情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

表現の自由はなぜ優越的権利なのか~新メディア立ち上げ会見+田島教授らのシンポ

2007-11-26 04:46:17 | メディア(知るための手段のあり方)
 長い間、テスト中だったインターネットサイト「News for the people in Japan」(※1)がついに明日、正式に始動する(記者会見午後3時)。運営母体は、弁護士を中心とする20~30歳台(?)の若者(!)から成る「People's Press」。そもそもは、①市民が自ら運動をしようとする場合、ワンストップで情報が集まるサイト、そこに行けばほとんどの市民運動にリンクできるようなサイトがないかな~という思惑と、②メディアリテラシーの観点からニュースを発信することも必要だという思惑が結びついて生まれたようなサイトです。ですので、ウェブサイトやブログを中心に役立つ情報が満載されています(ビジュアルよりも内容。ただし、これからもっと読みやすくするために改善予定)。

 中でも一番の売りは、「弁護士の訟廷日誌」(※2)。様々な訴訟を中心とする法的紛争のうち社会的に意義深いものを中心に、次回日程付きで紹介しようというものです。現在、東京を中心に70余の事件が紹介されています。今月中には、100を超える予定です。これらについては、判決が下されたら、可能であれば、紹介したいと思っています。

 ほかにも、「猿田佐世のニューヨーク便り」(※3)、「島弁日記」(※4)などの弁護士コラムのほか、「練馬自衛隊基地ウオッチング~ダイコンと基地の街~」(※5)などの市民コラム、ジャーナリストや学者などのコラムも掲載する予定です。
  

 ユニークなのが、美しい国とは、憎いし苦痛であると見破った、謎の回文師・ガンジー大山による「回文道場」(明日には掲載)。ぜひ、ご投稿下さい。

 このサイトの立ち上げと設立記念シンポのご案内を兼ねた記者会見を11月26日午後3時、弁護士会館10階の1003AB室です。急なご案内ですが、インターネットでのご紹介大歓迎ですので、お時間があったら寄ってみて下さい。

※1:http://www.news-pj.net/

※2:http://www.news-pj.net/npj/npj-cal.html

※3:http://www.news-pj.net/npj/saruta-newyork/index.html

※4:http://www.news-pj.net/npj/shimaben/index.html

※5:http://www.news-pj.net/npj/nerimajieitai/index.html

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 11月29日には、日本マスコミ文化情報労組組合(MIC)と日本出版労働組合連合会(出版労連)が、「恫喝訴訟で口封じ?! 表現の自由を考える11・29シンポジウム」を豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」(有楽町線・東池袋駅6・7出口直結)で開催します。

 田島泰彦上智大学教授の基調講演「ジャーナリズム再生のために(仮題)」に続いて、烏賀陽弘道さん(ジャーナリスト)、釜井英法さん(弁護士)、西岡研介さん(ジャーナリスト)、山田厚史さん(ジャーナリスト)というユニークなメンバーによるパネルディスカッションが行われる予定です。会場カンパ(資料代)500円。

 News for the people in Japanの試みもこのシンポも、表現の自由はなぜ重要なのか、なぜ、優越的権利とされなければならないのかを考え直す機会になるのではないかと思っています。

 




※1:http://mainichi.jp/select/seiji/news/20071121k0000m040176000c.html









★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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