ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

お福ちゃんに晴れ着!

2007-01-02 00:41:48 | 着物・古布

以前は裏に家がなかったので、一階の窓から雑木林の上に
初日の出が見られたんですが、裏に家が建ち、さらには雑木林がなくなって
全部住宅になったとたんに、鉄塔が寒々と…。
結局二階の窓から撮っても「鉄塔にからみつく初日の出」になっちまいました。
なんかめでたさも…という感じですが、まぁ見られたということで…!

さて、去年から増えた家族の一人「お福ちゃん」ですが、
今年もお世話になるもんで、一日目は晴れ着にしましたぁ。
昔の訪問着です。昭和の初期のものではないかと思います。
ちょっと小柄な女性のものだったようで、私でも気持ち短いです。
こちらは帯は染めの丸帯、引き抜きで結ぼうとしたのですが、
どうも芯がいたんでズレているようで、きれいに締めようとすると、
帯皮だけよれてしまいます。それで前だけ…にしました。
帯揚げは私の成人式のときのもの、明るいグリーンの総絞りです。
帯締めもそろいの色であったのですが、確かいとこにあげてしまったと思います。
少し太めでハデで古典的…というのがありませんで、母の古いものを使いました。
ちょっと手抜きで「礼装用」ではありません。
着方も少しクラシックに、半衿を多めに出してみました。
帯揚げも多めに出したのですが、写真を撮るとき修正すればよかったですね。
実際にはもう少しふわっとしまっています。
袖の柄も見ていただきたくてちょっとぽーず!


            


こちらは帯をかえてます。こちらの方が少しだけ今に近い帯です。
着方も少し現代に近づけて、半衿の分量を減らしました。
この帯、かなり締めこまれていまして、ちょっとヨレ気味です。
お嬢さんのイメージで、真っ赤な花柄の入った帯揚げを捻りで大きく出しました。
この前入手した、古い帯揚げのうちの一枚です。
帯締めも同じように結ぶときにわざと立てて捻ったように見せています。
(レンズ汚れていてすみません)


            


袖口の裏、すごい色ですが実際にはもう少し沈んだ感じです。
これだとすごく浮いて見えちゃってますね。
この着物、実際の地色はもう少し暗く、とても落ち着いた紫ですが、
柄が大きくてハデなので、私はちょっとなぁ…着たかったなぁ…。
こちらの帯は、お太鼓にしたんですが、これ、界切線の下が短い…、
しめているときはさほど気にならなかったのですが、
写真に写すと、こういうところは目立ちますね。
ちょっと直そうと思います。なんでこんなに短いんだろ…。


             


さて、今年のブログですが、今までとにかく思いつくままに書いてきました。
今年はもう少しまとまりよく…できるわけないかぁ!
とりあえず、お福ちゃんや着物ハンガーがきたことで、
内容的に少しひろげられるかなと思っています。
あれこれ飛ぶのが「とんぼ」らしいところではありますが、
もう少し「着方」「合わせ方」なんてものも、やってみたいと思っています。
とりあえず私はまだ着物を着ていません。もんぺですー、ははは。




コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一年間ありがとうございました。 | トップ | 年末にしあがってきた着物 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます (空朱)
2007-01-02 07:34:17
うちのお福ちゃんにも
着せてみたかったんですけど
ほっとかーぺっとのうえでごろごろしたいと
すげなく断られました。
世も末・・・

今年もよろしくお願いします。
返信する
今年も、よろしく~♪ (ぶり)
2007-01-02 17:50:26
檜扇柄の着物、素適~♪

紫の補色は黄色。
帯には、金、クリーム色、ベージュ色なども合いますよね。
補色の配色の妙も、見てみたいです
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-01-02 18:08:22
空朱様
私もぬくぬくごろごろしていた~い。
断られたらあとはひとつ、
自分がお福ちゃんになりましょう?!

ぶりねぇ様
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
金色系の丸帯、数本あるにはあるんですが、
なぜかじみ~~な柄ばっかりで。
金糸銀糸で大柄で、というのを探しているんですが、
状態のいいのがなかなかありません。
あとは黄色系の染め帯、と思ったら、
色のせいでしょうか、「褪せ」より「ヨゴレ」の方が
多いんですよ。緑系の帯と黄色系の帯が、
ことしの探索目標です。
返信する
Unknown (陽花)
2007-01-02 20:08:34
お正月に晴れ着を着せてもらえるお福ちゃん
幸せですね。うちのボデイちゃん、この寒い時に
裸でおります。可愛そうに何か着せてあげなきゃ!
私も今日は着物を着る予定だったのです。
ぎりぎりまで悩んだのですが、結局出掛ける前から
雨が降ってきたので諦めました。
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-01-02 21:52:46
陽花様
年末にジサマが来て「寒々しい、かわいそーに」って
言ったんですよ。それであっそーだと思って…。
そちらは雨ですか、こちらも明日は下り坂のようで
ほんとに冬晴れの少ない冬ですね。
雪さえ降らなきゃなんですが。
返信する
帯あわせ (空朱)
2007-01-03 06:44:34
若い人の帯の地色は限られてますよね。
洋装で慣れていると、
つい色の取り合わせで考えてしまいますが。

最近のコーディネーションは知りませんが、
格、年齢のとりあわせというのは
じつは柄であわせるのだと思います。
柄のもつ高さ、軽さ、テースト、大きさ。
それを知らないで 色であわせるから
きものも帯も生きない
それだけならいいのですが、着る人が映えません。

金に、地味なものが多いのはやはり留袖を意識して作られたのでしょうね。



返信する
Unknown (とんぼ)
2007-01-03 16:07:55
空朱様
若いころから渋めが好きだった私は、
帯をハデにする、と言うのがどうもうまくなくて、
母にいつも「趣味ワル」といわれていました。
礼装用の袋帯はその点「パッ」と見で、
ジミハデがわかってラクです。
金銀が入っていても地色が勝つもの、
いろんな色がはいっていても金銀が勝つもの、
細かい柄のもつ品のよさと重厚さ、
大柄の大胆な豪華さ!
そしてやっぱり若い人向きって柄が華やかですよね。
もうしめられない今「お福ちゃん」を
着飾らせることが楽しみで!!

返信する

コメントを投稿

着物・古布」カテゴリの最新記事