ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

今日は古本のお話です。

2007-12-05 20:48:07 | 本・マンガ・絵
ブログで知り合った方のご紹介で、古い「主婦の友」を譲っていただきました。
なんと8冊もあります!私の持っている古本は「着物」関係が多いのですが、
こういう本も当時の暮らしとか、なんていいますかあのころの日本人が
何を考え、どんな暮らしをしていたか…ちょっと覗ける感じで、
とぉっても面白いです。
あまりにも見るところが多くて、何をお話ししようか迷います。
とりあえずは、気楽に楽しめる?ところから…。
特に電化製品…懐かしい~!

本は昭和33年のものがほとんどで、その後が一冊ずつ。
33年といいますと、私が8歳の頃です。
ちょうど家庭の中に、さまざまな電化製品がはいってきたころ。
なにより「広告宣伝」のページが一番わかりやすいです。

時節柄「暖房機」を見てみましょう。
まずは「こたつ」です。


          


最初の頃の電気やぐらコタツですね。
ロゴの「伸ばして大丈夫、そう、足ならば」という意味がお分かりの方は
私と同年代…ですねぇ、つまり「昔のコタツは足が伸ばせなかった」から。
私は「黒い瓦みたいな材質のあんか」にたどんや豆炭を入れて
木製のやぐらの中に入れていた「こたつ」を覚えています。
火鉢というより上の写真の下、一番左のような形をしていました。
やぐらは小さくて、その上に布団で今のように天板などなく、
布団のまま、その上にいつも「みかん」が乗ってました。
電気炬燵がはじめて我が家に来たときは「足が伸ばせるー」と驚いたものです。
ただ、母が毎日のように「洗濯物をきちんとたたんだもの」を、
はじっこの方に入れるので(ほんとはいけないんですよ)、入ろうとすると
デーンと洗濯物がある…けとばそうものならものすごく叱られました。
ちゃんと畳んであるのに…誰の洗濯物だと思ってる…だれが毎日洗ってるんだ…
と、エンエン続きました。主婦の身になれば、遊びほうけて帰ったあげくに
ぬくぬくこたつであったまろーなんて、というところだったのでしょうね。

さっきの上の写真の「あんか」は、そのまま「電気のやぐらコタツ用」です。
次の写真は、こちら


     


電気座布団、まだまだ「座る生活」でしたからねぇ。
右下の「大型やぐらごたつ」というのは、昔のコタツの形をとって…
なのでしょうが、おそらく「はやらなかった」ことでしょうね。
「電気火鉢」にいたっては、なんのため?…。
でも、まだまだ「従来のストーブ」も健在です。
下の写真は上の真ん中あたりのアップです。


            



真ん中の右、だるまストーブの改良型ですね。
学校、だるまでしたよ。日直が石炭取りに行って…。
こういうストーブを家庭で使っているのはみたことがありませんが、
やはり「北国」などでは、電気ストーブなんぞ役にたたなかったでしょうね。
今は「たどん・豆炭・練炭」なんていうのも知らない人がいらっしゃるでしょう。
確かにガスや石油のファンヒーターはいいですが、
あの「お餅焼いたり、あずき煮たり」というのは「練炭火鉢」がいいですねぇ。
我が家は寝転がってすごす息子のために、こたつはもうずっとナシ、
実家へいくとコタツに足つっこんで「動きたくなくなる」のですー。

このほかにも、見ているとおもしろいページがたくさんあります。
それと驚いたのは「柴田錬三郎氏」の「美男城」など、
長短の小説が数多く載っていることでした。もうひとつみつけたのが
「三島由紀夫の新婚生活」、結婚したての三島夫妻にインタビューしてまして、
後年壮絶な死を迎えるなどとは、とても思えない笑顔の写真に、
ちょっとびっくりしました。
もうひとつ、マンガがあったんです。
絵を見て「どつかで見たような…」と思ったら「あんみつ姫」の
「倉金章介氏」のマンガでした。
「豆姫さま」、水戸黄門の孫だそうで、このお姫様がヘリコプターに乗って
世界旅行をする、という設定、この巻は「最終回」で、
無事お城に帰ってきてパーティーをするというお話しでした。


     


ヘリはとぶわ、テレビも無線もあるわ、
奥方様でも呼び方「ママ」だわ、すごい設定です。
今なら子供でも「アホラシ」というところでしょうが、
当時は大人が夢を楽しんだのでしょうね。


着物の記事は少ないのですが、それでもまた少しきがついたことがありますので、
いずれまた書きたいと思っています。
今日は、古本に囲まれてシアワセ~~に過ごしたとんぼでした。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2007-12-06 22:15:59
陽花様
豆炭あんか、ありましたねぇ。
毎日母が、灰のしまつを表でやってました。
これから寒くなると、冷たい布団に入るのは
いやですねぇ。電気敷き毛布、
シアワセを呼ぶ毛布?ですね。


KOMA様
火鉢は今でもほしいと思う道具です。
まぁ機密性の高い今の家では、
中毒の心配もありますけれど、
あの夜間のお湯がしゅんしゅん言ってたりが
とても懐かしいです。私は手袋こがしましたよ。
すごくしかられました、やっぱり…。


なかの様
ようこそおいでくださいました。
毎日楽しませていただいてます。
町暮らしでは「掘りごたつ」がなかなかありませんで
私は始めていなかではいったときに、
ころげおちそうになりました。
またのぞいてやってください。


蝸牛様
まぁそうでしたか、豆姫さま、70回以上
続いたようですよ。
このマンガのあとが「あんみつ姫」みたいですね。
かわいい絵です、ほんと。

返信する
Unknown (蝸牛)
2007-12-06 17:15:02
豆姫さま~~~なつかしいです。

小さい頃・・母がずっととってましたので・・
ほんとに・・なつかしい~~
返信する
Unknown (なかの)
2007-12-06 02:24:01
なんか喜んでいただき嬉しいです。

んーー、昭和33年といいますと
私が生まれた年です。
また私は草深い田舎でそだったので
電化製品、、照明くらいだったかな?
冷蔵庫とか洗濯機とかなかったです
ましてや電気コタツなんか。。。

#練炭の堀コタツでした

このブログ紹介していただき
ありがとうございました

また遊びにきます
返信する
Unknown (KOMA)
2007-12-06 01:50:23
祖父母の家にあった練炭の掘り炬燵が懐かしいです(^^)

うちの炬燵は・・・電気だったかな???
それに対流式の灯油ストーブもあったんですけど
思い出して懐かしいのは豆炭アンカに火鉢です(^^)
そういえばうちの火鉢は縁が広くて、
急須と湯飲みくらい置けるようになっていたんですが。。。
何歳のときだったか、そこへ腰掛けていて
よそゆきの上着の裾を焦がしてしまい、
えらく怒られたのを覚えています(^^;

今は寒くなると湯たんぽが離せません(笑)
返信する
Unknown (陽花)
2007-12-05 21:56:05
なつかしいですね~
子供の頃、夜寝るときは瓦で出来たこたつでした。
お布団の中、灰だらけにしましたわ。
寝相が悪かったんですね。
それから、豆炭アンカ、そして木枠で出来た電気
こたつと変ったように思います。豆炭アンカでは
足に大きなやけどをしましたよ。そんなにやけどを
するまで気が付かずに寝ているなんてとあきれられました。今は、電気敷き毛布が離せません。
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