夏越の祓、はらい、ではなく「はらえ」、年二回ある「大祓」のうちの1回。
2回目は12月31日です。こちらはまんま「年越しの祓」。
夏越の祓は、半年間の身の穢れを祓い、厄災を祓う、ダイジな儀式。
この日は「茅の輪くぐり」があちこちで行われます。
「ち」は「かや」、かやぶきなどに使われるあの草ですね。
大きな輪にして、その中をくぐりながら左右に八の字を書くようにまわります。
細菌もウィルスもわからず、薬や抗生物質もなかった昔は、病気や天災はみな「魔」や「鬼」の仕業と考え、
それを滅するには神に頼るしかなかったわけです。
今日は「水無月」という「夏越の祓」の日のお菓子を食べます。厄払いの一種ですね。
下はういろう、上は小豆の三角のお菓子です。
私、ういろう好きなんですけれど、あれくらいおいしいまずいがはっきりするものもない…。
ちなみに「ういろう」は「外郎」と書きますが、これは中国の官職名の一部。
元々は「透頂香(とうちんこう)」という喉の薬がありそれを伝えたのが、この官職名を持つ人です。
帰化人ですが、名前を変えるとき「外郎(がいろう」という官職名の終わりの部分を使ったのですが、
そのままの読みでは官職名と思われるので、「ういろう」と読み方を変えたといわれています。
つまり…元々ういろうは「薬」でした。痰きりや喉の炎症鎮めに使われていました。
「ういろう」がお菓子の名前になったのは、当時はその口当たりや匂いが、外郎薬ににていたから…。
また甘いお菓子として作られましたから、薬を飲んだあとの口直しにした、ともいわれています。
うるち米、もち米に、甘みや色づけをして蒸しあげたお菓子です。
ういろうは、蒸し菓子ですから、日本のあちこちに「名物」としてうられているところがあります。
ダレでも知っているのは名古屋の「青柳ういろう」でしょうか。京都も有名、まぁ菓子どころですから。
もうひとつ、わが県にも「小田原」という「ういろう」の名産地があります。
実は、小田原のその名も「株式会社ういろう」では、今でも「ういろう」と言う名前の薬を作っています。
薬局の隣でお菓子のういろうも売っています。
昔、小田原城に行ったとき、前もとおったんですがねぇ…ういろうは駅前かなんかでかってしまったような。
今度小田原に行ったときは、お店を覗いてみたいもの、と思っています。
「妙香散」という「更年期」にいい薬があるんです。聞いたときはまだ若かったので「へぇぇ」だったんですが…。
今は切実にホシヒ…のですが、ネットでは売っていません。
さて、夏越の祓のお話から「ういろう」に行ってしまいましたが、
茅の輪くぐりもせず、水無月も食べずの私、行ってませんけどお守りを…と、神棚に手を合わせるバチあたりです。
この半年、とりあえずはナニゴトも大事に至らず、それなりに暮らせてきたことを感謝して、
来るべき夏に備え、年末にはまた穏やかに年越しをむかえられるよう…真摯なキモチで今日を過ごしました。
それにしても、今日で半年終わりです。早いですねぇ。
あら~いいですねぇ。
小田原は現在京都と同じくらい「遠い町」ですー。
いつか行ったら買うぞーです。
我が家の近くの小さい神社もあるのかも…。
ははは、この不信人モノめが…です。
近くの ㈱ういろうの薬部にて
「透頂香 ういろう」を 1箱1000円にて
買い求めました。
こちらの効能は胃痛・腹痛・眩暈 等々
眼鏡を外しても掛けても見えない細かい字で
沢山の効能が書かれていますが
歌舞伎の外郎売の話しの種に買ってみたので まだ服用していません
「茅の輪くぐり」は この辺の少し大きな神社でも行われているようです
そうそう、山口も名産地でしたね。
私はシンプルなのと、抹茶がすきですー。
夏は冷蔵庫で冷やして~~。
今日はヨダレが出っ放し…。
茅の輪、私もくぐってみたいと思っています。
ういろうも、ほんとに歯にくっつくばっかりのものもあれば、
とろりと溶けそうになるものもあれば…ですね。
京都はおいしいのがたくさんありますが、母は近所の味にこだわってました。
あーたびたいなー。
身近にあっても、子供のころから…の習慣になっていないと、
なかなかやらないものですよね。
私も近所にはなかったので、母のいなかでいっただけ…です。
水無月、今年も食べ損ねましたが、ういろうでいいから食べたいなーです。
粒小豆が入ったのや、漉し餡、抹茶、黒糖、夏みかん味などと色々バリエーションがあります。漉し餡と抹茶外郎は娘の大好物です。
茅の輪は茨城に来て初めて見ました。でも、見ただけ~。夏の厄払いの意味があったなんて初めて知りました。
食べる一方の私は何も知らずに食べておりました!
ういろうは美味しくないと思っていたら実はイロイロとあってこんなに美味しいものもあるのとびっくりしたことがあります。
食べたくなってきました(笑い)。
大祓だったかもしれません。
関西に戻ってから、夏越の祓にも茅の輪をくぐるのを知りました。
多分あったんでしょうけどね…新興住宅地育ちなので。
不信心な家族だったので何もしませんでしたが、下宿してからは水無月が好きだったんで、それを理由にして買ってきて食べてました。
長らく食べてません、懐かしいです。
まず輪の前にたって軽く一礼、
左足から入って左に一周、
このとき唱える言葉がありますが、
場所によって違うようです。
母は「祓いたまえ、清めたまえ」と言っていたかと思います。
一周してきたら止まってまた軽く一礼、
今度は右足から入って、右回りに一周。
最後はまた一礼して左から入り、
左回りに一周。つまり3回、回るわけです。
もどったらそのまま輪をまたいで、
ご神前までいってお参り…です。
実は、私こどものころに行ったきりで、
回ったことは覚えてないんですが、水無月食べると、
この茅の輪くぐりの話を母がしてました。
もう半年おわりましたねぇ。早いです。
店先に大きな茅の輪が作られていましたが、
八の字を書く様にまわるものなんて
知りませんでした。
今年は京都で水無月のういろうを買い求め
一日早く頂いてしまいました。