ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

解く前の記念写真

2012-10-26 12:49:34 | 着物・古布

 

昭和30年代にはやったタイプの豪華な訪問着…なんですが、共八掛ではないので、

見た目はゴージャスな付下げになっちゃってます。染は訪問着タイプです。

このゴーカケンランタイプのあと、今度はワンポイントみたいなあっさり柄がはやったんですよね。

 

トップ写真は前を重ねてみた状態で、下の方の柄のないあたりが出るのであまり感じないのですが、       

左の前から脇、後ろはこんなです。

 

        

 

写真ではきれいですが、当時の「よくある染」で、

ちょっと安っぽく見えてしまうキンキラキンです。

 

      

 

袖はもう柄が満杯。

 

      

 

後ろはあっさりかというと、なんのなんの、多少おまけのしみまであります?!

 

            

 

とりあえずざっと着せかけてみました。写真の大きさ違ってすみません。

地の白い部分は、帯をしたらほとんど隠れるあんばいで、全身柄づくめという感じですね。

 

      

 

残念ながら、イマドキはこんな柄行の訪問着、付け下げは流行らないのと、

裏がもうシミだらけです。

 

            

 

随分長いあいだ、このまま置いてあったのですが、解かないことにはなにも動かないので、

これから解く定です。部分使いにすれば、何かになるのではと思っていますが、

それにしても、こんな柄、みなくなりましたねぇ。  

お天気がよくなっても、もう少しあまり動かず仕事をしようと思うので、玄関先で日向ぼっこしながら

明日は帯やら着物やら解き物…ですかしら。マスク必須です。

日曜日はまた雨だとか言ってますしね。 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れになりませんように (まあや)
2012-10-26 15:54:44
私は初めて見ました、こういう時代があったんですね~。
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Unknown (陽花)
2012-10-26 22:46:14
様々な柄、紋様豪華ですね。
ほとんど着ていない状態でも一昔前の
胴裏はよくこんな風になってますね。
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Unknown (古布遊び)
2012-10-27 08:18:30
着物も流行って結構ありますね~~
私の若い頃は白地のものが結構流行っていたようにおもいます。。
確か私の訪問着も白地でした。
いま見るとなんか一寸ねえと言う感じです。

よく着物は長く着られるし子供にも残せるからと言われる方がありますが、実際はどうなんだろうと思うこのごろです。
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赤レンガ倉庫で (柾女)
2012-10-27 09:23:15
体調は良くなられたようですね。
体調下り坂にもかかわらず、きんぎょのじゅばんへのコメントありがとうございました。

プロに頼むものと自分で洗い張り出来るものの判断は、こちらで勉強して経験を積むしかないです。

解いて洗い張り、チャレンジしたくなりました。

※”とと塾”、ただ今2009年4月を学習中です。
すると、4月28日の横浜赤レンガ倉庫の記事に
『今昔きもの市』の紹介リンクがあり、
クリックすると今年の『横浜今昔きもの大市』が
昨日から明日まで開催中とのこと。

明日、はぎれ探しに出かけてみようかなと思います。
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Unknown (とんぼ)
2012-10-27 13:00:42
まあや様

一時期、こういう白地に華やかな染の着物が見られました。
日本がだんだん豊かになっていくとちゅうですね。
こういうものも時代を反映するもので、見ていると面白いですよ。
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Unknown (とんぼ)
2012-10-27 13:02:20
陽花様

これでもかって柄付けですよね。
裏はほんとにここまで変わるかと思うくらいの色変わりです。
さっさと外したほうがいいのに、長らくほっておきました。
こういうのを見ると、箪笥のなかのロクに見ていない着物を思い浮かべて、
まさかこんなに…なんて思っています。
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Unknown (とんぼ)
2012-10-27 13:03:08
古布遊び様

確かに洋服ほどでなくても「傾向」みたいなものはありますね。
ただ、洋服のように「デザイン」の古さはいわれませんから、
古ければいっそ古いほうが「おかあさんのね」なんて言われるものです。
但し、どこまで行っても「それなり」のものでないと、その前に、
着物がイカレますよね。
それなりのもので、古典柄…がいいですね。
この着物は、ちょっと派手過ぎて満艦飾ですから、お人形さんの着物なんかにはいいかもです。
あと部分取りすれば小さい子のお被布も。
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Unknown (とんぼ)
2012-10-27 13:04:11
柾女様

こちらこそ、お気遣いありがとうございます。

洗うと縮むちりめん系は、伸ばせないとだめですし、
色落ちはもう、染物の宿命ですねぇ。
なんとかなりそうなものは、お風呂場でガシガシやりますが、
失敗したものも(多く!)あります。

「とと塾」などと言っていただいて嬉しいやら恥ずかしいやらです。
柾女様のブログも拝見いたしましたが、私などよりよっぽどまめでいらして、
ご自分でお作りになれるなんて、羨ましいです。
お孫さんの熨斗目から羽織、素敵でした。

骨董市、そうなんです、ただいま開催中。毎度行かれなくて、
ニュースなどでやると「そこもーちょっと写して!」なんてやっています。
いいものが見つかりますように!
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白地訪問着 (たま)
2012-10-29 21:14:39
昭和30年代後半、白地訪問着が大流行だったそうですね。何でも美智子皇后が納采の儀に着てらした訪問着が白地で、当時、呉服屋さんに行くと必ず勧められたと、ウチの母が申しておりました。実際、母が結納のために作った訪問着が白地でした。お金持ちはともかく、ウチのような庶民は流行に乗るようですね(^^;)
その後母は、「元々そんなに良い着物じゃないから…」と、私たちに見せずにしまいっぱなしでしたが、妹が22歳くらいのとき、アンティークっぽい組み合わせにして友達の結婚式に出席したら、とても喜ばれました。(私はサイズが合わないので、母の着物は着られません)
写真の訪問着も、イマドキの若いお嬢さんが古い帯とコーディネートしたら、可愛いと思います。身近にいないのが残念ですね。トシを取ると品の良い質の良いもの…と考えがちなんですが(自分も)。。。そんなの若さでオッケーだよなぁ…と遠い目で思うのでした。
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Unknown (とんぼ)
2012-10-30 17:32:34
たま様

私がまだ小学生の頃ですが、記憶にあります。白地の着物。
写真の着物は、裏を変えて少し小さく作ったら、中学生くらいの娘さんには、
とても華やかで可愛いと思いますねぇ。
「若い」ということは、それだけで、いろんなことをカバーできるものだ、
というのに気づくのは、年取ってからなんですよね。こんなの着ておきたかったです。
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