旧軍が沖縄で住民の集団自決を命じたことは明らかであり、なにゆえ、今になって、馬鹿な検定をしたのか、理解できない。例えば、紹介した事例は、石垣島での旧軍の狂気の蛮行だ。住民をマラリア地帯に追いやり、家畜を手に入れた軍隊って…。戦争が起きてしまうとこんなことになってしまうことを忘れないようにしたい。
■■出版社のウェブサイト(※)の引用開始■■
沖縄戦の中で、石垣島に駐屯した約1万人の日本軍は食料に窮し、波照間島の全住民(1671人)を西表島の未開地域に強制疎開させて、牛・馬・豚などの家畜を大量に強奪した。住民はほぼ全員がマラリアに感染し3分の1の人々が命を落とした。4000人の犠牲者を出した八重山諸島の「戦争マラリア」を追い、日本軍の犯罪を告発するドキュメント。
◆ ◆
「はじめに」より
1944年の終わり頃には沖縄の日本軍は、糧秣が危機的状況になっていました。(中略)
軍隊は住民を脅して食料を横取りしていきました。その最たる暴挙が、波照間島、黒島での牛など家畜の奪略です。
住民たちは、こわい伝染病であるマラリアを媒介するハマダラ蚊が多く棲む山谷に追い出されて、食料を略奪された上に、マラリア病にかかって死んでいきました。八重山全体では、戦争中のマラリアが原因の死者が4000人近くにのぼったのです。
「備えあれば憂いなし」という言葉は、国民の頭を混乱させることに長けた政治家たちがよく使います。しかし、憂いを招かないためには軍隊の備えはないほうがよいのです。軍隊がいるところで殺し合いが行われたことがそれを示しています。
(中略)
「備えあれば憂いはかならず生まれる。」
これがこの事件の真実ですし、教訓です。この本には、なぜこういう酷いことがやれたのか、その内面もえぐって書きました。
(中略)
私は通算11年、この事件を追い続けました。当然ながら、15年戦争、沖縄戦との関連で追いました。そうしながら何時も頭の中に大きな比重を占めていたものは、現在の米軍基地とそれに連結している自衛隊基地でした。日本軍が沖縄戦の呼び込むために造った基地を、米軍が国際法規を無視して強化し使い続けています。
(中略)
私は、戦争反対、命を守れの願いに加え、軍事費を削って15年戦争の被害を国民に補償してほしいとの思いを込めて、この戦争マラリア事件を追い続けてきました。
■■引用終了■■
美しい石垣にこのような歴史が残っていることを石垣に行った際には思い起こしてほしい。
※:http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=1307
【関連イベントの紹介】
「与党はインド洋派兵・給油新法案(新テロ対策特措法)を強行採決するな、
11・12緊急国会前集会」への参加・賛同を!
与党はインド洋派兵・給油新法案(新テロ対策特措法)を、12日、衆院特別委員会で強引に採決しようとしています。これに対して野党は一致して反対しています。
私たちはこの新法は、アフガンの人びとを戦火に巻き込んできた米軍の戦争に給油などで加担するものであり、戦争加担は重大な憲法違反であると指摘し、反対してきました。
テロ特措法が期限切れとなり、海上自衛隊がインド洋から撤収しつつあるいま、政府・与党が新法の強行採決の暴挙にでることを許すことは出来ません。先の参院選での民意を反映し、参議院は野党が多数です。野党各党は与党の新法案に反対しています。国会内外の力を大きく結集すれば、この危険な戦争法を阻止することは可能です。
緊急ですが、全国各地で平和を願い、派兵・給油新法案に反対している皆さんの声を受け止めながら、下記の次第で国会前緊急集会を呼びかけます。
一人でも多くの皆さんがご参加くださいますよう訴えます。
日時・11月12日(月)12:00~13:00
場所:衆議院第2議員会館前路上
呼びかけ団体
憲法を生かす会
平和をつくり出す宗教者ネット
平和を実現するキリスト者ネット
許すな!憲法改悪・市民連絡会
連絡先・TEL03-3221-4668 FAX03-3221-2558
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。
■■出版社のウェブサイト(※)の引用開始■■
沖縄戦の中で、石垣島に駐屯した約1万人の日本軍は食料に窮し、波照間島の全住民(1671人)を西表島の未開地域に強制疎開させて、牛・馬・豚などの家畜を大量に強奪した。住民はほぼ全員がマラリアに感染し3分の1の人々が命を落とした。4000人の犠牲者を出した八重山諸島の「戦争マラリア」を追い、日本軍の犯罪を告発するドキュメント。
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「はじめに」より
1944年の終わり頃には沖縄の日本軍は、糧秣が危機的状況になっていました。(中略)
軍隊は住民を脅して食料を横取りしていきました。その最たる暴挙が、波照間島、黒島での牛など家畜の奪略です。
住民たちは、こわい伝染病であるマラリアを媒介するハマダラ蚊が多く棲む山谷に追い出されて、食料を略奪された上に、マラリア病にかかって死んでいきました。八重山全体では、戦争中のマラリアが原因の死者が4000人近くにのぼったのです。
「備えあれば憂いなし」という言葉は、国民の頭を混乱させることに長けた政治家たちがよく使います。しかし、憂いを招かないためには軍隊の備えはないほうがよいのです。軍隊がいるところで殺し合いが行われたことがそれを示しています。
(中略)
「備えあれば憂いはかならず生まれる。」
これがこの事件の真実ですし、教訓です。この本には、なぜこういう酷いことがやれたのか、その内面もえぐって書きました。
(中略)
私は通算11年、この事件を追い続けました。当然ながら、15年戦争、沖縄戦との関連で追いました。そうしながら何時も頭の中に大きな比重を占めていたものは、現在の米軍基地とそれに連結している自衛隊基地でした。日本軍が沖縄戦の呼び込むために造った基地を、米軍が国際法規を無視して強化し使い続けています。
(中略)
私は、戦争反対、命を守れの願いに加え、軍事費を削って15年戦争の被害を国民に補償してほしいとの思いを込めて、この戦争マラリア事件を追い続けてきました。
■■引用終了■■
美しい石垣にこのような歴史が残っていることを石垣に行った際には思い起こしてほしい。
※:http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=1307
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11・12緊急国会前集会」への参加・賛同を!
与党はインド洋派兵・給油新法案(新テロ対策特措法)を、12日、衆院特別委員会で強引に採決しようとしています。これに対して野党は一致して反対しています。
私たちはこの新法は、アフガンの人びとを戦火に巻き込んできた米軍の戦争に給油などで加担するものであり、戦争加担は重大な憲法違反であると指摘し、反対してきました。
テロ特措法が期限切れとなり、海上自衛隊がインド洋から撤収しつつあるいま、政府・与党が新法の強行採決の暴挙にでることを許すことは出来ません。先の参院選での民意を反映し、参議院は野党が多数です。野党各党は与党の新法案に反対しています。国会内外の力を大きく結集すれば、この危険な戦争法を阻止することは可能です。
緊急ですが、全国各地で平和を願い、派兵・給油新法案に反対している皆さんの声を受け止めながら、下記の次第で国会前緊急集会を呼びかけます。
一人でも多くの皆さんがご参加くださいますよう訴えます。
日時・11月12日(月)12:00~13:00
場所:衆議院第2議員会館前路上
呼びかけ団体
憲法を生かす会
平和をつくり出す宗教者ネット
平和を実現するキリスト者ネット
許すな!憲法改悪・市民連絡会
連絡先・TEL03-3221-4668 FAX03-3221-2558
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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