支払いはあとだけど、縫うのは急いで…なんぞという、ものすごいワガママな客の願いを
ちゃんと聞き届けていただきまして…今日、届きました。
支払いは…しばらーく忘れていたいですわぁ。
で、トップ写真は全体なんですが、高い位置から撮れなくてなんか曲がってるし…すみません。
でもとりあえず「全体像」です。
せっかくですから元の振袖だったころ…。
洗ったらなるほど、薄汚れはさっぱりしました。それでも色あせや傷みはこりゃ仕方ないですね。
で、着物のときと同様、前から後ろ、下前にかけて、柄はなるべくつづけていただきました。
下は、大きな返しで共八掛でしたが、解いてみるとさすがに裾は傷んでいまして…。
そこで丈をギリギリにして下を切り、裏にしてもらいました。
胴は羽二重をつけてもらいましたが、まぁ新しいから白いこと。
前の藤娘さんも奴さんも、健在です。
後ろの「鷹匠」さんも「釣鐘弁慶」さんもそのまんま。
袖は長かったので、無双にしてもらいまして、柄は右が「巾着」左が「雷様の太鼓」。
胸の紋が残っています。なんかグレーでわかりづらいですが…。
大きなひょうたんは袖の中側に入っています。
解いてみると、胴回りの傷みがあって…たぶん帯のせいでしょうねぇ、それで切ってもいいかしらと
連絡があったのでお任せします…といいましたら、傷んだところをカットしてあとは内揚げに。
というわけで、見事に変身して帰って参りました。
いまどきちりめんのじゅばんなんてないわよぉ…と、呉服屋の奥さんに言われましたが、
昔だっておそらく最初からしぼのあるようなちりめんでじゅばんを作る人は、裕福だったのだろうと思います。
だいたいは「元は着物」だったものの繰り回し…ヤ○オクに出てくるきれいなじゅばんも、
そういう繰り回しものが大半ですから。
テキドに布がやせていて、軽くて薄めです。ちょっと羽織ったらホワンとあったかかったです。
さて、このじゅばんはどの紬に着ますかねぇ…。
と、また頭の中ではファッションショーですが、実際着るのは、いつのことやら…。
今日は、昼間はまだ陽があって暖かいと思いましたが、ちょっと日が翳ったら肌寒い…。
毎年楽しみなご近所の桜…咲いたのですが、なんとなく周りの木と揃っていなかったり、
花もこころなしか少ない感じです。かわりに、ちょっと先のおうちの八重桜。
青し空とよく合います。
この写真を撮っていたら、やたらとカァカァ、カラスがうるさいので見上げましたら…
わかりますか?鉄塔の上に「マイホーム」みーっけ。
小さいデジカメなので粗くてはっきりしませんが、巣のあるところは金網があるのです。カシコイ…。
諦めてしまうでしょうが、さすがとんぼ様です。
この反物にかかわったすべての人が見ていたら
嬉しいでしょうね。
世界に一枚の長襦袢ですね。
いやぁ、なんて素敵な長襦袢に!!
流石です~~!!こんなの着てたら 上に着るもんなんて忘れてしまいそうです~
こういうことができるのも、話の通ったプロあってこそですね…。
そして、元の着物地そのものの仕事の丁寧さ・とか。
う~ん。ただただ脱帽と納得です。
いいもん見せてくださってありがとうございます
私も仕立て直し予定の解きものの山ができているので、早く縫わなければと思いつつ、なかなか進まず。
やはりプロに頼むと早くてキレイですね。
見事に変身
ちらっ どころか もう少し見せたいですねぇ
どの程度までなら 見せて頂けるかしら
中にこんな素敵な物を着ていたら、なんだか自然と笑みがこぼれそうですね。
縮緬の襦袢とはホントに贅沢ですねえ~~~
こうしてまた着てもらえる着物は幸せ者ですね。
朝から良いものを見せていただきました。
素敵な一日になりそうです~~
これを着ていたのは、どんな娘さんだったんですかねぇ。
染めた人、縫った人、着た人にあって見たいものですね。
オンリー・ワンの一枚、大事に着ます。
いつもの縫子さん(パズルの時の頼もしい見方)が、またあれこれ悩んでくださって…。
元々の縫い方も、ほんとに細かくて「手わざ」という言葉が、ピッタリのものでした。
元が元だけに、伸子張りも自分ではしませんでした。
もっとダメージ大きいかと思いましたが、布自体の傷みは少なくて…。
形になって嬉しいです。
とりあえず「着ないと」…です。
お褒め頂いて…。
裾柄ですから、少し雨が降るかな…なんてときにきて、
裾でもちょっとはしょりましょうかねぇ。
上はぬれてもいいポリ着物で…ヤボ…。
最近はちりめんというと一越みたいなものが多くて、
シボのあるようなものは、着物でもなかなかみません。
ほんとに贅沢な一枚になりました。
柄見せに、尻っぱしょりで…やめなはれ。