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雨が降ると、アジサイだけは喜んでいるように見えるのは「偏見?」
ちょっとずつつぼみに色がついてきました。
昨日は一日雨でしたから、おとといの夜のうちに
「いとこが選り分けておいてくれたジュウヤク(ドクダミですね)」だけ、
玄関に新聞を敷いて入れておきました。今年の夏はドクダミ茶だー。
さて、昨日の「紋きり」、いろいろコメントいただきました。
それでせっかくですから、もうちょっとアレンジを…。
昨日も最後に「ステンシルに使う」と書きましたが、やってみましょう。
但し、紋を切るのはちと面倒なので、カンタンな切り絵を使います。
まずは型を切りましょう。
紙を三角に折って…さらに2回折るとこんな形。
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一面だけに、線を書き入れてます。
今回は型紙にするので簡単な図柄です。
線にそってハサミで切ります。
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開いてみたら、こんな形になりました。
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これを使ってステンシルしてみます。
今回は「お試し」ですので、使ったのは「スポンジつき簡易絵の具」、
年賀はがき用に売られている、ミニタイプのものです。
下はコピー用紙、絵の具の色はわかりやすいように黒を使いました。
こんな風になります。
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一枚で全部説明しようとセコく考えまして、説明がいろいろいります。
ステンシルは本来「かすれ」た感じをポイントとする染物です。
べったり染めると、布を使った場合、型紙から絵の具がはみ出て汚くなります。
できるだけ筆の絵の具を落とし、何回も筆をたたきつけるようにして染めます。
その回数で、濃淡が出せるわけです。
今回はスポンジで、中から適度に絵の具が出てくるものを使いました。
上のもよう穴三つは、かすれナシで真っ黒になるように、
真ん中と下の段は、ちょっと色の重ね方を調節すると、
こんなふうにかすれたりボヤけたりします、という見本です。
それと、左の下部分は、一度外側をくっきり出したあと、
型紙を少しずらして薄く色をつけたもの。
こうすると立体感がでるでしょう?
型紙と色があまりよくないので、あまりミリョク的にみえませんが、
このテクニックを使って布に染めたものがあります。
地は「麻と木綿の交織」、生成りの布です。
このとき使ったのは、お菓子づくりアイテムの「レースペーパー」です。
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練習用に染めましたので、真ん中の下の方はしつこくやりすぎて色が濃いですね。
これは直径8センチくらいのレースペーパーですが、大きいものもあります。
選ぶときはよく柄を見て、あまり細かいと紙がきれいにカットされてなくて、
色が抜けなかったりします、シンプルなものの方がきれいに出ます。
私は麻布でこれをやって作り帯を作る予定だったのですが、
結局は小さな手提げに一度やったきりで、これまた「保留中」です。
さて、紋切り型をつかってこれをしたとき、上のもそうですが、
モンダイは「柄のまわり」です。
上手にボカして、色の中に紋が浮いているようにみえる…といいですね。
もうひとつ、たとえばただ白く抜くのではなく、
逆にこの柄を白地に赤く染めだしたいという場合は
「逆」の型紙を作らねばなりません
つまりネガポジの関係です。上で切った黄色い紙の模様を、
別紙に写しとり、今度は逆に「今まで切り捨てていたところを残す」です。
当然、離れて落ちてしまう場合が出てきます。
そのときは「橋」をかけてつないでおきます。
わかりにくいので写真を並べてみましょう。
切り抜いたものをそのまま置いて染めると、右のようになります。
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今度は逆に、白く抜けているところを模様として染めようとすると、
下のような型紙が必要になります。
つまり上の黄色の型紙でいうと、切り落としてしまって
穴として抜けているところが「いる」のです。
下の「白い部分」ですね。
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このままだと、一枚ずつ模様として染めるところに置かねばなりません。
そこで、バラバラにならないように「橋」をかけてやり、
さらに回りに囲いを作ってあげます。
この外周のラインと、中の黒いところを切り抜いてやるわけですね。
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この場合、ハサミだけではムリですから、まず紙に書き写し、
カッターとはさみ併用で、切り絵をするわけです。
そうなんですー、実にめんどくさいんですよ。
そのかわり、これを作れば好きな色に好きな色で染められるというわけです。
元々ステンシルは、こういう手法で柄を染めるものです。
型紙作りは一番の難関です。市販のものもたくさんありますが、
オリジナル製作はめんどくさい仕事です。
紋切り型、実はそのために買いました。
逆型紙を作って布に紋を染めたいわけです。
バラけないための「橋」は、こういう染ではよく使われます。
あと、ポイントとしては、型紙はステンシルシートか、
伊勢型紙用のものを使ってください。
上のようなお遊び程度や、ハガキなどにちょっと…と言うときは、
厚手の和紙なら持ちこたえます。
いつの場合も絵の具は常に少なめに、何度も重ねる…です。
紋切り型からなんだか話がそれていってしまいましたが、
私はこういう「染物」が好きなんです。
以前ブログにあげました「シミのついたシャツ」に
「チロリアンランプ」の花を染めよう…という試み、
デザインはだいたいできたのですが、シミの場所とそこに花を置いた場合、
こことこっちと…とやっていくと、型紙10枚くらいになりそうで、
ただいまザセツから立ち直ってません。
長袖の厚地ですから、次の冬までには…立ち直りたいっ!
ちょっとずつつぼみに色がついてきました。
昨日は一日雨でしたから、おとといの夜のうちに
「いとこが選り分けておいてくれたジュウヤク(ドクダミですね)」だけ、
玄関に新聞を敷いて入れておきました。今年の夏はドクダミ茶だー。
さて、昨日の「紋きり」、いろいろコメントいただきました。
それでせっかくですから、もうちょっとアレンジを…。
昨日も最後に「ステンシルに使う」と書きましたが、やってみましょう。
但し、紋を切るのはちと面倒なので、カンタンな切り絵を使います。
まずは型を切りましょう。
紙を三角に折って…さらに2回折るとこんな形。
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一面だけに、線を書き入れてます。
今回は型紙にするので簡単な図柄です。
線にそってハサミで切ります。
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開いてみたら、こんな形になりました。
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これを使ってステンシルしてみます。
今回は「お試し」ですので、使ったのは「スポンジつき簡易絵の具」、
年賀はがき用に売られている、ミニタイプのものです。
下はコピー用紙、絵の具の色はわかりやすいように黒を使いました。
こんな風になります。
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一枚で全部説明しようとセコく考えまして、説明がいろいろいります。
ステンシルは本来「かすれ」た感じをポイントとする染物です。
べったり染めると、布を使った場合、型紙から絵の具がはみ出て汚くなります。
できるだけ筆の絵の具を落とし、何回も筆をたたきつけるようにして染めます。
その回数で、濃淡が出せるわけです。
今回はスポンジで、中から適度に絵の具が出てくるものを使いました。
上のもよう穴三つは、かすれナシで真っ黒になるように、
真ん中と下の段は、ちょっと色の重ね方を調節すると、
こんなふうにかすれたりボヤけたりします、という見本です。
それと、左の下部分は、一度外側をくっきり出したあと、
型紙を少しずらして薄く色をつけたもの。
こうすると立体感がでるでしょう?
型紙と色があまりよくないので、あまりミリョク的にみえませんが、
このテクニックを使って布に染めたものがあります。
地は「麻と木綿の交織」、生成りの布です。
このとき使ったのは、お菓子づくりアイテムの「レースペーパー」です。
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練習用に染めましたので、真ん中の下の方はしつこくやりすぎて色が濃いですね。
これは直径8センチくらいのレースペーパーですが、大きいものもあります。
選ぶときはよく柄を見て、あまり細かいと紙がきれいにカットされてなくて、
色が抜けなかったりします、シンプルなものの方がきれいに出ます。
私は麻布でこれをやって作り帯を作る予定だったのですが、
結局は小さな手提げに一度やったきりで、これまた「保留中」です。
さて、紋切り型をつかってこれをしたとき、上のもそうですが、
モンダイは「柄のまわり」です。
上手にボカして、色の中に紋が浮いているようにみえる…といいですね。
もうひとつ、たとえばただ白く抜くのではなく、
逆にこの柄を白地に赤く染めだしたいという場合は
「逆」の型紙を作らねばなりません
つまりネガポジの関係です。上で切った黄色い紙の模様を、
別紙に写しとり、今度は逆に「今まで切り捨てていたところを残す」です。
当然、離れて落ちてしまう場合が出てきます。
そのときは「橋」をかけてつないでおきます。
わかりにくいので写真を並べてみましょう。
切り抜いたものをそのまま置いて染めると、右のようになります。
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今度は逆に、白く抜けているところを模様として染めようとすると、
下のような型紙が必要になります。
つまり上の黄色の型紙でいうと、切り落としてしまって
穴として抜けているところが「いる」のです。
下の「白い部分」ですね。
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このままだと、一枚ずつ模様として染めるところに置かねばなりません。
そこで、バラバラにならないように「橋」をかけてやり、
さらに回りに囲いを作ってあげます。
この外周のラインと、中の黒いところを切り抜いてやるわけですね。
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この場合、ハサミだけではムリですから、まず紙に書き写し、
カッターとはさみ併用で、切り絵をするわけです。
そうなんですー、実にめんどくさいんですよ。
そのかわり、これを作れば好きな色に好きな色で染められるというわけです。
元々ステンシルは、こういう手法で柄を染めるものです。
型紙作りは一番の難関です。市販のものもたくさんありますが、
オリジナル製作はめんどくさい仕事です。
紋切り型、実はそのために買いました。
逆型紙を作って布に紋を染めたいわけです。
バラけないための「橋」は、こういう染ではよく使われます。
あと、ポイントとしては、型紙はステンシルシートか、
伊勢型紙用のものを使ってください。
上のようなお遊び程度や、ハガキなどにちょっと…と言うときは、
厚手の和紙なら持ちこたえます。
いつの場合も絵の具は常に少なめに、何度も重ねる…です。
紋切り型からなんだか話がそれていってしまいましたが、
私はこういう「染物」が好きなんです。
以前ブログにあげました「シミのついたシャツ」に
「チロリアンランプ」の花を染めよう…という試み、
デザインはだいたいできたのですが、シミの場所とそこに花を置いた場合、
こことこっちと…とやっていくと、型紙10枚くらいになりそうで、
ただいまザセツから立ち直ってません。
長袖の厚地ですから、次の冬までには…立ち直りたいっ!
今のところ同じくらいの状態ですね
とんぼ様の紋切り型の話を娘にしてましたら、
孫が色紙が好きで折ったり切ったりしていると
言って作ったのを見せてくれましたが、簡単な
形なら孫でも出来るんだとビックリしましたが
今日のを見せて頂いて、うわ~、手間掛かるんだ、
私にはとっても無理だわと思いました。
でないと 手を付けようと思わない私には、
ぜ~ったい無理!
こういう 根気と忍耐の要ることを
楽しんでやれる人を、
心から尊敬します。
一日一日、色がついてくる気がします。
花がとても楽しみです。
空梅雨っていってますけど、名古屋のアジサイさんも
いっしょにがんばって咲いてほしいですね。
陽花様
だいじょーぶ、とりあえず紙とハサミ、
適当に折って適当に切って開いてみてください。
ハマりまっせぇ~~!!
風の森様
レースペーパー使用は、30分もあれば…、
「圏内」ですよぉ!
こんなバッチィ「爪の垢」、おなか壊します。