今日は写真説明はあとにさせていただいて・・・。
息子がずっとお世話になっている大学病院、
小児科で順番を呼ぶのに、たとえば「山田たろうさまぁ、川田花子さまぁ~」と
たとえ0歳児であっても「○○様」と呼ぶようになったのです。
ついこの前までは「山田太郎く~ん、川田花子ちゃ~ん」だったのですが。
たぶん「経営方針」とかなんとかで、子供といえども患者さんは「様」で・・
と言うようなことになったのでしょうが、それになんの意味があるのでしょう。
実際、順番を呼ぶときだけ「様」で、あとは「君・ちゃん」なのですよ。
「太郎くん、せんせに呼ばれたよ」とか「花子ちゃん中入ってぇ」とか・・。
そのほうががいいじゃないですか、小児科なんですから。
そんなこと気ィ遣うなら、駐車場から入り口まで車イスの人が
雨の日もぬれずにいかれるように、入り口前の広場(屋根つき、車はおそらく
5~6台は入る!)開放してほしい、なーんにも使ってないんだから・・。
と、ちょっとグチったところで写真の説明です。
これまた失敗した帯、20年くらい前のものですが2回くらいしか締めてません。
柄が・・「もみじあおい」なのです。この花、実家にあって私がとても好きな花。
それでつい、ふらぁ~っという感じで買ってしまったのです・・。
失敗するときはいつもこの「ふらぁ~っと」です。
花柄はめったに好きだぁっと言わない私が、これは今でも「大好き」なのですが、
この帯、しっかり「九寸名古屋」、単じゃないんです。
もみじあおいって、ほぼ真夏に咲く花ですからねぇ・・・。
買ってしまってから「いつしめるんじゃ!!」・・・。
季節感大事に・・と思ってた私がなんでこんなことを、と今でもフシギなのですが
とにかく「柄」だけにほれて買ってしまいました。
しかたなく、当時一番色が合うと思ったくすんだピンクの入ったよろけ縞の小紋に
これを締めて、一度だけ・・・。まだ30代でした。
それが上の写真です。
そのあとは40過ぎてから、この着物に締めました。
ただの白っぽい着物に見えるのでアップを・・
これは、当時呉服屋に勤めていた知人が電話をくれて、
一疋モノなんだけど、羽織だけほしいというお客さんに売ったのだが、
残りだけ売れないので良かったら買って・・と本来の価格の三分の一くらいで
売ってもらったものです。男物というわけで・・。
袖口のフキがちょっと見えていますが、ちょうど帯と同じ色目だったので
これに締めたのですが、なんかコントラストが強すぎた・・。
結局そのまんま、タンスの中でみごとに「十分発酵した堆肥」になっとります。
せっかくの帯ですし、気に入ってるし、ジミな着物ならなんとかなりそうだし、
まぁもみじあおいは10月ごろでもまだ咲いてますし・・
あまり柄にこだわらず締めてみようかな・・と思っています。
もみじあおいというのは、別名「紅蜀葵(こうしょっき)」、
洋名はスカーレット・ハイビスカスというそうです。
「あおい」なんて名前なので、つい日本原産だ・・なんて
思い込んでいたのですが北アメリカ原産なんですね。
一日でしぼんでしまうのが寂しいです。そのかわり次々咲き続けますが。
私なんとなく「あおい」とか「ふよう」が好きで、
南国的な大きいのなんか特にいいですね。
「たちあおい」という花、昔はちょっと大きな家の庭とか、畑の脇とかに
たくさんあったんですけどねぇ、今はなかなか見なくなりました。
あの「たちあおい」の花が、てっぺんまで咲くと「梅雨」が明けるんだそうです。
がんばって咲いてネェ!!
とかいうあれでしょうか・・・。親愛とか尊敬とか信頼とか、そういうことって「こう呼ぶ」と決めればいいというものではないと思うんですけどね。ウチの前を通る中学生は、女の子が苗字呼び捨てで呼びあっとりますね。「やまだぁ」とか・・・。
最近の小学生以上のおこさまは、お互いを呼ぶときに敬称をつけないようです。通常はニックネームか苗字呼び捨てだそうで、「くん」、「ちゃん」と性別を呼び分けるのは、もう大人だけかもしれません(^^;
ちなみに、特別養護老人ホームでも、利用者の方は「○○さま」と呼ぶようにと指導があります。実際には「○○さん」と言ってますけど…
このグレーっぽいほうも、30代後半だったんですが
母に「私なら頼まれたって着るのイヤ」って
言われちゃいました。母のつむぎは、色目ジミでも、柄がけっこう大きかったりします。
親子でどうしてこうも違うのか・・。
秋になって締めたら「ぼてー」が「どてー」になって
いかにも夏の疲れがでています、みたいになりそう!
やはり芯をかえて、ぶよぶよ感をなくしたいと
思います。んでもって、この秋しめたいですね。
上の縞の着物、もう、ちよびっとハデかなーと
思うので、こちらも八掛を変えたいと思ってます。
薄手の芯でしゃきっとさせると
感じも変わってくるのでしょうね。
私は上の縞と合わせたのが好きですが、
月夜に浮かぶ秋の風情って感じですね。
たしかに色合いは6月よりは9月ですね。
下のグレーっぽい色の着物に
もみじあおいの帯とってもすてき!
いい色の組み合わせですね。
満月になっているから秋によさそう。
私も夏物の帯仕立てて貰ったのですが
袷になっていますよ。
10ヶ月先取りってのはいいですねー。暑い頃に咲くから・・というのがひっかかっていたんですが、秋でもいいわ・・と思います。ひさしぶりに出してみて、自分のこだわりもかわってきたな・・・と思います。
うまこ様
ぶりねぇ様のとこで書き忘れたんですが、私の説明不足です。この帯、写真ではうまく感じがでていないのですが、なんとなくボテーッとした感じなんです。9寸にこだわっているのはどちらかというと「その雰囲気」なんですね。なんていうのかいかにも「ふゆものでございますー」みたいな暑苦しさ・・。この帯を作った頃は、あんまり考えもせずに「お任せ」してしまっていたのです。芯が厚いというか、全体に重くてぶよっとした感じ。一度縫い直して、シャキッとした感じになればいいですね。
病院の「様」づけ、ほんとに違和感ありますね。大人だって「○○さーん」でいいじゃないですかねぇ。
自分が暑いのでなければ、
6月に9寸帯がいけない理由は無いと思いますが。
母が夏帯だと言っていたものは
古い物で、たしかに薄手の9寸でしたが
透けてもいないし紗でも絽でもなかったです。
世の流れというものはあるとは思いますが、
病院がどんどん様付けになっていくのにも
同様に違和感があります。
柄は、10ヶ月先取りしたと思えば~
(ムリじゃないと思うけど~)
沖縄なら、11月、12月頃でも、締められそー♪
似たようなことあります。
サギ草柄の訪問着、袷で仕立ててもらいましたが、
5月に一度着たきり。
昨年のお正月、とり年に因んで、着ました。
結局、季節とか取り合わせは、着る本人が、どれだけ
納得するかだ思います。
あんまり、窮屈なのも、面白くないでしょう。