ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

お片付けの本をいただきました。

2014-03-15 21:17:53 | 本・マンガ・絵

 

いえいえ、群洋子さんと私を並列にしようなどとは思っていないのですが、

片づけ…というところでの文章で「…だったので」とあると…わぁ私とおんなじだぁ、が、あって。

 

まだ全部読んでいないのですが、最初のほうに、お母様の着物を引き取ったお話が出てきます。

以前もちょっと書いたかと思いますが、群さんのお母さまは、群さんの収入が増えたころから、

大変な着道楽になられ、何百万もするような着物を買ったり、

一度に一軒の呉服屋さんで20反まとめ買いをなさったりと、すごい買い方をなさったのです。

すべて群さんのお財布から…。

そして、ご高齢になられ入院なさったわけですが、ものを片づけないと…ということになり、

群さんのところへは、弟さんから「着物を頼む」と送られてきたわけです。

それがまぁハンパな量ではない…で、歩くところがないのでとにかく箱から出して開けてみたら…

これがことごとく「カビ」にやられていたのだそうです。

二人の親子関係も、お母様の人生観もわかりませんが、

着物が本当に好きだったわけではなく、高い着物を買ってもらい、身に着けて歩くことだけで、

何かを発散していたのかもしれません。着たら着っぱなしで仕舞い込み、

襦袢は着替えもせず、2枚だけどろどろに汚れていたと…。

とにかく、デパートに持ち込み、洗い張りやらなにやら…と頼んだら、豪華な訪問着が一枚買えるほど

お金が出ていくことになったそうです。

 

まぁ正直なところ、普通のサラリーマンの奥さんとは、収入でもなんでも違いますから、

同じように考えるのはムリですが、モノの多いという状況、それが散らかる状況、

どうしたらよかろと悩むあたり…とてもよく似ています。

群さんも、ずっとそればかり考えていられなくて、時々着物のことを考えずに過ごす、

クールダウンする時間を持たれたようです。

私はずっとクールダウンしっぱなしで…私の場合、自分のもの、そして母のものが、丸々残っています。

手を付けたくても、まだ無理…なので、とりあえずは着物はこちらへ置いといて、まず洋服から…です。

 

この本には、着物をはじめとして、食器だとか、紙類だとか、それぞれについて、

どう悩み、どうしたか、どうしようと思っているか、が書かれています。

別にノウハウ本ではないので、こうするといい、とかではありません。

なので、気楽に読めるわけなのですが、共通する思いとか、そういったことが時々あります。

 

「断・捨・離」「片づけ」については、いろんな「やり方」や「考え方」を、見たり聞いたりしましたけれど、

チョイスできる方法と、そういわれてもねぇの方法と、いろいろです。

結局は、自分自身の気持ち、なのですから、まず「思いきれ」と言われて思いきるのではなく、

自分から「どうしたら思いきれるか」を考えることなんですよね。

実際「捨てる」ということには、罪悪感が付きまといます。

それをどう自分の中で、処理するか、その結果に納得できるか…ですよね。

思いきるというのは、本当にたいへんなんですが、ここしばらく、少しずつでも片づけて、

かなりの量のものを処分しています。でも、不思議と「あれ、捨てなきゃよかった」はありません。

なので、自分のカンを信じることにしました。

 

この本にも出てくるのですが「録画したもの」。

昔ビデオデッキが一般的になったのは、私が20代の半ばです。

結婚して初めてのボーナスで絶対買おうね、とやったので、よく覚えています。

デッキのおかげで、今まで見られなかった裏番組が見られ、

主人は野球だのサッカーだのの試合を「録っといて」と、メモに書き出し…。

家の中は、瞬く間にあの「VHS」のテープが置き場所を広げていきました。

休みになると、ホームセンターで、安い3本パックを見つけて買ってくる…。

慣れてくると、これはもういいよね、と、その上から、今でいう上書き、で、別のドラマなんかを入れる…

後で見たら、野球のいいところで、突然刑事ドラマが始まったり…。

そしてなにより「録っておけばいつでも見られる」なのに、結局見ないまま。

引っ越しの時、まだパソコンなんてなかったし、結局全部持ってきましたけれど…

前回ごみ処理で、全部捨てました。第一、ビデオデッキそのものが古くて故障したままなんですから。

あっこれも処分だわ。

 

パソコンの中身も、とりあえずファイル…が多くなると重くなります。

でも、ビデオテープのように、目の前に山のように積まれるわけではないから、

どうもいまいち実感がわかない…それでは一つずつ…と、ファイルを開けたら、

写真だけで何万枚…もちろん、バックアップとってあるからいいのですが、

その中でも「いらないもの」は、たくさんあるはずなんです。

何事によらず「ためないこと」、と、これはパソコンに教えられました。

 

来月に入ったら、実家のリフォームも終わるので、それに合わせて、また便利屋さん、です。

で、今日は??…腰痛がまだ治まらず、本日は古本整理で終わりましたとさ。


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4 コメント

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Unknown ()
2014-03-16 00:09:56
群洋子さんのお母様の着物狂の事は
彼女の文章で読んだ事がありました。
ノウハウ本では無いにしても
片付け本を出していらっしゃるのですね。

さてさて 我が家にある(妹宅からの強制プレゼント)
日本昔話や世界昔話のビデオですが
孫にと言われ 貰ったものの
すでに我が家には ビデオデッキが無い。
娘の所にも無い。
今や ビデオは100円で借りられる時代 
というではありませんか・・・
という事で 廃棄か送付か

お腰 お大事に!
返信する
Unknown (Unknown)
2014-03-16 16:44:09
そうなんですよね~
捨てるという事に付きまとう罪悪感。

「これ、貴方なら使うでしょ」と色々なものが我が家にやってきます。
一応は好意なのでいただくのですが使わない!
かくいう私も、人にものを押し付けている。。。。
うーん、難しいですね。

そんなわけで使わない古布や着物はオークションやバザーに出して、ともかく使うという方のもとに届けばいいなあと思うのですが、それも結構手間がかかるし限度がありますものね~
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-03-16 20:56:35
惠様

ビデオはねぇ…たしかに引き取るところもあるようですから、
全巻そろいとか、そういうものなら、
捨てる前に一考ですね。

我が家は自分の家でのものだったので、
惜しげもなく捨てましたが、
わざわざ買った映画のものは、まだあります。
ほんの数本ですが…。
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-03-16 20:58:57
Unknown様

いただくものも来のることがありますね。
引き出物やお返しなどは特に…。
前回の「新聞の切り抜き」には、
片づけの極意として「断る」というのもありましたよ。
上手に断る…難しいわぁです。
なんでももらわないこと…さらに無理だぁ。

モノのやりとりって難しいですね。
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