではの、全面ガラス張りで天井の高すぎる
(それゆえ暖房を利かせても足元が常にスースーしている)フロアで、
内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』を読みながら2時間弱待つ。
年明け最初の営業日だからか、「福袋」をもらう。
キッチンペーパー、ティッシュ、洗剤などが入っていた。
その外出以外はひたすら録画のテレビ。

<1/7(日)>
13:00、横浜。マンションを3軒ほど見る。3軒に共通するのは、
・築40年程度(つまり旧耐震基準)
・フルリノベ済み
・1DK程度
・しかし得難いアドレスの立地
どれも今の家より圧倒的に手狭なので、リアリティーに欠けた。
狭さの割に管理費が4万円超えの物件もあって、資金面でもリアリティーに欠けた。
(それがまさにこの物件のネックになっているんですよねえ…と案内の不動産屋さんも言う)
ぶらぶらと元町商店街を歩き(バッグのキタムラが兄弟紛争で2つの系列に分裂していると初めて知る)、
山下公園に出て、「シーバス」で横浜駅へ。
横浜で船に乗るのは、シーバスが2回の、鶴見の工場夜景クルーズと本牧のふ頭クルーズで今回が5回目。
大さん橋には「ピースボート」と「にっぽん丸」が錨泊していた。
地元に戻り、商店街で野菜や牛乳を買って帰る。妻が買ったスウィーティ―が重かった。

<1/8(月・祝)>
昼、駅近くのイタリアンでパスタとピザ。
小雨が降ってきたので、図書館と100円ローソン(ヨーグルトとオレンジジュース買う)に寄りつつ、
小走りで帰宅。
以後はほぼこたつ。陽が暮れるのが早いので一日もあっという間に終わる。

引きこもりも長く続くと澱が溜まる。
いやいや、自分だって本当に解き放たれれば、外で活動的に動き回るのだが。
なにしろ、休み中も「休み明け」がのしかかる、会社勤めの憂鬱な屈託があるもので…。

  

ひたすらテレビを見ていた正月休み

2018-01-04 22:24:56 | 今日の出来事
この正月休みはひたすらテレビを見ていた。録画して見たので放送順とは無関係。

・『逃げるは恥だが役に立つ』再放送(11時間)TBS
 …よくできていて面白いドラマだ。このドラマにあって『民衆の敵』に欠けていたものはなんなのだろうと考える。

・『吉本お笑いオーケストラ』(1時間20分)テレ朝
 …吉本の劇場収録らしいが、音が悪い。声がきれいに拾えていない。

・『爆笑ヒットパレード』(7時間)フジ
 …ネタ見せのくだりだけ見た。MCトークや企画コーナーなどはほとんど飛ばした。

・『エンタの神様』(途中まで、2時間半くらい?)日テレ
 …これもネタ見せのくだりだけ。後半の有吉のロケものは見ず。ネタ見せの時間の凝縮ぶりに比べて、ロケもののなんとルーズなことか。

・『朝まであらびき団』(途中まで、2時間半くらい?)TBS
 …「あらびき」すぎる=完成度低い、ため、途中でギブアップ。

・『許さないという暴力について考えろ』(50分)NHK
 …又吉直樹脚本のドラマ。つまらない。面妖さに逃げている。画面のうわべばかりのスタイリッシュさにだけ凝られてもね。

・『国民アンケートクイズ リアル日本人』(50分)NHK
 …期待はずれ。昔からNHKで作られがちなつまらないバラエティー。

・『事件の涙 利恵へ~闇サイト殺人事件の10年~』(25分)NHK
 …女手ひとつで育てた娘を無残に殺された母。想像を絶する苦しみだと思う。虹が出てよかった。

・『クイズ・正解は1年後』(2時間)TBS
 …ここ何年か毎年見ている気がする。ユニークな企画。ただ、毒霧とかの幼稚な罰ゲームはいるのかなあ?

・『ドリーム東西ネタ合戦』(2時間)TBS
 …ノンスタイルとナイツの漫才にはますます磨きがかかっている。千鳥は面白いはずなのに、ネタの雑な使いまわしがどうも目に余る。

・『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 北海道洞爺湖~知床』(2時間半)テレ東
 …再放送で、多分見るのは3度目くらいだけど、飽きずに見られる。

・『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z 岐阜城~鳥取砂丘』(2時間半)テレ東
 …太川・蛭子コンビに比べ、新コンビに魅力がないのは間違いないが、その分「ゴールできるかいなか」のハラハラでうまく見せていた。村井美紀は旅番組ロケの経験が豊富なんだろう、「こなれすぎ」ていて、面白味に欠ける。退屈な優等生。

・『東西笑いの殿堂』(途中から、2時間)NHK
 …演芸番組を見すぎていたため敬遠していたが、落語をやっているのは他にないなあと思い、途中から慌てて参戦。

・『若林・指原のいま部屋探しています』(1時間)フジ
 …歌舞伎町の、石垣島の、そして「高級物件専門」の不動産屋に来る客の素性とは?「高級物件」のはずがただの「事業物件」だったのはガッカリだが、物件探し番組は面白く見られる。MCの若林もそんなことを言っていた。

・『渡辺篤史の建もの探訪スペシャル』(前後編で2時間)テレ朝
 …スペシャル版ということで、渡辺篤史のほか、千原ジュニア、アンガールズ田中が出ていたが、いつもの落ちついた番組のトーンは台無しに。窮屈な個人宅を3人がかりでロケするのはどだい無理があるよね。こういうバラエティーカラーの「スペシャル」はやらなくていい。違う番組でやればいい。渡辺篤史の後継者はやはり芸人ではなく俳優であってほしい。天王洲の「建築倉庫」は気になる。

・『大杉漣の漣ぽっ 2018年は鎌倉を歩いて運気を上げよう!』(2時間)フジ
 …ダラダラに耐えられるかどうかの微妙なライン。見逃したなら見逃したで気にならない程度の存在感。

・『路線バスで寄り道の旅 箱根発!東海道五十三次を西へ西へ』(5時間)テレ朝
 …この番組のファンは年寄りが多いみたいだけど、飽きずに見ている自分は、早や年寄りの仲間入りか。

・『BS世界のドキュメンタリー 100歳から始まる人生』(50分)NHK-BS1
 …スウェーデンの100歳ブロガー。こういう歳の取り方をしないと。

・『BS世界のドキュメンタリー ユーラ ごみ捨て場の少女』(50分)NHK-BS1
 …ゴミ埋立地で暮らす少女を追うドキュメンタリー。寒くて暗いロシアのイメージが増幅される。

・『BS世界のドキュメンタリー ニューヨーク“駅食”革命』(50分)NHK-BS1
 …映画でもおなじみのニューヨーク・セントラル駅に、フードコートをつくりあげるドキュメンタリー。デンマーク出身の世界的フードコーディネーター。インタビューを受けても着飾ったことしか言わないので(実際にそういう人格なんだろうけど)つまらない。

・『私は私を全うする』(1時間)フジ
熊本地震で家を失った一人暮らしの84歳のばあちゃん。「私は私を全うしたいだけ」という言葉の力強さ。

・『人知れず 表現し続ける者たち』(1時間)Eテレ
アール・ブリュット。黙々と表現し続けることの力強さ。

そのほか、『世界の船旅』(BS朝日)などを見る。
ゆうに50時間分を超えている(録画の1.4倍速も活用)。

ちなみに、紅白と駅伝は全く見ていない。

…これだけテレビが人生に食い込んでくると、テレビ視聴の記録を取っておけるサイトなんかないのかな、とふと思う。