気分転換に、テンプレートも替えてみました。なんかぼーっとした感じ・・。
さて今日は、以前から、ある呉服の問屋さんに、
「移転するので片付けたら古い染め見本がでてきたのであげる」と、
お知らせいただいていたものが、届きました。
トップの写真は、全て見本用はぎれ。右下の一番大きいもので、A4くらい。
あとはもう「ひも状のもの」までいろいろです。
もともとの染め見本を切って帯状にしたものを閉じ合わせたようです。
今回いただいたものは全て「絽」の見本。まぁあるわあるわ、いろんな柄が・・。
最近はあまり見ない柄もたくさんあります。
こんなのいかが?
よーく見ると「家の中」の柄、壁に「蓑」が掛けてあったり、
おくどさんがあったり、いろりがあったり・・・。
絽の着物というと、涼しげな秋の花柄とか波や船といったものが多いのですが、
おもしろいですね。こんなのも、けっこうシャレていると思います。
かわいいのではこちら。
6~7センチの幅しかない見本が閉じてあります。その中の3枚。
一番下の小花柄なんかは、小さい女の子向きにみえますが、
これで花の帯が縞模様になっているのです。子供でなくても着られる柄です。
こちらは一番大きい幅のある見本。それにしても絽の着物の柄にしては、
ちょっぴり暑苦しい感じですねぇ。下の方には細かい小紋柄、
このタイプの「絽」というのも、最近は見ませんね。
元々が着物を着る人でも「夏はイヤ」というかたも多いもの、(私もですが)
それでなくても少ないでしょうから、どうしても今は、萩だの桔梗だのという、
オーソドックスな柄が主流になってしまったのでしょうね。
お次はこちら。これは木綿です。
全部で150枚、反幅で、一枚は17センチくらいあります。
それほど古いものではなく、せいぜい昭和中期かと思いますが、
それにしてもいい柄・・・。
私はこの一枚が気に入りました。
実物は、もう少し黄色が濃い目です。
こんなのはいかが?
この見本で織ってもらえるなら、一反ほしいところです。
150枚ありますから、それこそこの前の「端縫い」の要領で、
沢山つないで何か作りたいところですね。
見本は小さいのが当たり前なんですが、いつも「ああこの柄で一反あったら」
なぁんて、夢を描いてしまいます。
絽の見本の方は、素材上つなげてパッチワークというのも難しいので、
「貼る」方向で、何か考えたいと思っています。
使い切れませんから、販売も予定しています。
ハギレでちょっと小物でも・・というかた、待っててくださいねー。
今日は、とりあえず古着・古布に触れる時間を持てました。
やっぱいいですねぇ・・・!
色づきはじめた「もみじ」いいですね。
いろんな柄の端切れ、小物作りされる方は
柄を見て、こんなのを・・・なんてアイデアが
浮かぶのでしょうね。
布をひろげていろいろ見ていると、
きりなくあれこれ考えてしまい、
あっという間に時間がたっては、
結局なーンにもできないうちに
「あっ晩ご飯のしたく!」なんて。