あの蚕カゴをみつけたとき、同じ日にこれもみつけました。
時々出るのですが、使用されていたものがほとんどです。
今回のものは鼻緒がついていたあとはありますが、下駄そのものは未使用。
鎌倉彫に、ちょっと傷はあるのですが、この際ゼータクはいいません。
なにしろこれだけ薄い歯の下駄はなかなかありせんので。
こんな感じです。
この歯は、真四角じゃないんです。土台についたところから、微妙に外に出っ張ってます。
→のところが少しカーブしているのが、わかりますかしら。
表の柄は紫蘭みたいな花柄。
そんなにいい彫りではありませんが、まぁ雨ゲタですから。
こんな感じです。磨いたらもう少し見栄えくなるかなぁ。
鼻緒もすげてくれるところが、駅みっつ向こうにあると教えていただいたので、
早く持って行って、すげたいものです。爪皮もあるといいんですが。
ゲタははきなれないと、今の道路では危なかったりします。
そのため、最近のゲタは歯の裏にゴムがついています。
無粋ではありますが、今の時代、アスファルトで普通に歩いたらゲタの減りが早い!
この高歯は尚のこと、歩きにくいと思います。
元々日本で庶民まで日常的に、ゲタを履くようになったのは、江戸時代も進んでから…。
ずいぶん長い間、ほとんどの人は草履、といっても今のようなものではなく、
わらじの紐のないもの…といった簡易的なものです。「わらぞうり」…ですね。
わらじのように丸々藁で編むものと、薄い板を芯にして、
それで藁をくるむように、編まれたものがあります。
日本では、牛や馬も「草履」を履いてました。蹄鉄はなかったんです。
ゲタは、遺跡などで発掘されるものでは、平安時代にはあったとされていますが、
このころ庶民の履くゲタは、もっぱら「田んぼの道具」、つまり「田ゲタ」です。
水田で動きやすいようにというためのものですね。
大きな板に、2寸ばかりの棒がついているだけ…なんて、
およそゲタには見えないものもあります。指で挟むだけの構造なんですね。
ところで、紐のついた「わらじ」、旅をするときなどに履くあれですが、
鼻緒が、わらじのてっぺんについているのをご存知ですか?
つまりゲタと同じように「前坪」を親指と第二指で挟むと、指の先はわらじの外に出ちゃいます。
履物にならない…と思われるかもしれませんが、
昔は舗装道路ではありませんから、山道など、石の出っ張りなど足の指裏の感覚を頼りにする…
というところもありましたし、つま先が外に出ていると「踏ん張り」も利くんです。
足袋を履きますから、足先のケガは予防できますし、
普通に歩くときは爪先立ちで歩くわけではありませんものね。
靴は足全体を保護するものですが、日本の履物は「足裏」を保護するためと、
仕事をやりやすくするためのもの、だったんですね。
作業やよく歩いたり畑仕事をするためには「足半(あしなか)」と呼ばれる
土踏まずあたりまでしかない藁草履もありました。
「ダイエットぞうり」なんてのよりずっと昔からあったわけ!
紐をつけた「わらじ」は、わらじの横に輪がついていて、
そこに紐を通し、編み上げ靴のように紐を交差させ、足首にまわして、
わらじが足裏にぴったりつくように「しばりつけ」ました。
はだし感覚で歩けたんですね。動画、見つけました。
わらじを履かせてもらう
藁ですから、今の草履のような耐久性はありませんから、
旅をするときは腰に「替えわらじ」をぶら下げて、紐が切れたり裏が磨り減ると履き替えました。
街道筋の茶店などは、今で言うならサービスエリアですから、
そういうところで一休みしながら、新しいわらじに履き替えるわけです。
そういう茶店の横には「わらじ捨て場」があって、いらなくなったものはポイと捨ててゆく。
元が藁ですから、山積みにしておくと、やがて発酵していい肥料になりました。
ほんっとにムダがないですね。
最近「五本指スニーカー」というのが、ウォーキングのひとに人気だそうです。
足裏や足指に感覚が伝わり、踏ん張りが利くので、山登りにもいいそうです。
靴は足全体を包んでくれますから、歩けば足と一緒に動いてくれます。
ゲタや草履は「包んでくれない」のですから、
基本的には「足の裏」を守るもの…と考えると、
最初からゲタや草履を「運ぶ」感じで歩けばいいわけです。
うまく歩けない…ひたすら「親指と第二指」を鍛えることですかね。
さて、このゲタ、どんな鼻緒がいいかなー。
時々出るのですが、使用されていたものがほとんどです。
今回のものは鼻緒がついていたあとはありますが、下駄そのものは未使用。
鎌倉彫に、ちょっと傷はあるのですが、この際ゼータクはいいません。
なにしろこれだけ薄い歯の下駄はなかなかありせんので。
こんな感じです。
この歯は、真四角じゃないんです。土台についたところから、微妙に外に出っ張ってます。
→のところが少しカーブしているのが、わかりますかしら。
表の柄は紫蘭みたいな花柄。
そんなにいい彫りではありませんが、まぁ雨ゲタですから。
こんな感じです。磨いたらもう少し見栄えくなるかなぁ。
鼻緒もすげてくれるところが、駅みっつ向こうにあると教えていただいたので、
早く持って行って、すげたいものです。爪皮もあるといいんですが。
ゲタははきなれないと、今の道路では危なかったりします。
そのため、最近のゲタは歯の裏にゴムがついています。
無粋ではありますが、今の時代、アスファルトで普通に歩いたらゲタの減りが早い!
この高歯は尚のこと、歩きにくいと思います。
元々日本で庶民まで日常的に、ゲタを履くようになったのは、江戸時代も進んでから…。
ずいぶん長い間、ほとんどの人は草履、といっても今のようなものではなく、
わらじの紐のないもの…といった簡易的なものです。「わらぞうり」…ですね。
わらじのように丸々藁で編むものと、薄い板を芯にして、
それで藁をくるむように、編まれたものがあります。
日本では、牛や馬も「草履」を履いてました。蹄鉄はなかったんです。
ゲタは、遺跡などで発掘されるものでは、平安時代にはあったとされていますが、
このころ庶民の履くゲタは、もっぱら「田んぼの道具」、つまり「田ゲタ」です。
水田で動きやすいようにというためのものですね。
大きな板に、2寸ばかりの棒がついているだけ…なんて、
およそゲタには見えないものもあります。指で挟むだけの構造なんですね。
ところで、紐のついた「わらじ」、旅をするときなどに履くあれですが、
鼻緒が、わらじのてっぺんについているのをご存知ですか?
つまりゲタと同じように「前坪」を親指と第二指で挟むと、指の先はわらじの外に出ちゃいます。
履物にならない…と思われるかもしれませんが、
昔は舗装道路ではありませんから、山道など、石の出っ張りなど足の指裏の感覚を頼りにする…
というところもありましたし、つま先が外に出ていると「踏ん張り」も利くんです。
足袋を履きますから、足先のケガは予防できますし、
普通に歩くときは爪先立ちで歩くわけではありませんものね。
靴は足全体を保護するものですが、日本の履物は「足裏」を保護するためと、
仕事をやりやすくするためのもの、だったんですね。
作業やよく歩いたり畑仕事をするためには「足半(あしなか)」と呼ばれる
土踏まずあたりまでしかない藁草履もありました。
「ダイエットぞうり」なんてのよりずっと昔からあったわけ!
紐をつけた「わらじ」は、わらじの横に輪がついていて、
そこに紐を通し、編み上げ靴のように紐を交差させ、足首にまわして、
わらじが足裏にぴったりつくように「しばりつけ」ました。
はだし感覚で歩けたんですね。動画、見つけました。
わらじを履かせてもらう
藁ですから、今の草履のような耐久性はありませんから、
旅をするときは腰に「替えわらじ」をぶら下げて、紐が切れたり裏が磨り減ると履き替えました。
街道筋の茶店などは、今で言うならサービスエリアですから、
そういうところで一休みしながら、新しいわらじに履き替えるわけです。
そういう茶店の横には「わらじ捨て場」があって、いらなくなったものはポイと捨ててゆく。
元が藁ですから、山積みにしておくと、やがて発酵していい肥料になりました。
ほんっとにムダがないですね。
最近「五本指スニーカー」というのが、ウォーキングのひとに人気だそうです。
足裏や足指に感覚が伝わり、踏ん張りが利くので、山登りにもいいそうです。
靴は足全体を包んでくれますから、歩けば足と一緒に動いてくれます。
ゲタや草履は「包んでくれない」のですから、
基本的には「足の裏」を守るもの…と考えると、
最初からゲタや草履を「運ぶ」感じで歩けばいいわけです。
うまく歩けない…ひたすら「親指と第二指」を鍛えることですかね。
さて、このゲタ、どんな鼻緒がいいかなー。
事がありましたが、道具が無く足の指に
引っかけてしていたように思います。
色んな動画があるんですね。
興味深く色んな動画に見入っていました。
素敵な高歯ゲタ、手に入ってよかったですね。
鼻緒の色・・う~んなに色にされるんでしょうか。楽しみです。
私も知り合いのおじさんに、そのときは
今の父も一緒に教わりました。
まだ「藁」がなんとか手に入る時代でした。
やっぱり「足」にひっかけて…でしたよ。
手をうごかすと、足まで動いて笑われました。
動画ってほんとに便利で面白いです。
いろんなのがありますねぇ。
この鼻緒、何色にしようか迷っています。
やっぱりからしっぽい色ですかねぇ。
このゲタなんと2000円だったんですよ。
鼻緒がついていないから、新品でも
安かったのだと思います。
鼻緒の方が、ゼッタイ高くなりますね。
もっともこんな素敵な凝ったものじゃないのですが。
雨の日はスケートみたいにアスファルトで滑ると聞いて、いまだに履けずにいます。。。
まあ雨の日にあえて着物って機会自体がまだ無いせいもあるんですが。
晴れの日に履いたらあっという間に歯がぼろぼろになりそうだし、薄いからゴムも貼れないし、、、
このままではお蔵入りになりそうです。
とんぼさんはどういう場面で履くご予定なんでしょう?
参考までにお聞きしたいです。
アスファルトでは、ゲタは減りますねぇ。
履物やさんで、歯を下から包む形で
ゴムをつけてもらえないか、
相談してみようと思っています。
たぶん無理だとは思うんですが…。
もしダメならおうちゲタですねぇ。
母は庭でも高歯をはいてました。
昔の物干しは、縦型でしたから、
少しでも背が高いほうが、よかったみたいです。
私はアスファルトでは、ナントカ歩けると思いますから、
ご近所ゲタになりそうですね。
ゴムのない下駄で怖いのは、
駅やスーパーなんかの、あの床です。
ぬれてたりしたら、ツーっと行きますし。
元々土にスパイクのように「くっ」と
めり込むから安全、ハネもあがりにくい…
ってものなんですよね。
いずれにしても、もうこういうゲタはありませんから
大切にしようと思っています。
アスファルトよりもスーパーの床ですか。
うちはエレベーター無し4階なので、降りるのが怖くて履けない気がします^^;
ゴム、いいのがあるといいですね。
細い下駄の歯にゴムがついてるのも見たことがあるんですが、売ってるの見たことはないので、、、
そうなんです、それこそスケートですよ。
下り坂や階段も、ゲタだと怖いですね。
我が家は入り口がスロープなので、
ゲタの時は横向いて降りてます。
ゴム、うまくいくといいんですけど。
とりあえず持ち込んでみますね。