でも明日はまた下り坂だとか…春の近さを思わせますね。落ち着かないこと。
春の女神さんと冬将軍さんが、空の上で声掛け合いながら、
「そろそろ春の支度できまっせぇ」「あららちぃと待っとくなはれ、まだ『寒さの元』が残ってますねん」…
「ほな、もーちっとお茶のんでますよってに」…ってなことを言い合ってるような天気。ややこし天気やがな…。
ともかく、晴れは逃すわけには参りません。あの留袖の身頃の残りを張った後、
ぐしゃぐしゃのまましまいっぱなしだった「羽織の解いたもの」を引っ張り出しました。
なんでほったらかしだったんだっけ…と手でモミモミして思い出しました。
これは「弱り」がかなりきていたんでした。でもそんなにひどい汚れはないし、大きなシミもない…。
くたくたな分、しなやかで柔らかい紋錦紗です。とりあえず洗おう…とやったのはいいんですが…。
だいたい生地の弱りは、はじっこをちょいとなめて(濡らすわけ)引っ張ると分かるのですが、
こりゃもう相当「アブナイ」範囲です。大丈夫かなーと思いつつやりましたが、あらら伸子を刺すと「みみ」が切れる。
縮む素材でしたから、本当はもっと細かく伸子を打たなきゃならないんですが、
これでは引っ張って力がかかる分、どこからやぶれるか分かりません。
耳の外側ではなく内側に近いところを選んで、そぉーーっとそぉーーっと少なめに打ちました。
それでも3箇所ほど、刺したらビリッ…こんな穴があいたり、耳が切れちゃったり。
それでも乾けば、さわったら切れる…ほどでもないのです。
はい、あのシワシワがこうなりました。こうしてみると、なかなかモダンな柄でしょう?
ちょっと色がさめているところもあるのですが、元々がこんな色なのであまり目立ちません。
この弱りでは着るものはムリですが、筒に縫ってひっくり返したら、スカーフにいいんじゃないかと。
薄いですから二枚になってもシナシナで、そんなに厚みを感じません。
ミシンかけはちとムリなので、手縫いでチクチクとやってみることにします。
ちょっとジミですけれど、春らしい淡いピンクとかクリームイエローのブラウスやシャツには
いいんじゃないかと思います。こんな感じになるのかな。
明日はまた雨で、お天気はかわりやすくなるそうです。
春の女神さんの出発のお支度は、いろいろこまごま時間がかかることでしょう。
時々こられる「先触れさん」のおかげで、チューリップの芽もちゃんと伸びてます。
「花かんざし」のつぼみも雪にめげずに、おおきくなってきています。
あと一ヶ月…ですかねぇ。
つくしんぼもあるんですよー、かわいいです。
ちょっと小さい子が描いたみたいな感じが
とてもいいですよね。
汚いなぁとお持っているハギレが、ぴしーっとすると、
なんか見直しますよねぇ。
きれいにしておけば、何かに使える…と、
母がよく言ってました。
その「なにか」が、なかなかなんですが…。
はい、とにかく弱りがひどいので、
柄は洋服にもむいているんですけど、残念です。
帯揚げは、もう一枚の方でするつもりです。
傷んだ部分をはずしてと思ってみたのですが、
なんとか長さは取れそうです。
帯揚げも短いとサマになりませんからねぇ。
何十年とかの長さで見れば、こういう冬も
珍しくはないのでしょうけれど、
去年と比べたりする生活では、ほんとにおかしいです。
今、雪なのですが、ちょっと積もりそうで
明日の朝がこわいです。
花粉症もいやですが、とりあえず
桜の後はすぐに夏と…いや、私は暑さも
弱かったんでした。1年中「秋」がいいよぉ。
昨日は晴れ、今は雪…いそがしいですわ。
春が近いのでしょうね。
伸子針はほんとにさっぱりしますが、
これは生地が弱くてヒヤヒヤでした。
薄手なのですね。
帯揚げにしても良さそうな気がします。
しかも、お花が抽象のようでいながら、シロツメクサだのチューリップだの金盞花だのちゃんと描かれているのが良いですねぇ。
毎回とんぼさんのお手入れブログを拝見すると、大事にされて布が喜んでるなぁっと感じます。
こういうことができてこその着物好きなんだよなぁ・・・・っとわが身を振り返りつつ・・・はあ・・・・
巻きスカートにしたらとても涼しそう。
タイのお土産でもらったスカートが、着るのも楽だし、びっくりするほど涼しいです。
タイトな形では無くて、少し裾が広がる感じになってるせいもあるかもしれません。
ダーツは無しで、直線で裾が少しだけ広がるカットです。
宿題を家に持ち込んでいるので、なかなか訪問出来ずにいます。
今年の冬も矢張り異常気象なんでしょうね。
奄美で雪が降ったりしましたからね。
京都でも山の雪をこれほど見たのは憶えが無い程、しかし道路に積もるの稀です。
今日も山は白く、道は微かに積もっていました。
早く暖かくなって欲しいけど、花粉の出迎えが怖いので一気に夏まで行って欲しいものです。
お天気でしたが、今日はいいお天気でした。
伸子張りでみごとにピンとなるものですね。
春先のスカーフにちょうどいいですね。